みなさん、こんにちは。
突然ですがメキシコの首都メキシコシティは標高2,250mの高地にあるのをご存知ですか?これは、なんと富士山5号目と同じ高さなんです!
この標高の高さは、実際に暮らしてみると生活の中の様々な場面で実感するのですが、今回は料理をするときに直面する高地ならではの悩みと、それを解決してくれるお役立ち調理グッズをご紹介します。
メキシコシティでは美味しくご飯が炊けない!?
100℃になる前にお湯が沸騰
先ほども書いたように、メキシコシティは標高が2,250mあるため、平地に比べ気圧が低いです。そのため普通の鍋ややかんでお湯を沸かすと、100℃に達する前に沸騰してしまいます。
「別にお湯が早く沸騰しても、そんなに困らないんじゃない・・・?」と思いますよね。ですが、料理をするときには、とても困ったことが起こるんです!
知らずにご飯を炊くと、仕上がりにがっかり
簡単に言えば、ぬるいお湯ではご飯は美味しく炊き上がらない!という話です。
メキシコシティのような高地では、平地より低い温度でお湯が沸騰してしまうため、普通の鍋や炊飯器を使っていつも通りご飯を炊いても、「表面は柔らかく芯は硬い」という残念な仕上がりになってしまうのです。
麺もまったく同じで、普通の鍋にお湯を沸かし普通に茹でると、表面はぐずぐずざらざらなのに芯は硬く残った状態になってしまいます。
〇〇を使って、メキシコシティでのおうちご飯を楽しもう!
毎日大活躍!圧力炊飯器で美味しいご飯
そんな高地ならではの悩みを解決し、おうちで美味しいご飯を食べられるようにしてくれるのが、圧力炊飯器です。
もちろんお米自体の質の差は埋めることはできませんが、高圧状態で炊飯してくれる圧力炊飯器を使えば、日本で食べるのと遜色ないくらい美味しいご飯が炊き上がります!
麺はこれでつるつるもちもち!圧力鍋
ご飯と同じく、美味しいパスタやうどんも諦める必要はありません!
圧力鍋を使えば、つるつるもちもちに仕上がります。
やり方も簡単!鍋の容量の3分の1ほどの量のお湯を沸かし、麺を入れて蓋をし、高圧状態で茹で、脱圧してから蓋を開け、麺を取り出せばおしまいです。
麺の太さにも寄りますが、我が家ではイタリアのディチェコ社のリングイネパスタを使っていて、高圧になってから火をつけたまま2分、そのあと火を消して5分茹でると、美味しいアルデンテに仕上がります。茹でる麺の太さによって時間を調節してみてください。
圧力鍋は通常の鍋よりも重く、脱圧も必要なので、慣れるまで少し面倒に感じるかもしれませんが、普通の鍋で茹でた麺と一度食べ比べてみれば、もう手放せなくなること間違いなしです。
炊飯器と違って圧力鍋は海外でも一般的な調理器具です。メキシコでもデパートやメキシコ版Amazonなどの通販で手に入ります。
電子レンジで使える調理グッズ
お湯の沸騰温度が低いことで、調理時間が長くかかるケースもあります。
たとえばゆで卵。沸騰したお湯に卵を入れ、日本と同じ時間しっかりと茹でても、殻を向いたら白身がまだ固まっていなかった、なんてことが起こります。
またじゃがいものように、もともと沸騰してからの茹で時間が長くかかるものは、お湯の温度が低いことによってさらに時間がかかり、食事の仕度で忙しいときにはストレスを感じてしまいます。
そんなとき役に立つのが、電子レンジで使える調理グッズです。電子レンジで簡単に加熱調理が出来るシリコンスチーマーやゆで卵器は、時短グッズとしておすすめです。
また、メキシコでは水道水は飲めず、料理に使う水もすべてミネラルウォーターを使用しなくてはいけないので、節水になるという点もポイントが高いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、メキシコシティ生活でおそらく最初にぶちあたる壁の一つ、「高地での料理問題」とそれに役立つ料理グッズをご紹介しました!
海外での慣れない環境の中、免疫力を高く維持し元気に暮らしていくためには、美味しいご飯をしっかり食べることが一番大切だと思います。
まだ外食に不安を感じることも多い今だからこそ、役立つ調理グッズを使ってぜひおうちごはんを楽しんでください!
ちなみに我が家の圧力炊飯器では、水は多め、3合なら3.5合、4合なら4.8合の目盛りまで入れるとちょうどいい炊き上がりになります。お好みで水の量を調節してみてくださいね。