みなさんこんにちは!
近年メキシコはGDPが伸びている国として世界の注目を集めていました。
特に日本人にとっては自動車メーカーの進出が印象に残っている人も多いのではないでしょうか?それにともないメキシコでの求人が増えてきました。
実際にメキシコ人はどれくらいの給料をもらって生活しているのでしょうか。そして日本人の給与の相場はいくらなのでしょうか?
メキシコでの転職を考えている方に向けて、メキシコの年収、給与事情や物価、生活費について解説します。
現地での具体的な生活を想像したい方はぜひご覧ください。
・メキシコで求人情報を探している人
メキシコでの平均年収はいくら?
引用:http://www.salaryexplorer.com/salary-survey.php?loc=139&loctype=1
メキシコの平均年収はいくらなのでしょうか。実はメキシコの平均年収は、業種・働いている都市でかなり相違があります。
国立統計地理情報院(INEGI)の2018年全国家計調査(ENIGH 2018)によると、所得格差は以前より縮小しているものの依然として大きく、上位10%の世帯の平均所得は下位10%の18倍に及んでいることがわかりました。
INEGIでは個人の年収ではなく、世帯の収入で計算されていますので、ご注意ください。
2018年の世帯平均所得額は、四半期で4万9,610ペソ、月額換算で1万6,537ペソ、年間で19万8444ペソであることがわかりました。これにボーナスなど福利厚生がつくこともあります。
州別に世帯平均所得をみてみましょう。
メキシコで最も世帯平均所得が高いのは首都メキシコシティで月額換算2万6,362ペソ、モンテレイがある北東部ヌエボレオン州が2位、ロス・カボスなど観光が盛んなバハカリフォルニアスール(南)州、バヒオ地区のケレタロ州、グアダラハラのハリスコ州と続きます。
メキシコでは、総じて工業州である北部諸州の所得水準が高く、農業州である南部諸州の所得水準が低いことがわかっています。
例えばモンテレイは有力財閥の本拠地であり有数の工業都市として有名で、ケレタロ州やアグアスカリエンテス州・グアナファト州は自動車産業を中心とする企業進出が相次いでいるため、メキシコ国内でも所得水準も高くなっています。
一方、最も所得水準の低い州はグアテマラと国境を接している南部チアパス州であり、世帯平均所得は月額換算で8,837ペソほどです。これは、メキシコシティの3分の1に過ぎず、下位に位置する3州は、チアパス州に続いてゲレロ州、オアハカ州で、いずれも南部の州になります。
OECD調べではメキシコの平均年収は16,298米ドルとデータが公表されています。メキシコペソに換算するとおよそ40万ペソ弱です。
Salary Explorerではメキシコの平均月収は26,800ペソと公表されています。LOWが3,630ペソ、HIGHが11,900ペソとなっており、貧富の差が大きいことが分かります。
以上3つの媒体で調べてみましたが、OECDの数字は少し高そうです。
メキシコの富裕層の年収がとても高く、平均では正確な数字は測れないものと思われます。
日本人現地採用の場合は、中途で月給3~5万ペソ、メキシコ人ワーカーだと1万ペソ未満、マネージャークラスで6~10万ペソというイメージとのことです。
- 参考:https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/3c98440a2e9769df.html
- 参考:https://data.oecd.org/earnwage/average-wages.htm
- 参考:https://www.inegi.org.mx/temas/ingresoshog/
- 参考:http://www.salaryexplorer.com/salary-survey.php?loc=139&loctype=1
メキシコでの日本人給与の平均は?
日本人の現地採用の給与相場について、もちろん経験、スキルによって給与は異なりますが、スペイン語の語学素地を持つ新卒で2万5千ペソ~3万5千ペソ、社会人経験を持つ中途採用で2万8千ペソ~4万ペソ、業界の経験を持つ即戦力で3万5千ペソ以上が相場となっています。
5万ペソ前後で部門や小規模拠点のマネジメント、8万ペソ前後で工場のマネジメントといったイメージです。
日本円に換算すると低く感じてしまうかもしれませんが、日本と比べると物価が安く、また、メキシコ人の新卒の相場が1万ペソ未満であることを考えると、比較的と余裕のある生活ができるのではないでしょうか。
1ペソ = 5.81円(2020年1月時点)
1ドル = 約19ペソ = 約110円(2020年1月時点)
※あくまでもおおよその数値です。
※ここから税金が差し引かれる為、7~8割が手取り額になります。
メキシコで一か月生活するための予算
それでは、実際にメキシコの物価はどの程度なのでしょうか?メキシコの物価や、一か月生活するための予算を具体例を基に紹介していこうと思います!
水:10Lで20ペソ(約110円)
野菜・果物:1kgで20~50ペソ(約110~300円)
牛肉:1kgで150ペソ(約900円)
カップラーメン:1個5ペソ
メキシコでは野菜も肉も果物も非常に安く手に入れることができます。農業大国であるメキシコでは、乳製品や小麦粉、野菜類も日本と比べてかなり安いため、普通に食事する分には食費は安く抑えられるでしょう。
しかし魚は他の食材と比べると異様に高いので、魚を食べ慣れている日本人からしたら少しつらいかもしれませんね。
また、レストランでの費用は以下の通り。
屋台のタコス:1枚17ペソ(約100円)
食堂のランチセット:70ペソ(約400円)
レストランでのディナー:100~200ペソ(約600~1,200円)
日本食レストランでのディナー:300~500ペソ(約1,800円~3,000円)
ビール:1杯30ペソ(約180円)~
詳細についてはこちらの記事もご覧ください。
メキシコで生活するうえで気を付けたいのは医療費。
IMSS(健康保険などを発行する社会保険庁)の加入者はIMSSが提携している病院で無料で治療が受けられます。
しかし常時非常に混んでいるため、日本人は私立病院へかかることが多いようです。その際、治療費が高額になる場合もある為、一定の金額をオーバーした際に適用される高額医療保険への加入がお勧めです。
対象はプランによって異なりますが、現在の加入者の平均としては2,641ペソ(約15,000円)以上の医療費に適用されるプランを利用しているようです。
その為、仮にこの対象額のプランに加入していて3,000ペソの医療費がかかった場合は359ペソは保険が適用・残りの2,641ペソは自腹となります。
また、アグアスカリエンテスの例ではありますが風邪の場合は500~1,500ペソ程度なので、加入していても自腹のケースが多いようです。
メキシコ人もすぐ病院には行かず、薬局で無料の診察を受けて薬を買って治します。軽い風邪の場合は、薬局に付属している相談所(consulta)があるのでそこで相談し薬を買うこともできますので、人によっては使う人もいるようです。
メキシコの求人情報の福利厚生部分にも高額医療保険の記載はありますので、チェックしてみてください!
日本人はメキシコでどのような生活ができる?
実際にメキシコで働く日本人はどのような生活をしているのでしょうか。
まず家についてですが、メキシコは家族を大切にする文化が強く、大家族で暮らしている人が多い為、単身用に作られた家はあまりありません。
その為、1人暮らしでも3LDKの二階建て一軒家などに住んでいる日本人が多いのです。
予め家具がついている家も多く、その場合は1万ペソ前後、家具無しだと7千ペソ前後くらいが相場となっています。ルームシェアの場合は3千ペソくらいから住める家があるようです。
州によって相場が異なります。
日本人は待遇によって住む家が異なると思いますが、現地採用の方の場合は8千ペソ程度の家に住んでいる人が多い印象です。
食費含めて生活費が日本と比べると安いので、家賃と食費を合わせて毎月1万5千~2万ペソあれば生活ができます。
その為、年に1回自費で日本帰国をしたり、年に数回国内外旅行をしている人も多く、特別贅沢をしなければ貯金は可能です。
娯楽についても、日本よりも安い料金で映画館、ボーリング、ジム等が楽しめます。
・映画館:100ペソ程度
・ボーリング:60ペソ程度/ゲーム(靴代込み)
・ジム:50ペソ程度/回
日本に比べるとジムの利用料が安く、1回50ペソ程度で行くことができるため、体を鍛えている人も大勢いらっしゃいます。
他に日本よりも気軽にできる趣味としてはジムの他にラテンダンス等でしょうか。
週末は日本人、メキシコ人の知り合いと集まってバーベキューをしたり、車で州外への日帰り旅行、バーやクラブで楽しんでいる人が多いです。
また、日本と比べると犬・猫などのペットを飼っている人が多い印象です。
ひとりで一軒家で生活している人も多いので、ペットを飼いやすい環境にあることと、家が広すぎて寂しいので購入する人が多いのだと思います。
カラオケや居酒屋、アミューズメント施設が数多くある日本と比較すると娯楽は少なく感じるかもしれませんが、スペイン語の授業を受講したり、楽器や運動、料理など新しい趣味を始めたり、家が広いのでホームパーティーをしたり、家事に時間を要したりと皆充実した生活を送っているようです!
メキシコで年収を上げるために必要なこと
メキシコで給与が高い求人はどのようなスキルや経験が求められているのでしょうか。
現地採用の給与でも比較的充実した生活を送ることは可能ですが、長期でメキシコ就業を検討されている場合は昇給やキャリアパスが気になるところですよね。
そこで、昇給やより良いキャリアパスを実現するために必要なことについても触れてみようと思います。
1社で長期経験を積む
メキシコの日系企業の中には設立業務が落ち着き、徐々に現地化(駐在員を減らしてメキシコ現地に運営を任せていく動き)を進める企業が増えてきています。
そういった企業で現地採用として長期間働く日本人は、日本の考えとメキシコ現地の状況を理解できる貴重な存在です。
その為、徐々に任せられる業務の幅も広がり、将来的に重要なポジションに就ける可能性も十分にあります。
転職をしてキャリアアップ
キャリアアップの為に転職を検討されている方も多いと思います。
高給与の求人は、語学スキルだけでなくその業界での経験値とマネジメント経験が求められます。
入社して直ぐに即戦力として活躍いただけることや、社内体制の再編などが期待されているようです。
しかし、だからと言って転職を繰り返してしまうと入社後の早期転職リスクを懸念され、徐々に転職が難しくなってしまう傾向にありますので、入社後のミスマッチが発生しないよう、長期で勤められる企業かどうか見極めをすることも非常に大切です。
職種別キャリアパス
メキシコでは大学の専攻科目を活かして今後のキャリアを形成する人が多い為、日本のジョブローテーションのように給与を維持しながら、幅広い職種を経験している人は少ないようです。
その為、ご自身の専門分野に専念し、その道で働き続けることがキャリアアップの近道と言えるでしょう。
新しい職種へチャレンジしたい場合は給与が下がってしまう可能性があることを理解した上で転職活動を行ってみてください。
とはいえ、まだまだやりたいことを明確に見つけられないという方には通訳翻訳職が向いているかもしれません。
この職種は通常、企業の組織図から独立しており、様々な部署を言語面からサポートすることになります。
その為、語学力を磨きながら製造知識、管理部門知識など、会社全体を知ることができます。
通訳翻訳の仕事を通して別の分野へ興味を持つようになり、キャリアチェンジする人も多い印象です。
最後に~じゃあメキシコで転職する場合、どこが良いのか?~
では、メキシコで理想の転職をするにはどうすればよいのでしょうか?メキシコの転職はここがお勧めです!
では、メキシコで確実にキャリアアップを目指したり、自分のやりたい人生を送ったりするためにメキシコへの転職を行う場合、どうしたらよいのでしょうか?
クイックグローバルメキシコは、日本で40年以上にわたって人材ビジネスに取り組んできた株式会社クイックのメキシコ法人。現在、『メキシコで働きたい』方に求人情報紹介と就職・転職のサポートをしています。
クイックグローバルメキシコのすごいところは、メキシコの日系企業の求人数が国内最大級!にもかかわらずサポートがとても手厚いんです!
クイックグローバルメキシコが求職者の経歴をみて、プロの視点からポストを企業に売り込んでくれたり、面談やその後のやり取りを通して求職者の人柄を理解し、適した会社、適した仕事を開拓してくれることも。
日本にある人材紹介会社ではここまでしてくれないのではないでしょうか?
また、現在募集している職種の幅がとても広いことも大きな特徴の一つです。
翻訳・通訳・営業・技術職・生産管理職・マネージャーetc、これでも現在募集している職種の一部。
相談・ご紹介はすべて無料!ですので気軽に問い合わせてみましょう。まずは気になる求人があるか、下記のリンクよりご覧ください。
▼クイックグローバルメキシコさんの求人情報はこちらから▼
本記事は、メヒナビとQuick Global Mexicoとのコラボ記事でお届けします!