メキシコ最大の都市であり首都の、メキシコシティ。
多くの本格的な日本食屋さんが並び、日本人コミュニティのみならずメキシコ人からも認められ連日お客さんで賑わっています。
そんな中、2020年1月に「ヒマワリカフェ」というお店がお洒落地区として有名なローマで新しくオープンしました。
今回はそんな話題のヒマワリカフェのレビューをしていきます。
基本情報
住所 | Orizaba 160, Roma Norte, Cuauhtémoc, 06700 Ciudad de México |
電話番号 | +52 55 7160 8304 |
営業時間 | 9:00-20:00 日曜のみ10:00-18:00 |
@himawari_cafe_918 |
アクセス
・メトロ3番線Hospital General駅から徒歩10分
・メトロバスSonora駅から徒歩13分
「ほっこり」がテーマの日本食カフェ
店主は、以前別のメキシコシティの日本食屋さんの「Deigo」にてケーキを卸していて、「モグ ビストロ」でも働いていたという秋田忍さんです。
秋田さん曰く、ヒマワリカフェで最も大事にしていることは「ほっこり」という気持ちだそうです。
いそいそと食べて帰るのではなく、ゆったりと落ち着いた時間を過ごしながら美味しいご飯を食べて、優しい気持ちになってほしい、そんな思いが込められています。
メキシコでは固めの料理が好まれがちで、お肉も魚もしっかりしたものが多いです。味も濃く、「モグ ビストロ」で働いていたころもせっかく作った料理に大量の醤油をかけているメキシコ人が沢山いたそうです。
そんなメキシコ人に、こんなに柔らかくて優しい味わいの料理もあるんだよ、と知ってもらいたいという思いの元、メニューを作っていると語っていました。
メニュー
ハンバーグ、とんかつ、焼き鮭・・・メキシコではなかなか食べられない家庭料理が揃っていて、メニューを読んでいるだけでわくわくします。
人気メニューは焼き魚定食、チキン南蛮定食、とんかつ定食、ヒマワリスパイシーカレー。
今回私たちはチキン南蛮定食(150ぺソ)と焼き魚定食(150ペソ)をいただきました。
料理が届くまでに頂いたのは、黒胡麻バナナジュース(50ペソ)。
甘すぎずすっきりした、なつかしい味わいです。
チキン南蛮定食。白米、お味噌汁、ほうれん草のおひたし、にんじんの和え物、お漬物が付いてきました。ボリュームもお野菜もたっぷり、学生にはたまりません。
副菜が小鉢で提供されるのも、食べてもらいやすいための工夫だそうです。どこまでも優しい秋田さんの人柄がうかがえます。
このお漬物が本当においしくて、秋田さんがメキシコで手に入らない「きゅうりのキューちゃん」が食べたくて、自作しているそうです。
焼き鮭は秋田さん一押しの一品。
やわらかくておいしいお魚を食べてもらうために、原価ギリギリの価格で提供しているそうです!納得のおいしさでした。
魔法のケーキ!看板メニューのスフレチーズケーキ
デザートとして、看板メニューのPastel mágico(魔法のケーキ)のスフレチーズケーキ(60ペソ)をいただきました。
ふわっふわでちょうどよい素朴な甘さで、本格的なスフレチーズケーキです。メキシコのみっちりした激甘ケーキとは比べ物にならない味です。
バリエーションはメニューにはスフレチーズケーキとスフレチョコレートケーキ、インスタグラムには抹茶チーズケーキが載っていました。
最後に
料理が提供されるときに出されるランチョンマットやお盆や箸置きだったり、各テーブルに置かれているお花だったり、おしゃれだけどどこか家庭的な雰囲気がとても心地よく、まるで実家でご飯を食べているような気分になりました。
メキシコシティで美味しい日本食屋さんやラーメン屋さんは幾つかありますが、落ち着いてゆっくりできる、いい意味で「敷居が低い」お店はヒマワリカフェ唯一だと思います。
秋田さんの人柄もおおらかで愛想よく、「誰かから紹介されたのですか?」と気さくに話しかけてくれて、快く取材を受けてくださいました。
メキシコシティで美味しい日本食とスイーツが食べたいとき、実家が恋しいとき、「ほっこり」したいときは、是非ともヒマワリカフェに立ち寄ることをオススメします!
コメントを残す