【2023年】死者の日のイベント情報まとめと楽しみ方@グアナファト&サンミゲルデアジェンデ編

みなさんこんにちは。

先日はメキシコシティで楽しめる死者の日のイベントについてご紹介しました。

死者の日とは、先祖を家族にもう一度迎え入れる日のこと。つまり日本で言うお盆に当たります。 日本でお盆というと、家族が集まる一種の行事に形骸化しがちですが、メキシコの死者の日とは少し異なる点があります。 親戚一同が集まり、オフレンダと呼ばれる祭壇を飾り、お墓参りをし、家族で食事をする。それが死者の日の過ごし方です。

そんなメキシコ人にとって一大イベントであるこの死者の日が近づくと、各都市において様々な御璽やイベントが予定されています。

ちなみにメキシコシティのイベントはこちらより

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2023.10.31

そこで今回は、メキシコシティに次いでグアナファトとサン・ミゲル・デ・アジェンデで行われる死者の日のイベントをご紹介しようと思います。是非訪れてみて下さい！

グアナファトで楽しめる死者の日のイベント

① カラベラスとカトリーナのパレードを見る

このパレードは、ガイコツやカトリーナに扮した数百人の人々がグアナファトの街を練り歩くもので、死者を讃え、生を祝う陽気でカラフルな祭典であり、グアナファトの人々や世界中から訪れる観光客が集まります。

「カトリーナ」とは、メキシコの死者の日（Dia de los Muertos）の伝統に登場する、髑髏の仮面を被り、美しく着飾った女性のキャラクターです。このキャラクターは、死者の日の祭りの象徴的な要素の一つであり、メキシコの文化において非常に愛されている存在です。

今年は11月1日、19:00にエンバハドラス・ガーデン（el Jardín de Embajadoras）からスタートします。そこからアロンディガまでのパレードとなります。

② グアナファト大学の大階段を使ったオフレンダを堪能する

大きいオフレンダを見たい！！という人はグアナファト大学を訪れてみてはいかがでしょうか？

「オフレンダ」（Ofrenda）は、メキシコの死者の日（Dia de los Muertos）の伝統において重要な要素であり、故人を追悼し祝福するために用意される供え物や祭壇を指します。この言葉はスペイン語で「贈り物」や「奉納物」を意味し、死者の日に家庭や墓地で行われる特別な祭壇や飾りつけに関連して使用されます。オフレンダは、死者の日に故人の霊を迎え入れ、喜ばせるための食べ物、飲み物、お花、キャンドル、写真、宗教的なアイテム、おもちゃなどから成り立っています。これらの供え物は、故人が亡くなった後も彼らの魂が家族と共に過ごし、祝福されることを意味しています。

グアナファト大学の約300人の生徒がUGモニュメントに集い、オフレンダを作ります。これは2000年前後から始まったイベントで、今では大学生のみならず街の人々にとってもなくては奈良に伝統になっているそう。

2023年は10月31日（火）21:00から点灯され、「階段の最初の下の部分は人類の最初の神である太陽に捧げられ、真ん中付近は供養の基本的な要素である水に捧げられ、そこにはカトリックの到来を象徴する十字架も置かれています。

毎年学生が作るオフレンダ、是非見に行ってみてはどうでしょうか？

③ 花でできたカーペット（tapetes florales）を鑑賞する

この展覧会は、歴史的な市街地の通り沿いに花の絨毯を制作するものです。絨毯は、着色されたおがくず、花、種子、その他の自然素材で作られており、デザインは多種多様で、死、生命、自然、宗教的なテーマなどを表現されています。

この展覧会は、グアナファトの人々の創造性と創意工夫を目の当たりにし、メキシコの「死者の日」の伝統について学ぶまたとない機会でもあります。グアナファトの細い小道に突如現れる芸術。これこそ非日常を感じられずにはいられません。

2023年、グアナフアトにおけるexhibición de tapetes floralesは、11月2日午前7時から開催されます。

④ トンネルでモミア（ミイラ）を鑑賞する

さて、こちらは一風変わったイベントをご紹介。

このイベントにグアナファトの有名なミイラを欠かすことはできない。そのため、Subterráneaとして知られるミゲル・イダルゴ通りでは、サンタ・パウラ墓地から発掘された10体のミイラがガラス張りのブースに展示されます。入場無料なのもポイントです。

グアナファトのミイラの発見は、特異な歴史的出来事であり、1930年代に遡ります。当初、墓地管理者は料金未納者のために墓を開けるために墓地内で発掘作業を行っていました。彼らは古い墓の多くで驚くべき状態のミイラを発見し、これらのミイラが保存されていたのです。これらのミイラは、自然の過程で乾燥し、保存されていたと考えられています。これらのミイラは、19世紀から20世紀初頭にかけて埋葬されたもので、病気や感染症によって亡くなった人々のものと考えられています。彼らの遺体は墓地内の地下納骨堂に埋葬されており、湿度や土壌の条件によって腐敗が防がれ、代わりに自然に乾燥された結果、ミイラ化が進行し遺体は驚くほどよく保存されました。これらのミイラは一般に公開され、観光名所として訪れる人々に展示されています。

全長1.5キロのこの空間では、10体のミイラが展示されるだけでなく、工芸品ギャラリー、デスラグ、ホラー映画、ダンスミュージック、フードトラック、カクテル、この地方のビールなどが楽しむこともできます！

サン・ミゲル・デ・アジェンデで楽しめる死者の日のイベント

サンミゲルでは特別に伝統的な意味合いを持ち、今週10月30日（月）から11月5日（日）まで、メキシコの国際的アーティスト、リラ・ダウンズによるプレゼンテーションや、文化グループ「In Xochitl – In Cuicatl」による「De luz y sombras en el Día de Muertos…」という詩の朗読など、家族全員で楽しめるプログラムが満載です。

① カラベラスとカトリーナのパレードを見る

例年通り、11月2日の夕方6時から、カルドからメインガーデンまで、「死者のパレードとカトリナス（Desfile de Muertos y Catrinas）」が行われ、サンミゲルの家族連れ、観光客、旅行者が一緒になって、サンミゲルをメキシコと世界に位置づけたこのメキシコの伝統にちなんだ華やかな装いで、サンミゲルの通りを魅了します。

教会での祈り: サン・ミゲル・デ・アジェンデには美しい教会があり、死者の日には教会で特別な祈りや宗教的儀式が行われます。これは、故人への祝福と尊敬を表す重要な瞬間です。

サン・ミゲル・デ・アジェンデは美しい町で、死者の日には伝統的な祭りと活気ある雰囲気が楽しめます。死者の日の期間中に訪れることで、メキシコの文化と伝統に触れ、死者を尊敬し祝福する精神を共有できるでしょう。

最後に

いかがでしたか？グアナファトでも死者の日のイベントは盛りだくさん。ぜひこの週末はメキシコを感じる2日間を過ごしてみて下さい。

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