¡Hola! スペイン語YouTuberのノブシート(@spanish_nobu)です!
メキシコ南部オアハカにあるスペイン語語学学校で働きながら日本一のスペイン語YouTuberとして活動しています(チャンネルはコチラ)
唐突ですが質問です。
「あなたの勉強はだれかの役に立ってますか?」
僕もずっとそう思っていました。ですが、それでは「もったいない」とTEDスピーカーLuis von Ahnはいいます。
『学びながら価値を生み出せ』と語る彼の考え方は、スペイン語学習にも応用できます。2分で読める記事ですので、ぜひスキマ時間に学習法をアップデートしちゃいましょう。
・勉強したことが頭に入ってこない方
・語学力の伸びが停滞気味の方
「見習い」のように学べ
まずは彼のTED(音声:スペイン語|字幕:複数言語あり)をご覧ください。
- グアテマラ出身
- 外国語学習アプリ「HelloTalk」の生みの親
『学校で学んでいる間、僕たちは(社会的に)なんの価値も生み出していない。それはもったいない(拙訳)』
と彼はいいます。どういうことでしょうか?
今日、ごく当たり前にようにテキストや問題集を使って勉強しますよね。解説を読み、用意された問題にあてはまる回答を探す。多くの人はこの繰り返しで知識を身につけレベルアップします。
そして実力をつけた後、社会に出て能力を発揮するわけです。
つまり、学んでいる間は社会に何一つ貢献していないとも考えられます。
そこで彼が目をつけたのが、中世ヨーロッパの【見習い制度】
『中世では、肉屋になりたければ肉屋の見習いとして働けばよかった(拙訳)』
と語っているように、なにかを学びたければ「いきなり働き始める」という方法が当時は一般的でした。
学費を払う必要はなく自分の労働力を「対価」として提供しながらスキルアップすることができたのです。
見習い制度の特筆すべき点は生産性です。
『見習い制度の最も素晴らしい点は、社会的な観点から見てとても効率が良いことだ(拙訳)』
前述の通り、学校の勉強が社会的に「なにも生産していない」のに対して、見習い制度は親方(師匠)の仕事を手伝うことで価値を生み出しています。
現代も学びながら価値をつくるべきだ、というのが彼の考えです。
価値をつくるのは能力ではなく意思
と思う方もいるでしょう。でも「小さな価値」なら今すぐにでもつくれます。
大好きなTEDのスピーチがこちら。グアテマラ出身で語学学習アプリHelloTalkを創った人が語る教育。「学びながら価値をつくる」と彼はいいます。
スペイン語動画を毎日投稿していいねやコメントを頂くとささやかながらも価値をつくれていると実感します。とにかく継続するぞhttps://t.co/kvyzJpuho5
— ノブシート@スペ語YouTuber🇪🇸▶︎ (@spanish_nobu) 13 de junio de 2018
https://platform.twitter.com/widgets.js
こちらのツイートをした頃、Twitterに毎日スペイン語レッスン動画を投稿していました。今でこそYouTuberとして活動していますが、最初は話すことも苦手でしたし動画の編集もしたことがありませんでした。
スペイン語だってペラペラだったわけではありません。2時間かけてつくった動画に全然リアクションがもらえないこともザラでした。
それでも「きっと誰かの役に立つはず」と言い聞かせて、来る日も来る日も動画を投稿していました。
「価値をつくる」というと「目から鱗の情報を発信しなければ…」と構えてしまうかもしれませんが、そんな必要はありません。
あなたの知っていること、学んだばかりのことをアウトプットするだけで価値はつくれます。なぜならそれは誰かにとっては知らない情報だからです。
価値をつくるのは能力ではなく意志です。能力があっても意志が伴わなければ、何一つ価値はつくれません。
あなたはいつ「生徒」から「先生」になるのか
教えることで価値をつくっている職業といえば、先生ですね。
学校で教えようと思うと教員免許などが必要になってくるわけですが、外国語をだれかにちょこっとおしえる「先生」であれば、誰でも今すぐになれます。今すぐに
たとえ今、なにも知らなくても学びながら教える(価値をつくる)ことだってできます。それがLuis von Ahnのいうところの「もったいなくない」学習法です。
「先生」になるメリットはそれだけではありません。教えることで自分自身も学ぶことができるのです。しかも、生徒よりも効率よく。
https://twitter.com/spanish_nobu/status/1044552601646227456
https://twitter.com/spanish_nobu/status/1026919394276986880
教える人は、ただなんとなく学んでいる人よりも深い理解が必要です。相手に理解してもらうために感覚を言語化(言葉で説明できるほど理解)しないといけないからです。
こういった意見が聞こえてきそうですが、これはスペイン語がうまいかどうかの問題ではなく覚悟があるかどうかという話です。
前述の通り、誰でも価値をつくれて「先生」になれるわけですから能力ではなく気持ちの問題だということです。
ただ学んでいる人と【教えることを前提として学んでいる人】の学習定着率は段違い。だから、早く「生徒」から「先生」になった方がいいというわけです。
おわりに
まとめると、今すぐ!学んだことをアウトプット(だれかに教える・SNSで発信するなど)しよう!ということです。
最後に模範となる事例をご紹介します。
マルチリンガルフリーランサーのZICCO(@ziccommune)さんは最近スペイン語学習をはじめたそうなのですが、学んだことをすぐさま”文法図解”という価値に変換されてます…!
図解をつくる段階で学習したことがだいぶ定着したはずです。このように「誰かに教えよう」「イラストで表現しよう」と目線を上げることで学習自体の効率が上がるということです。
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スペイン語YouTuber ノブシート
おわり