非合法移民の男児が死亡 広がる米での波紋
不法移民の収容施設で拘束されていた8歳の中米グアテマラ人男児が体調を崩し、ニューメキシコ州の病院で死亡したことを発表した。
12月7日には同じように7歳のグアテマラ人の女児が亡くなっており、拘束された子どもが死亡したのは今月に入って2人目。
報道によると、男児はクリスマスイブの24日、体調を崩したため当局が施設から父親同行の下でニューメキシコ州の病院に搬送。風邪と診断され、薬を与えられて施設に戻った。しかし、夜に吐き気を催し、再び病院に搬送したが、数時間後の25日に死亡したという。
これにより、米国の人権保護団体が政府に対して不法移民であっても子どもに対しては寛容的な政策をとるべきだと批判し、改善を要求している。
一方のグアテマラ外務省は25日の声明で、詳しい調査と男児のカルテ開示を求めた。
男児その父親がいつ米国に入国、拘束されたのかなどは明らかにされていないが、声明によれば、男児は18日に父親と越境してエルパソにたどり着き、23日にアラモゴードの収容施設へ移送されていた。
国境に隣接するエルパソってどんな街?
引用:visiteelpaso
エルパソ(El Paso、スペイン語で「峠」の意)は、アメリカ合衆国テキサス州最西端に位置する都市。
メキシコとの国境となっているリオグランデ川の北東岸、シウダー・フアレスの対岸に立地し、市の西と北はニューメキシコ州との州境に接する。
エルパソは、アメリカ合衆国とメキシコの国境の町として知られている。シウダーフアレスと国境を接しており、麻薬密売とのかかわりも持っていたとも言われている。
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