メキシコで家を借りてみよう!
今回は、メキシコにおける賃貸契約についての記事になります。メキシコに移住されたばかりの方にとっては慣れない土地で諸々不安がある中、最初に訪れる難関ですね。
実は銀行口座開設のためには住所証明(ガスの請求書等)が必要だったりと、何をするにもまず住居が必要になります。今回の記事をご覧いただき、是非ともスムーズに賃貸契約をクリアしましょう!
今回の記事の内容はメキシコシティで家を契約した筆者の一体験談です。実際は住む地域や大家さん、不動産屋によって異なりますので、参考情報としてご確認ください。
メキシコシティの日本人向け住居エリア紹介
まずはメキシコシティにおける日本人向け人気居住エリアをご紹介します。下記のピン止めしている箇所が「Plaza Carso」という場所であり、メキシコ最大の通信会社TELCELのオフィスがあります。
この近辺にカルソグループのマンションが何棟もあり、日本人、特に日系企業勤めの駐在者はいずれかの棟に住んでいることが多いです。「グランドカルソ」「ボティチェリ」「ヴァンゴッホ」といった棟がありますが、全てこのカルソグループです。
余談ですが、このカルソグループはCarlos Slimという大富豪が設立した会社であり、真向かいにあるSoumaya美術館も彼によって設立されました。入館料が無料と太っ腹です!
一方カルソグループのマンションは、2022年時点でどの棟も月額32,000~35,000ペソと高級です。日本円で月に20万円は超えてきますので、駐在者のように会社からの家賃補助が無ければ暮らすのは難しいかもしれません。
上記カルソグループは単身者が多いですが、家族帯同者に人気なのは下記のMiyana(ミジャナ)です。カルソよりも部屋が広く、ビルの下は商業施設になっておりスーパーや美容院、ボウリング場やスターバックス、レストランなどが直結です。
その分家賃も高く、月45,000ペソ程度かかるようです。
必見!メキシコでの賃貸契約の際の流れ
ここからは賃貸契約をするための流れ・手順について説明します。
1. 不動産屋を見つける
ここは日本と同じです。町には不動産屋があり、希望のエリアをカルソ(ミジャナ)と伝えればその空き状況を案内してくれます。
最近は日本人で不動産業をやっている方もおり、筆者はその方にカルソを紹介してもらいました。
タイミング悪くその方が日本へ帰国されており、配偶者の方とスペイン語で何とか進めました…。
企業勤めの方であれば、前任の方・もしくは同僚の方に不動産屋を紹介してもらいましょう。最近はInstagramで情報発信している日本人の方も多いので、全くつてが無くメキシコに来られる方はInstagram上で協力を仰いでも良いと思います。
メキシコにいる日本人は本当にみんな優しく親切です!!
2. 内見をする
①で不動産屋と日程を合わせ、実際に内見を開始します。内見を始めると驚くのが、部屋によって全く雰囲気が異なります。
日本のように前居住者が出る際に家具など一式を撤去するのではなく、大家さんの趣味で家具や家電が備え付けられており、住居者が変わってもそれらが使用されます。中には必要のない物もあると思いますので、内見の際に大家さんに対して「これは撤去可能か?」といったことを確認することも重要です。
3. 大家さんと交渉する
ベストな物件を見つけたら、大家さんと交渉をスタートしましょう。個人的には、ここが一番重要なポイントだと思います。
まずメキシコでは家具家電備え付けが一般的なため、これらをチェックした上で気に入らなければ、契約前に取り換えてもらう必要があります。これによって家賃が変動するのか等、交渉が必要になります。(詳細は後述)
基本的に賃貸は年間契約となりますので、1年未満しか滞在しない場合は前もってこの点も交渉が必要となります。
4. 契約する
契約の際は以下が必要になります。
不動産屋や大家さんによっては、会社の在籍証明書の提出が必要な場合もあるようです。不動産屋に確認して、必要書類を事前に準備するようにしましょう。
入居前交渉の補足
メキシコでは以下のように洗濯機の上に乾燥機がセットになったものが一般的です。洗濯機に関してはよっぽど新しく見えない限り取り換えてもらうことを強くお勧めします。
洗濯機は使ってみないとわからない点が怖く、臭いなども気になります。筆者はこれを取り換えてもらわなかったため、最初の頃は何度も洗濯槽洗剤を使って洗浄しました。(ちなみに洗濯槽洗剤はドクターベックマンがおススメです)
可能であれば、冷蔵庫や電子レンジも最新のものにしてもらいましょう。メキシコでは家電においてLGが強いですが、パナソニックの電子レンジなどもあります。私の部屋は冷蔵庫・電子レンジは最新でしたので問題無かったです。
ですが交渉の際に追加で圧力鍋や扇風機を付けてもらいました。メキシコシティは標高が高いため普通の炊飯器では美味しくご飯が炊けないので圧力鍋は必須です。
またメキシコは一年を通して比較的過ごしやすい気候が続くため一般的にエアコンを置かない家庭が多いです。しかし夏は暑く冬はそこそこ寒いので、必要であれば扇風機や暖房を備え付けてもらいましょう。
またシャワー回りも要確認です。メキシコの水道水はカルキが強いのか、水回りがすぐに白くなりシャワーヘッドも詰まりやすいです。加えて固定されたオーバーヘッドシャワーが多いため、可能であれば可動式のシャワーに変更してもらった方が良いです。後付けの備品棚もあればGood!
光熱費などの支払いについて
契約内容によっては光熱費を家賃に含めることも可能ですが、月によって変動するほか多めに徴収される可能性もあるので、光熱費は自身で支払う方が良いかと思います。
水・電気・ガス・通信(TELMEX)がそれぞれ別で、毎月 or 隔月で請求書を送ってきます。これらはスーパーのレジで支払可能ですので、お買い物ついでに支払う形でOKです。
水や電気はとても安く、100ペソに届かないことがありますが、通信は400ペソ弱、ガスは500~600ペソくらいが平均のようです。
これはメキシコ人の友人から聞いた話ですが、メキシコでは毎月電気やガスの検針に来ないことが普通のため、急に高額な請求が来た場合には管理会社に連絡して検針に来てもらう必要があるようです。
これを依頼しなければ、毎月この高額な請求額がベースとなってしまうようです。また、ガスボンベが屋外にある友人はガスを盗まれたことがあり高額な請求だったということも・・・。この辺りも賃貸契約の際は確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。不動産屋とコンタクトが取れれば、賃貸の契約自体は難しくないと思います。しかし家具家電備え付けで入居前交渉が必要な点は日本と異なりますので、後悔しないよう可能な限り交渉して快適空間を作り上げましょう!
CdMxにも長いこと住んでいましたが、普通の炊飯器でお米は炊いていましたが、普通に炊けます。今、ケレタローに住んでいますが、ここも海抜1850メータで圧力釜でなければ炊けないないといわれている日本人だらけですが、普通に炊けています。
お米にうるさい日本人も来られますが、CdMxでもここでも、お米がうますぎるくらい上手に炊けているとお褒めの言葉を頂いています。
確かに海抜3000メータ以上のところでは、圧力釜が必要ですが、2240メータで炊飯器は圧力釜でなければダメって無知な神話そのものです。
当方 現在 CDMXに住んでいまる溝口と申しますが 普通の炊飯器で炊くとやはり芯が残ってしまいます。
他の日本人も同意見。。
日本から船便で持ってきたPanasonic製とMikasaで買ったカルフォルニア米使用
普通の炊飯器でも炊き方等 工夫が必要なのでしょうか?