メヒナビでライターを務めさせていただくことになりました、高橋奈々と申します。今年の1月から5月に、メリダに留学していました。今回は、なぜ私がメリダに留学に行くことにしたかをお話ししたいと思います!

なぜ私がメリダに??
アメリカ留学中にメキシコに魅了される
日本生まれ日本育ちの私ですが幼いころから外国の言語や文化に興味があったため、いつしか海外の大学に通うことが目標になっていました。そして、2018年、カリフォルニアの大学に入学し、大学生活を送ることになりました。
私の通っていた大学では外国語の授業を受けることが必須になっていたため、スペイン語の授業を受けることにしました。そんな一年生の冬休み、メキシコ系アメリカ人の友達が両親の故郷であるメキシコ・モレロス州に行くから一緒に旅行に行かないかと提案をしてくれました。そして、その冬、はじめてメキシコを訪れることになったのです。
日本でメキシコと聞くと、「危ない」というイメージが強いかもしれません。実際、私もメキシコに行くことが多少不安ではありました。
しかし、行ってみてびっくり - ご飯はおいしいし、人はフレンドリーだし、景色は絶景だし、いいことだらけではありませんか!これに味を占め、ラテン文化が大好きになりました。
しかし、新型コロナウイルスが流行…。卒業も迫る中での決断。
リベラルアーツ大学で学んでいた私は、国と国との関係を学ぶことができる国際学に力を入れていました。そこでラテンアメリカ入門というクラスを受けていた私は、日本とはまるっきり違う文化を持つラテンアメリカへの憧れが強くなっていったのです。
外国語の必修に加え留学が必須になっていたため、ラテン文化以外にもジェンダー学や演劇に興味があった私は、これらで有名なアルゼンチンに行くこと決めていました。
そんな期待とは裏腹に、私の大学生活を襲ったのはコロナウイルスの流行でした。留学が何度もキャンセルされる中でアルゼンチン行きもなくなり、大学が留学免除措置をとると、留学をあきらめ進路準備に費やす学生がほとんどでした。それでも、私のスペイン語を上達させたいという想いは膨らむばかりでした。
そして4年生最後の学期も目前となり、卒後式にも参加をしたかった私は、留学をする上で5つのことを考慮しました。それは、
- 日本語や英語を話さずにスペイン語だけに集中するため、(自分の大学から)他の生徒は行かない地域に行くこと
- ラテン文化を楽しめる国に行くこと
- 少しでもアメリカから遠くへ行くこと
- ローカルの学生と授業を受けることができるプログラムに参加すること
- 5月下旬の卒業式に戻る事が可能なプログラムに参加すること
他の生徒はほぼスペインに行くことになっていましたし、ヨーロッパでもあったため、まず、スペイン留学という選択肢はなくなりました。
また、プエルトリコという選択肢もありましたが、厳密にいうとアメリカ区域でスペイン語と並び英語が話されているため、プエルトリコも選択肢から外れました。
となると最後に残ったのはメキシコのグアナフアトかメリダという町だったのですが、ローカルの生徒と授業を受けられなおかつアメリカから離れていると理由で、ユカタン半島にあるメリダに決めたのです。
メリダは全く聞いたことの無い街でしたが、メキシコに戻れるということが楽しみで仕方がなかったのを覚えています。
調べてみると赤道近くに立地していて、海に面し、リゾート地であるカンクンに近いとのこと。なるほど、海のキレイな場所として日本人にも知られているカンクンも、メリダがあるユカタン半島にあったのですね。
アツい街!?メリダ
出国から約一か月前の2021年12月に、実際留学に行ったアメリカ人の卒業生と会うことになり、話を聞く機会もありました。
彼女も、よくメキシコは危険だと思われているけれども、アメリカのお隣の国に自分が行くことで、アメリカとメキシコを結ぶ「大使」になりたいと思ったのだとか。
彼女の話にワクワクさせられた私でしたが、一つ釘を刺されました。
「ただ、メリダはすっごい蒸し暑いからね!5月とかは汗が滝のように流れるのにプログラム側からエアコンを使うのは禁止させられていたから、代わりに地元の人も私も一日に二、三回くらいシャワー浴びていたかな。」
不覚。自分が一学期間過ごす場所を、ちゃんと調べておけばよかったと思いました・・・。
何はともあれメリダに留学を決め書類提出を終わらせた今、場所を変えるわけにはいきません!暑さなんかに負けてたまるか!と強気気味になりながら、2022年1月上旬、メリダに旅立ちました。
ついにメリダへ
メリダの空港に到着したのはすっかり日が暮れてから。空港の外へでるとモヤっと蒸し暑かったです。とはいえ、まだ我慢できないほどの暑さではありません。カリフォルニアに滞在し乾燥した暑さに慣れていた私にとって、その蒸し暑さが日本の夏休みを彷彿とさせました。
ホームステイを予定した私を空港に迎えに来てくれたのは、ホストマザーの妹でした。車の中で、「今夜は少し寒いね」と言われ、驚きました。
モレロス州に行ったことのある私にとって、到着してからすぐに、「ここはメキシコか?」と思わせる街がメリダでした。
蒸し暑く、山がなく平らな土地で、平屋が並び、メキシコで一番安全と呼ばれる街、メリダ。
メキシコ、カリブ海、そしてマヤなど様々な文化が交差する地域で、私の留学生活がスタートしました。
今後とも、冒険に満ち溢れたユカタンでの経験をメヒナビにて共有していきたいと思います。
次回の記事では、留学先としてお世話になった Universidad Autónoma de Yucatán(ユカタン自治大学)とUniversidad Modelo(モデロ大学)について紹介していきます!

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