こんにちは!今回初の記事執筆となる九州大学農学部の村田です。
メキシコはサボテンの宝庫であり、道端に生えていたり、食用に用いられたり、生態と用途の広がりには感心させられますよね!
そんな私はこのたび、アメリカ留学時代に何気なく訪れて大好きになったメキシコの情報を多くの人に発信したい、そんな思いを持ってメヒナビメンバーとなりました!
以後お見知りおきをよろしくお願いします。
さて、このたび私は、メキシコでスペイン語技能検定を実施され、現在は駐在員を中心に幅広くスペイン語のクラスを展開されているSociedad Intercultural, S.Cの広瀬社長にお話をお伺いしました!
なぜメキシコでスペイン語技能検定を開催する運びとなったのか、その経緯をメヒナビが行ったインタビュー内容に基づいてインタビュー形式で見ていきましょう!
Sociedad Intercultual, S.Cのオフィス到着

廣瀬さんがメキシコで会社を創るまで

経歴
- 1963年 東京に生まれる
- 1991年 メキシコに渡る
- 1996年 Sociedad Intercultural, S.C.設立 駐在員向けのスペイン語教育機関 メキシコにおける西検の実施団体、日本メキシコ学院理事、日墨協会理事などを歴任
現在
- メキシコ日本商工会議所広報出版委員長、(メキシコシティ―と姉妹都市である)名古屋市のメキシコ連絡員を兼職
メキシコに渡るまでの経緯を教えてください。
広瀬さん)もともとは日本で公務員として働いていました。しかし、当時スペインに旅行をしたことは大きな転機となりました。
スペイン旅行を通して、日本とは全く異なるスペインの社会や文化の在り方に強い衝撃を受け、さらには後のメンターとなる人物との出会いを果たしたのです。
当時の日本社会は、”24時間働けますか”といった謳い文句や、ジャパン・アズ・ナンバー1の時代でした。
しかし、スペインでは日本より労働時間が短いのに対して、日本人よりも人生を謳歌している雰囲気があり、生活の質では負けていると思いました。
自身の日本での公務員生活を見直すとともにスペイン語圏を目指す大きなモチベーションとなり、語学学校に通いながらスペイン語の勉強を始めました。
ご活躍の場として、メキシコを選ばれたのはなぜでしょうか。
広瀬さん)当時スペイン語圏への就活を検討していたときに、メキシコでの求人があったことがきっかけで、着地点としてメキシコの日系会社で働くこととなりました。
また、メキシコは例えばスペインなどの国とは異なっていまだに経済発展をし続けていることもあり、日本人にとってはビジネスチャンスが多く、やりたいことが自由に出来るといった魅力があると考えています。
日本とは違って、メキシコではなんでもあり、スタンダードはないと考えています。

社長の経歴にはとても興味をもって聞かせていただきました。そのなかでも、メキシコではスタンダードなやり方はないという言葉はとても印象に残りました。
ご自身の会社を設立されるまでの経緯を教えてください。
スペインで出会ったメンターの影響を受けたことで、将来は起業し自身の会社を持つことを目標としていました。
メキシコの日系企業で通訳の仕事を数年務めることで、メキシコ人、メキシコ社会を観察し自身の会社を持つための基盤を身につけました。
こうした経緯を経て、1996年には駐在員向けのスペイン語教育機関であるSociedad Intercultural, S.C.を設立するに至りました。

メキシコで成功するためには、起業をすることが一つの選択肢であるということを、実際の体験談を持って聞かせていただきました。
メキシコでスペイン語技能検定を行うということ
メキシコでスペイン語技能検定を実施する背景について教えてください。
広瀬さん)日系企業進出のため、メキシコには駐在員の方が多くいらっしゃいます。
メキシコで働くにあたってスペイン語の能力を客観的に図る試験として日本ではスペイン語検定が長年行われてきましたが、試験を受けるために毎回帰国することは容易ではありません。
このように、メキシコに長期滞在をしながら帰国することのなく検定を受けられるという利便性があります。
あまり知られていないシステムではありますが、メキシコで一次試験を受けたのち、日本で二次試験を受けるといったことも可能です。
現在はメキシコ全土で各試験につき毎回80人前後の受験者を有する大規模な試験となりました。
他の試験と比較して西検が持つ強みを教えてください。
広瀬さん)スペイン語技能検定では日本語とスペイン語を結ぶ能力が試されます。
メキシコで働く日本人の場合だと、職場では日本人とメキシコ人の双方とともに仕事をしていくため、日本語とスペイン語を結ぶ能力が欠かせません。
日本人がメキシコ系の企業で働いてスペイン語だけで完結するということはあまりありません。
スペイン語検定では、日本語をスペイン語に翻訳する問題や時事問題を含めスペイン語に関する総合的な能力が問われるため、ある意味では通訳試験と言えるかもしれません。
またスペイン語検定は各回が確実に開催されるため、たとえばDELEのように、参加者不足の場合には開催されないといったことがありません。
また、スペイン語技能検定は長らく日本で実施されてきた伝統的な試験ですので、メキシコの日系企業や日本でスペイン語の能力をアピールするためにも良い試験だと言えます。

スペイン語検定をメキシコで実施する強みがよく分かりました。
メキシコで展開するスペイン語学校のご紹介
Sociedad Intercultural, S.Cが提供するスペイン語コースについてご紹介お願いします。
広瀬さん)Sociedad Intercultural, S.Cでは主に駐在員の方を対象にスペイン語のスキルアップを目的としたスペイン語のコースを提供しています。
メキシコで活躍するビジネスマンに向けて、メキシコシティとケレタロを中心としたスペイン語のレッスンを展開し、最近ではオンラインのレッスンも行っています。
スペイン語コースの内容についてご説明お願いします。
広瀬さん)プライベートまたはセミプライベートレッスンを基本としているので、各個人の目標、レベル、ペースに合わせてレッスンをオーダーメイドできます。
周りの目を気にすることなく、リラックスした雰囲気の中で授業をお受けいただけます。
本校で独自に行う 「スペイン語講師認定プログラム」を終了した者のみが教師として授業を開始することができる仕組みとなっており、6レベルからなる丁寧な教科書によって、基礎文法を始めとしてビジネスで必要なスペイン語まで、オーダーメイドで質の高いスペイン語授業を受けることができます。
スペイン語コースを行ってきた評判や実績を教えてください。
広瀬さん)当校では、メキシコで活躍する日本人駐在員の方たちを主な対象に23年間スペイン語コースを行ってきたという実績があります。受講者は会社の社長、幹部クラスが多く、ビジネスの第一線で活躍するビジネスパーソンのニーズに答えられるような、質の高いスペイン語のコースを提供してきました。

スペイン語のコース提供を通して、メキシコで活躍する日本人のスペイン語力向上に長年貢献されてきたわけですね。
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企業研修の風景。
Sociedad Intercultural, S.Cは1996年の創設以来、●スペイン語レッスン●西検の実施を中心としてメキシコでスペイン語学習に励む日本人を長らくサポートしてきた。
本記事のまとめ
広瀬社長は1991年にメキシコ渡航後、1996年にSociedad Intercultural, S.Cを設立後、スペイン語レッスンと西検の実施を通じて幅広くメキシコで活躍されてきました。

Sociedad Intercultural, S.Cでのスペイン語レッスンや、メキシコで受ける西検に興味のある方は是非ともSociedad Intercultural, S.Cのホームページから最新の情報をチェックしてみてくださいね!
メトロのインスルヘンテス・スール駅から徒歩5分、オフィスに到着しました!