2018メキシコ大統領選、ロペスオブラドール氏が勝利!

 7月1日、メキシコで現職ペニャニエト大統領の任期満了に伴う大統領選挙の投票が1日に行われた。出口調査によると、左派候補のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール氏(64)が勝利する見込みとなった。写真は投票するロペスオブラドール氏。メキシコシティで撮影(2018年 ロイター/Alexandre Meneghini)

AMLO氏がメキシコ大統領選に勝利

7月1日のメキシコ大統領選挙。下馬評通り、左派政党「国会再生運動(MORENA)」を率いる元メキシコ市長のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(Andrés Manuel López Obrador, 通称AMLO)氏が「今日はメキシコにとって歴史的な日だ」と、勝利宣言をした。これにより、現職のピニャ・ニエト・エンリケ大統領に代わり左派大統領が誕生することになった。3つの基本原則を掲げ、これから政治に臨むことになる。

Lenín Moreno con el líder mexicano López Obrador (Recortado).png
Andrés Manuel López Obrador氏。wikipediaより。

ロペスオブラドール氏は3回目の挑戦となった今回の大統領選で、他候補を終始リード。汚職や頻発する暴力、生活水準向上に失敗した経済への国民の失望や反発が同氏への追い風となった。特に同国の人口1億2500万人の約半数に上る貧困層の支持を受けた。

地元紙フィナンシエロの出口調査によると、元メキシコシティー市長でポピュリストのロペスオブラドール氏の得票率は49%。中道右派の野党、国民行動党(PAN)のリカルド・アナヤ前党首は27%、与党・制度的革命党(PRI)のホセ・アントニオ・ミード氏は18%。

また、それに関連し、6月28日には東部キンタナロー州で有力ジャーナリストが射殺される事件も発生している。現時点で選挙との関連は明らかではないが、麻薬組織に脅迫されていたとの報道がある。

大統領選に合わせ、連邦上下両院議会、州知事、州議会などの選挙も実施される中、麻薬組織が関連する暴力が深刻化している。地元メディアによると、各選挙の候補者や出馬予定者で殺害された人は少なくとも130人以上に上る。

西部ミチョアカン州では、中部オカンポ市長選の候補者の殺害に関与した疑いで、警察官30人が逮捕された。

出典https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-07-02/PB7T346K50XY01

メキシコの選挙ってどういうのなの?

メキシコの選挙は日本の選挙と同様に学校や公民館などで行われます。

このように国民は列に並び投票の順番を待ちます。また、会場には警察も集まりその警備に当たります。

このような紙も存在する。

メキシコでは選挙の後、投票した証として、このように(少し薄くなってますが)黒のインクではんこのように指に印をつけます。

メキシコシティの様子

写真から分かるように、メキシコシティの中心地ソカロでは多くの人が集まりお祭り騒ぎになっています。

こちらは同じくソカロの近く、べジャス・アルテス(bellas artes)宮殿。同じくお祭り騒ぎ。

一方、選挙会場ではこんなことも。

最後に

このような状況も起きており、治安にも少なからず影響することもあるかもしれませんのでお気を付けください。昨年9月から始まった選挙戦、今までに計136人が命を落としてしまいました。今は治安も全国で悪くなっていると言います。政治家こそが犯罪組織を求めているという噂もたち、これから新政権になってどう変わるか期待したいですね。

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