ホームステイや留学を通して、日本について聞かれることは多いのではないでしょうか。
実際、わたしもよく日本についてや、日本食についてはよく聞かれます。
それもそのはず、いまメキシコシティでは日本食レストランが続々とオープンをしており、日本文化や日本食は注目を浴びているのです。
また、メキシコに滞在しているときは、パーティーも多く行われると思います。
特に日本の料理を作ってホストファミリーやルームメイトにおもてなしをしたりして、食文化を通じて交流する機会も意外とあるものです。簡単にできる料理を覚えておいて、楽しくて美味しい文化交流をはかってみましょう!
今回は、メキシコ在住者の実体験と実際に外国人に聞いてみた情報をもとに、留学中に喜ばれた日本の料理6つを紹介します。
日本食を作る前に…日本とメキシコの食の違いを理解しよう
まず、日本食を手作りする前に、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
留学先では、日本とは文化が違うため、戸惑うことも多いはず。以下の2つを、理解しておきましょう。
文化による味覚の違い
メキシコ料理と日本料理の違いは何でしょうか?
日本食に見られる特徴は、「だしの豊かさ」が一つあげられるでしょう。
メキシコの料理でも出汁をとるものはありますが、和食のように「薄味で素材の味を最大にまで引き上げる」ということはそこまでせず、食材に味をつけるパターンの方が多いようです。
よって、いままで和食をふるまってきた中では、味の薄い「お吸い物」より味の濃い「味噌汁」が好まれるといった傾向が見られました。
この違いもよく理解しておくと、より喜ばれる料理をふるまうことができるかもしれません。
また、宗教上の問題から、豚肉を食べないなどの人もいるため、ホストファミリーやルームメイトの食文化に合わせて料理を選ぶ方が良いでしょう。
最初のうちは、わからないことも多いので、いろいろとコミュケーションが取れるようになってから料理を振る舞うと良いかもしれません。
材料が普通のスーパーには売っていない?!
次に、日本食に必要な材料が手に入りにくいということ。
最近では日本食も人気なので、ほとんどのスーパーで醤油を見つけられると思います。
これ以外の調味料も、大型店舗であれば調達できるはず。
しかしメキシコで売られている醤油は味が少し甘かったりなど、日本のモノとは異なる場合があるので注意が必要です。そして、ほとんどの調味料や食材が高価だったりすることも…。
このため、基本的には日系スーパーを利用すると良いでしょう。
メキシコシティでは、「ミカサ」や「ヤマモト食料品店」でに和食の調味料や材料を購入することができます。割高ですが、日本で使っている商品を購入できるので、味については安心して利用できます!
外国人に喜ばれる日本料理をつくろう!
事前の予習をしたところで、さぁ本題。実体験&外国人に聞いた結果をご紹介します。
ホストファミリーやルームメイト受けする日本食と材料の入手ポイントを紹介します!
手巻き寿司
まずは鉄板、手巻き寿司です!日本といえば、「Sushi」!ということで、ネームバリューが半端ないと思います。とにかくパーティー好きな家族や友だちには、参加型の手巻き寿司がオススメ。作る過程で盛り上がれます。
皆で作れるし、とてもおいしいし、準備も簡単!寿司パーティーと言えば、手巻き寿司を皆さん想像すると思います。
寿司ネタは、サーモンやアボカドなど普段食べている食材を混ぜる方が受け入れられやすいはず。酢飯は、メキシコのビネガーで代用もできますので準備も簡単!
そのほか、ノリなどすべて日本食料理店でそろえることができます。ぜひ皆でしてみましょう!
生食用の魚は、「ヤマモト食料品店」で販売しているそうですよ!くれぐれも普通のスーパーの魚を生では食べないでくださいね
かつ丼
続いてはみんな大好き肉のどんぶりの鉄板、かつ丼です!
日本食で知られているのは、「丼」という文化。中でも、肉を豪快に載せているかつ丼は不動の人気を誇っています。
やはり、メキシコ、特にメキシコシティなどの内陸は肉文化なので、魚より肉の方が受け入れられやすいようです。日本に海外旅行に来た方も、かつ丼を食べて感激する人もいるので、かつ丼を紹介できたらばっちりでしょう!
豚肉厚切りは一般のスーパーにも売っているので入手しやすいはずですが。問題はパン粉です。
メキシコのスーパーでパン粉はあまり見かけたことはないような気がします。
ミカサをはじめとした日本食スーパーには売っていますので、探してみて下さい。
唐揚げ
こちらも大人気、不動のおかずの唐揚げです。
フライドチキンは世界中どこにでもあるので、多くのメキシコ人にとっても、とっつ安い料理ナンバー1でしょう。
ちなみに、フライドチキンはスペイン語で”Pollo frito”といいます。唐揚げをあえてスペイン語に訳すとしたら、和風フライドチキンということで、”Pollo frito a la japonesa”と表現できるかもしれません。
実はメキシコ人、ショウガや醤油の味付けも好き。日本っぽい醤油の味付けも喜ばれるポイントです。
そして調理のときは、市販のからあげ粉を使うと便利。味付けも一気にできてしまうので料理に慣れていない人でも簡単なので、ぜひやってみてください。
骨なしのもも肉を購入する場合は、肉屋で注文するようにしましょう!
ちなみにスペイン語で骨はhueso。骨なしを頼む場合は、sin hueso と頼みましょう。
生姜焼き
こちらは意外。実はメキシコでは生姜焼きも人気です。やはり肉料理は人気なのでしょうか…
生姜焼きのいいところは、醤油さえあれば、日本食料理店に行かないでも作れること。メキシコでは、Miranesaと呼ばれる部位の肉を使いましょう。そして、ショウガもスーパーで売っていますので簡単に作ることができます。
生姜焼きをよりおいしく作りたい人は、たれにこだわりましょう!
たれの材料(砂糖、しょうゆ、みりん、酒、しょうが)を合わせ、よく混ぜ合わせますことで簡単にできます!
豚汁
今度は汁部門から豚汁がランクインしました。さきほども説明した通り、メキシコではお吸い物より味噌汁の方が好まれる傾向にあるようです。特に豚汁は具も野菜も肉もありボリューム満点、しかも日本の味が味わえるとあって大人気なのです。
豚汁も同じく、簡単に料理ができるうえに材料は一般スーパーでそろえることができるので気軽に取り組みやすいでしょう。
カレーライス
最後にご紹介するのはこちら。海外でカレーといえば、インドカレーが主流。最近メキシコシティでもインドカレーのお店がソナロサにはいくつかありますよね。
そこでこれが日本のカレーだよ、と紹介してみるのもいいですね。
カツカレーも「和」の印象が強く、肉肉しさが欧米人に受け入れられやすいので、おすすめです。
他にもチーズなど彼らになじみのある食材とも相性が良く、トッピングできるのもオススメポイントです。
日系スーパーに行けば、日本のカレールーが売っているので、準備も簡単に進めることができます!
最後に…。日本食が留学中の心の支えになることも
いかがでしたでしょうか。メキシコに留学しているとき、思わぬものがないことも多く不自由することがあります
それに加えて、海外で生活することはある程度のストレスになることもあるでしょう。長期の場合、日本食が恋しくなったりすることもあるので、簡単に作れる日本食は重宝します。
お世話になったホストファミリーや友達に振る舞うだけでなく、自分のご褒美のためにも何かひとつ作れる準備をしておくと良いかもしれませんね!
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