プエルト・バジャルタはメキシコの大平洋側に位置する、人口約20万人の海岸沿いの港町です。
2019年度には「世界で訪れたい街ランキング」でトップ4に入るなど、近年その知名度は右肩上がりです!
透き通る水と白い砂浜を持つ数多くのビーチや、教会やカラフルは扉などなんともメキシコらしい建物がある旧市街地は1年を通して、世界中の観光客で賑わっています。
大きいボートや個人水上タクシーで人目を離れた隠れビーチを訪れたり、シュノーケリングやスキューバーダイビングでカラフルな魚やサンゴ礁観察を楽しんだり、旧市街散策やタコス食い倒れに挑戦したりと、体験したい事は沢山あります。

今回はそんなエキサイティングなプエルトバジャルタを訪れた際に、一度は行っておきたい人気の観光スポットを紹介します。
① ソナ・ロマンティカ(Zona Romantica)

プエルトバジャルタの南側に位置する旧市街、通称ソナ・ロマンティカ。
この地域ではメキシコらしいカラフルな壁のお家や、カラフルなパペルピカド(メキシコのお祭りでよく目にする、カラフルな紙飾り)やブーゲンベルゲの飾られた可愛らしい小道、ベンチや花壇がモザイクタイルで飾られたラサロ・カルデナス公園(Parque Lázaro Cárdenas)、食欲をそそる匂いを周囲に放つ無数の路上タコス屋と、なんともメキシコらしい雰囲気を味わえるはず。
クラフトビールを取扱うバーや、メキシコ産コーヒーを楽しめるカフェテリア、リキュールを使ったスムージ専門店など、お洒落なカフェやバーもこの地域には沢山あります。
さらに、この地域は日本人にはちょっと驚きな文化の世界的中心地でもあるんです…。
プエルト・バジャルタは世界的にも有名な同性愛者の聖地。
そしてここソナ・ロマンティカは同性愛文化の中心地なのです。
通りやバーはそんな自由な価値観を持ち、人生を謳歌する各国の人々で溢れています。是非この魅力たっぷりなソナ・ロマンティカ地域に足を運んでみて下さい。
他では経験できない、新しい文化や価値観を発見できるはずです。
ソナ・ロマンティカ(Zona Romantica)
②プラヤ・デ・ロス・ムエルトス(Playa de los muertos)

プエルトバジャルタといえばビーチ。
この街を訪れたからには無数にある美しいビーチに足を運ばずには要られません。
そんな数あるビーチの中でもプラヤ・デ・ロス・ムエルトスはプエルト・バジャルタのアイコン的ビーチです。
中心街から徒歩10分とアクセスの良さもあり、通年地元っ子や観光客で賑わっています。
白い砂浜と青い海が広がるこのビーチですが、実はとても怖い一面を持っています。
ビーチの名前を日本語へ訳すと「死人の砂浜」..,、キラキラ輝く水面と観光客で溢れかえる賑やかなビーチには全く不向きな、まるで墓場のような名前を持っているのです。
名前の由来は諸説あるのですが、ここでは中でも最も本当そうな2つを紹介します。
1つ目は、プエルトバジャルタは昔銀山であり、村にあるお宝を求め海賊達が攻め入り、村人をこのビーチで全滅させて宝を全て奪い去ったというなんとも残酷な話。もう1つは、このビーチは昔は墓場であったという話。著者は後者であってほしいと願います。
さらに、ビーチにはエビや魚の串焼き、カットフルーツ、メキシコスイーツを売り歩くおじさんの声や、ハリスコ州生まれのメキシコ音楽マリヤッチの演奏と目に耳に珍しいものが沢山。
滞在中に、なんともメキシコらしく、ユニークな名前を持つこのビーチへ一度訪れ、白い砂浜で南国気分を満喫しながら、由来の謎を解いてみたいものです。
プラヤ・デ・ロス・ムエルトス(Playa de los muertos)
El Centro ( off calle olas atlas), Puerto Vallarta 48380
③グアナルペ教会(Parroquia de Nuestra Señora de Guadalupe )

プエルト・バジャルタの中心街に位置するグアダルぺ教会。
なんともメキシコらしい赤茶色の壁と黄色い屋根のベルタワーが印象的なこの建物はプエルトぱジャルタのアイコン的建造物の1つです。
レイディーグアナルペに大いなる崇拝を示すメキシコカトリック教会であり、入場すると正面にあるグアナルペ像がお出迎えしてくれます。
1883年からレイディー・グアナルペを祀った小さなチャペルが存在していて、同じ場所に1903年にこの教会の建設が開始されました。
約1世紀もの歴史を持つこの教会には、お祈りに訪れる地元の人々や世界中からの観光客と、神聖さの中にも、メキシコらしい賑やかで楽しい雰囲気が漂っています。
毎週土曜日の午後5時には英語でのミサ、日曜日の午前10時からはバイリンガルミサが行われているので、地元のアメリカ人やカナダ人からも愛される教会です。
また、12月上旬には伝統的な礼拝も行われ、教会の周りは賑わいを見せます。タイミングよく現地に滞在していれば、見逃せないイベントの1つです。
グアナルペ教会(Parroquia de Nuestra Señora de Guadalupe )
Hidalgo 370, Proyecto Escola, Centro 48300
④ ラ・クルス展望台(Mirador La Cruz)

中心街から階段を登ること約30分。プエルト・バジャルタの市街を一望できる展望台へとたどり着きます。
名前のラ・クルスは日本語訳をすると、「十字架」。名前の通り、この展望台には大きな十字架が飾られています。
プエルト・バジャルタらしい急な坂道を登り、 急な階段の後には、真っ青でどこまでも続く太平洋と空、赤茶色の建物と、黄色い家根の教会、なんともメキシコらしく、バジャルタ最高の壮大な景色を眺めることができます。
夕暮れ時に訪れるのもおすすめで、海面に沈むオレンジ色の大きな太陽を望むことができます。
観光客だけでなく、毎朝散歩やランニングにくるスポーツマンや、ロマンティックな景色を楽しむカップル、お散歩を楽しむご年配の方や家族連れと、地元の人々にも愛されている、展望台です。
滞在中の計画の1つに是非追加してほしいスポットです。
ラ・クルス展望台(Mirador La Cruz)
Abasolo LB, Centro, 48304
⑤海岸沿い遊歩道マレコン(Malecon)

中心街の入り口から、プラヤ・デ・ロス・ムエルトスまでを結ぶこの長い海岸沿い遊歩道。
中央には、高いヤシの木が2列に並び、一方には太平洋の大海原、もう一方にはメキシコ料理やお酒を楽しめるレストランやバー、メキシコ国内有名なクラブ、お土産とこの遊歩道を一歩で1日中過ごせそう。
さらにこの遊歩道は、100m間隔に地元アーティスト銅像作品が飾られる、芸術的センスが溢れるとっておきの場所でもあるのです。
梯子を登る太陽の顔を持つ生命体、タコのような顔を持つ生命体でできた椅子、絡み合う球体、とつい様々な角度からカメラのシャッターを押したくなる、不思議な銅像が並んでいます。
よく探すと、バジャルタのアイコン海洋動物のタツノオトシゴの銅像や、郷土ドレスで着飾り、ダンスを踊るカップル像と、プエルト・バジャルタらしい銅像もあります。ぜひ時間をかけてユニークな銅像たちを楽しんでほしいです。また綺麗に整備された道には自転車専用レーンもあり、サイクリングにもぴったりです。
海岸沿い遊歩道マレコン(Malecon)
Paseo diaz Ordaz S/N, Centro
最後に
今回紹介した5つのスポットはプエルトバジャルタの中心街付近にある、アクセルが比較的簡単な滞在中には絶対行くべき必須スポット。
でもこれだけではありません!
地元のバスやタクシーを使って、隠れビーチや滝や川に足を運んだり、隣のビーチ街サユリタを訪れたりと、必須スポットは他にもたくさん。旅行の日程と相談です。
メキシコらしい明るく楽しげな雰囲気、砂浜と緑豊かな山々の完璧な組み合わせ、壮大な景色とエキサイティングなアクティビティー、 プエルトバジャルタは、メキシコ、屋外と暖かい太陽を愛する人々の楽園です。
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