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徹底解説!死者の日(Día de los muertos)のすべて。メキシコ最大の祭りでリメンバーミーの世界を味わおう

メキシコのお盆、死者の日とは?

メキシコと聞いて、まず思い浮かべるのは何でしょうか?タコスを始めとしたメキシコ料理や、カンクンやアカプルコなどのカリブリゾート、そして麻薬や移民に対するイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。

近年では、ディズニーの映画「リメンバーミー」(英題:Coco)でメキシコが取り入れられ、そのテーマとして取り上げられたのが死者の日でした。それでは一体死者の日とは何なのでしょうか?

死者の日とは、先祖を家族にもう一度迎え入れる日のこと。つまり日本で言うお盆に当たります。 日本でお盆というと、家族が集まる一種の行事に形骸化しがちですが、メキシコの死者の日とは少し異なる点があります。 親戚一同が集まり、オフレンダと呼ばれる祭壇を飾り、お墓参りをし、家族で食事をする。それが死者の日の過ごし方です。

メキシコ流お盆:死者の日で大切なのは「楽しく」死者を弔い、思い出すことです。メキシコの各地のお墓はマリーゴールドなどでデコレーションもされます

そして、カラフルなこれらの静物の間に無造作に置かれるのが頭蓋骨もあります。個人や家族のための祭壇には、最近亡くなった人の遺影や、先祖代々の写真も飾られます。

先程も述べましたが、死者の日やデコレーションの基本スタイルは嘆き悲しむのではなく、死者とともに明るく楽しく過ごし、祭りを終えたら、死者たちが満足して死者の国へと行けるように祈ること。それが、メキシコでの死者の日の過ごし方です。

死者の日の起源と歴史

死者の日にはこのように花をもって墓参りをする。

メキシコでは2500-3000年前から、祖先のガイコツを身近に飾る習慣があったといいます。

また、死と生まれ変わりの象徴として、ガイコツもトロフィーの様に扱われていたという記録も残っているんです。当時から死者の日の祝祭は地域によって様々な形で生まれ伝承されてきました。

中でも、アステカ族には冥府の女神ミクトランシワトルに捧げる祝祭があり、それが現代の死者の日に大きな影響を与えていたと言われます。

この祝祭がやがて、死者の貴婦人カトリーナに捧げる祝祭へと形を変え、アステカ暦の9番目の月(現在の8月前半)に祝うようになりました。その後、スペインからの侵略を受け、カトリックの死者の日と融合して今の形になっていきました。

アステカ暦とは、中央メキシコにおける他の先コロンビア人と同様、アステカ人が使用していた暦のことです

カトリックでは、人間が死んだ後で、罪の清めが必要な霊魂は煉獄での清めを受けないと天国にいけないが、生きている人間の祈りとミサによってこの清めの期間が短くなるという考え方があるんです。

だから「カトリックの死者の日」はこのような発想にもとづいて、煉獄の死者のために祈る日という性格の一面も持ち合わせていました。

死者の日グッズ①:パペルピカド(Papel picado)

リメンバーミーでも登場したこのカラフルな切り絵。スペイン語でパペル・ピカド(Papel picado)と呼ばれ、死者の日シーズンになると多くの通りでこのように飾られます。

日本では、アマゾンでも販売していますのでメキシコを感じたい人は是非!

しかし実際には、死者の日を始めとして、独立記念日など複数のイベントで飾られるものになっています。起源については複数あり詳しくはわかっていません。アマテル(木の皮の織物の一種で、ヒスパニック以前の文化圏ではその上に成書を書くために使われていた)がアステカ族によって切られ、装飾として使われたという説もありますが、プエブラのサン・サルバドール・フイクスコロトラ(San Salvador Huixcolotla)が起源という説の方が現在は強く信じられているようです。

16世紀のプエブラは、フィリピンからアカプルコに運ばれた物資がベラクルスにわたる中継地として多くの海外の商品が流通していました。その時にプエブラに合ったの絹でできた薄くて色のついた紙で、papel de China(中国紙)と呼ばれたものです。これをランプや切り紙の装飾品などさまざまなものにアレンジしたのがパペルピカドの起源と言われています。

そして1970年代には、メキシコ中部で死者の日の祭壇、建物、通りをパペルピカドで飾る習慣が生まれたようです。

メキシコの独立記念日(9月16日)には、国の紋章と独立戦争の英雄たちの顔が描かれた切り紙旗が使われる。紙旗の色は、メキシコの国旗の色である緑、白、赤です。

クリスマスに使われる柄は、赤ちゃんイエス、聖母マリアと聖ヨセフ、天使、クリスマスツリー、ハト、ベルなどです。

死者の日に使われる切り紙旗は、当初は聖人の絵が刻まれていましたが、やがてホセ・グアダルペ・ポサダのイラストが採用され、現在では骸骨やドクロ、有名なカトリナなどを描いた色とりどりの紙旗があります。

死者の日グッズ②:オフレンダ(Ofrenda)

オフレンダ, 死者の日

こちらはグッズではないですが、死者の日といえば祭壇を豪華に飾り付けることが大きなポイントです。そして鮮やかなオレンジが美しい、たくさんのマリーゴールドをお墓や祭壇に埋め尽くします。初日の11月1日は子供の魂が、2日は大人の魂が戻る日とされ、供え物がチョコレートなどのお菓子からメスカルなどの酒に変わっていくのも面白いです。

映画リメンバーミー, オフレンダ, 死者の日

映画リメンバーミーのテーマも死者の日。もちろん、オフレンダに関するシーンもありましたね。

死者の日の祭壇「オフレンダ」には何が飾られるの?

オフレンダ, 死者の日

まず注目すべきことは祭壇の一番上から

  1. Santo(聖なる神)
  2. 煉獄の魂(故人が地上に帰ってくるための許可を出す)
  3. 塩(魂を清める)
  4. Pan de muerto(魂の食べ物として)
  5. 個人が好きだった食べ物や果物
  6. 故人の写真
  7. 灰や種などで作られた十字架

このようにそれぞれが意味を持っているのです。

ディズニーの映画「リメンバーミー」の中でも描写がありましたが、大切なのは家族を思い出すことです。だからこそ故人の写真や、好きだった食べ物などを置き、そこに本人がいるかのようにみんなで語り合ったりパーティーをしたりするのです。

死者の日グッズ③:マリーゴールド

死者の日の花、マリーゴールドはメキシコ原産、そして太陽を表しています。

マリーゴールドも死者の日では重要な意味を持ちます。マリーゴールドはメキシコ原産、そして太陽を表しています太陽のピラミッドもあるように、アステカ文明では太陽を大切にしていました。

また、マリーゴールドは死者が通る道を表しています。だから死者の日ではマリーゴールドが飾られるんです。

死者の日, メキシコシティ

このように、メキシコシティの独立記念塔あたりもこのように死者の日が近づくと、マリーゴールドが植えられ町は死者の日で一色になります。

メキシコでの死者の日の楽しみ方

それではメキシコで死者の日( Día de muertos)を楽しみましょう。11月は乾季のためとても過ごしやすい環境にあります。メキシコを訪れるならぜひこの時期が良いでしょう。

毎年10/31~11/2の間に様々なセレモニーが行われています。 多くの人々が墓地に訪れ、死者のお墓にオフレンダと呼ばれる祭壇を作ります。そして、オモチャやテキーラの瓶やビール、メキシコ伝統のアトーレという飲み物など故人が好きだったものをお供えします。

それでは、実際にメキシコで死者の日に行ったら何ができるかお知らせします。

パレードに参加してみよう

死者の日, メキシコ

メキシコシティでは、毎年死者の日になるとこのように盛大にパレードがおこなわれます。もともとパレードは行っていなかったのですが、映画の「007」にてメキシコが舞台となったとき、映画のワンシーンでメキシコシティでの死者の日のパレードのシーンが撮影されました。

映画の1シーンはこちらから!

それがあったため、メキシコシティのパレードが行われるようになったのです。

カトリーナメイクをしてアステカの恰好をした人たちや、骸骨の被り物をしている人まで。見ていてとてもワクワクです!!

死者の日, メキシコ

死者の日のパレードは多くの場所で開催されます。ぜひぜひ楽しんでください!

死者の日, メキシコ

 

昨年のDisneyのPixerによって製作されたRemember me(リメンバーミー:Coco)のおかげもあり死者の日に対する注目度は格段にアップ!メキシコ各地で大盛り上がりのイベントです。

また、メキシコシティの中心部ソナロサ地区では、死者の日シーズンになると可愛くデザインされたカラベラ(骸骨)が通りを彩ります。

死者の日, メキシコシティ

骸骨の前を歩いている人を見てください。この骸骨の大きさがわかりますか?本当に大きいんです。笑

それがこのレフォルマ通りの両向かいに確認しきれないほどの長さまで続いているんです!予想ですが、この骸骨の種類はゆうに100種類は超えていることでしょう。

他にも、アレブリヘの大きいものが並べられます。「アレブリヘ」とは、メキシコの伝統工芸品のことです。リメンバーミーでも見られましたが、カラフルな色使いはやはりラテン地域独特のものでしょうか?

フェイスペイントをしてみよう!

死者の日シーズンになると、フェイスペイントを楽しむことができます。カトリーナメイクともいわれます。男女問わずできますので、是非記念にいかがでしょうか?

メキシコシティでは死者の日のイベントが開催される場所の多くでメイクをすることができます。例えば死者の日はソカロと呼ばれる歴史地区でもイベントなど開催され、その周辺やベジャスアルテス宮殿の近くでもメイクをしてもらえます。

私がメイクをしてもらった時は、ベジャスアルテス宮殿でしてもらえました。このように記念撮影をしても楽しいですね。

死者の日の食べ物をたのしもう!

メキシコでは死者の日付近になると期間限定で楽しめる限定フードがあるのはご存知ですか?

パン・デ・ムエルト:Pan de Muerto

食べ物, 死者の日

こちらは死者の日を代表するパンです。

まず、外見は、十字架、死者をかたどっています。

味はパン屋さんそれぞれですが、多くはほんのりオレンジ風味でアニスと思われる香辛料を使って、とても甘いんです。

けれども、しついこい嫌な甘さではありません。ふわふわで、口のなかでぽわ〜っとそしてお砂糖のシャリシャリが混じって幸せな気分になれるパンです。

砂糖菓子:Dulce de Alfeñique

食べ物, 死者の日

続いてはこちら、骸骨をかたどった砂糖菓子。これも死者の日定番です。

これが屋台などで売られています。味は砂糖菓子なので甘いですが、何にせよ、とてもカラフル!これも必ず食べてほしい一品です。

アトレ:Atole

食べ物, 死者の日

こちらは飲み物。

オフレンダの説明にもありましたが、死者の日には欠かせません。

メソアメリカの伝統的な飲み物であり、メキシコではタマールという食べ物と一緒に飲まれます。材料はマサというトウモロコシの粉をベースに、香り付けとしてシナモンやチョコレートなどが使われます。

さいごに

いかがでしたか?

メキシコの死者の日は伝統もあり、且つメキシコを知ることができるイベントです。是非10月終わり~11月2日までにメキシコを一度訪れてみて下さい!

「死者の日」を見に行く際に注意したいのは、国内線や宿泊の確保を早めにするということです。メキシコの死者の日は今や世界中で有名になったことに加え、多くの人が里帰りをするため飛行機の座席はすぐに埋まってしまい、直近になるとLCCや高速バスでも料金が高くなりますさらにオアハカの主要なホテルはほぼ満室となってしまうほど。死者の日を訪れる際は、特にオアハカなどでは早い予約がおすすめです

 

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