首都圏では、新型コロナウイルスによる感染者や入院者が引き続き減少しています。メキシコシティでは、6/7から6/13まで新型コロナウイルス警戒の信号が緑に変更されました。
パンデミックが始まり、昨年春から始まったいわゆる「Nueva Normalidad」に移行してから初めて、メキシコシティとメキシコ州は、症例が減少したことにより、緑色に変更したことになります。
オレンジ色の信号(5月9日に終了)から新型コロナウイルスパンデミックの最も低いリスクの段階に移行するのに1ヶ月もかかりませんでした。
それでは、実際生活はどのように変わるのでしょうか?
現在の新型コロナの感染状況
- メキシコシティの感染者数…663,131人(昨日比+139人)
- メキシコシティの死亡者数…43,955人(昨日比+7人)
緑信号になるためには、病院の稼働率が50%以下であること、特に安定した低稼働率の月が1ヶ月以上あることが必要でした。
上の表から分かるように、かなり安定して病床使用率が下がってきていることがわかります。現在ワクチン接種は40歳ー49歳を対象に行われており、順調に接種も進んでおります。
6月7日からの措置~何が変わるの?~
今週から、メキシコシティとメキシコ州でいくつかの活動が再開されます。ここでは、新たに実施された活動や許可された内容についてご紹介します。
- 教育機関の再開(学校など)
- ホテルは60%のキャパシティでの営業
- 百貨店やショッピングモールは50%のキャパシティでの営業
- 屋内レストランは深夜12時までの営業が可
- 許可された活動を屋内での実施
- 屋外でのスポーツイベントを50%のキャパシティでの実施
- スポーツジムでのレッスン
- 会議や集会
- エンターテイメントイベント(屋内)は25%のキャパシティの実施
- 映画館・劇場は50%のキャパシティでの営業
制限のないイベント、アントロ・クラブなどは引き続き閉鎖されるとのことです。しかし、首都当局は、メキシコシティのグリーンライトによってこの傾向が維持されるのであれば、オープンを可能にすることも検討しているとのことです。
16の自治体の住民にはすでに予防接種が行われていますが、メトロ、メトロバス、レストラン、授業、ジム、屋外のパーティー、職場、ショッピングモールなど、ほぼすべての活動においてマスクの使用を継続が求められております。
首都圏の当局は、すべての活動において、マスクや抗菌ジェルの使用、頻繁な手洗い、健康的な距離感など、確立された健康上の安全対策を市民が尊重すべきだと強調しています。
学校の再開について
学校の再開は6月7日より始まっています。最初は、対面での授業と自宅でのオンライン授業の両方を活用します。
- 月曜と水曜は、半数の方が参加されます。
- 火曜日と木曜日は残りの半分。
- “Curso recuperación”の場合は金曜日。
保護者は、お子さんに新型コロナウイルスの症状がないことを明記した手紙に署名する必要があります。
また、学校では新型コロナ感染拡大を防ぐために、下記を徹底すると発表がありました。
- マスクの完全着用
- 安全な距離(distancia sana)を保つ。
- 休み時間は時差を設ける。
- 割り当てられた固定場所
- オープンスペースの最大化
- 石鹸と水の供給。
- セレモニー等は行わない。
参考:https://www.elfinanciero.com.mx/cdmx/2021/06/04/verde-que-te-quiero-semaforo-verde-cdmx-pasa-a-esa-fase-la-siguiente-semana/
参考:https://www.marca.com/claro-mx/trending/coronavirus/2021/06/04/60ba5c08ca47418b328b4606.html