私がメキシコに魅了されて1年間の休学留学をした理由と実際の留学体験談

メキシコに魅了されて留学を決めた理由とは

こんにちは、メキシコシティに1年留学していたカイヤと申します。このメヒナビの代表を務めております。よろしくお願い致します。

実はスペイン語留学にはメキシコがおすすめ!!!

なんです。

語学だけでなく、娯楽、観光、食、と素敵なものがたくさんなメキシコ

今回は僕がなぜメキシコ長期留学に至ったのか。

そのきっかけとなったメキシコ短期滞在中に感じた魅力があったからです。

今回はそのメキシコ留学中に感じた5つの魅力を皆様に共有して、ぜひメキシコの魅力を感じてもらえたらと思います。

もし、僕に共感できたらきっとあなたはメキシコ留学にむいているかもしれませんよ!

理由①:大学でたまたまスペイン語を学んでいた

僕は東京外国語大学でひょんなことからスペイン語科に入学し勉強し始めました。本当にたまたま。

けどよく考えたらスペイン語って世界で第4位の規模で話されているし、スペイン語が話せれば中南米の国はほとんどスペイン語が話されているし、はたまたアメリカ合衆国南部(!)でもスペイン語は余裕で通じます。ヒスパニックが増えているのは皆さんご存知の通り。

スペイン語が話せれば南北アメリカ大陸への旅行は非常に楽!だし、中南米諸国は経済的にも伸び代ありそうだし、、、と良い感じの理由はあとから何個でも見つかりました。

とまぁ、スペイン語を学んでいたのでそのままスペイン語圏での留学を決意したわけです。

実はもともと留学で考えていたのはスペイン。これにも恥ずかしながら理由はありません。ただ、スペインはおしゃれだし行ってみたいという思いはありました。

おれ

留学はスペインに行ってみたい!!(なんとなく)

と思っていました。しかし、大学である奨学金が新しくでき、大学2年の春にメキシコに飛行機代がタダで行けるチャンスがありました。

そこでタダで行けるならスペインじゃなくてメキシコでいっかぁ~と初めてメキシコの地を踏んだわけです。

メキシコ長期留学を決めたきっかけになったグアナファトでの1ヵ月。そこでの生活が濃すぎてメキシコが大好きに。

とまぁ、僕はスペイン語専攻だから留学という安直な考えでメキシコに旅立ってしまいました。(ごめんなさい)

しかし実際、メキシコに来てみると第二外国語でスペイン語を勉強している人や、全くスペイン語が話せない人も留学しているのを見ると、そんな人たちのバイタリティーの強さには愕然となり、いい刺激をもらいました。

彼らを見ていたら、実は他の選択肢もあったのかなぁなんて思うことも…、

いや、僕にとってはメキシコはベストな選択でした、実際。

スペイン語が0でも問題なく始められるスペイン語語学留学のフィールドとしても実はメキシコはおすすめなんです。

理由②:メキシコ人と仲良くなるの簡単すぎ、楽しすぎ

メキシコシティに1年留学する前にショートステイでグアナファトという世界遺産の街にたった1ヵ月だけショートスティをしていました。

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メキシコを好きになったのは、その時の友人たちが最高すぎたからです。

おれ

その時にできた友人がいいやつら過ぎる!!

僕はひとつきあいはわりかし適当なほうです。遊びたいときはたくさん遊ぶし、面倒くさいときは面倒くさくていかないし。わりかし両極端ではあるんですが、そんな僕でも気軽に誘いやすい&断りやすい、いて楽な人たちでした。

初対面でご飯に連れて行ってくれるし、飲みにつれて行ってくれるし、それに地元の人しか知らないようなところも教えてくれる。

グアナファトで彼らに出会えたのがメキシコ長期留学の大きな要因の一つでした。

日本に帰国してからもビデオ電話したり、メッセージのやり取りをしたり。

1ヵ月でここまで仲良くなったなんて素敵じゃないですか⁈

もしこんな国に1年もいたら、どんな人たちに会えて、どんな思い出が作れるんだろう…と期待を膨らませずにはいられませんでした。

僕の場合、空手友達がとても良くしてくれたおかげでメキシコ生活がとても充実したものに。

僕は小さいときから今でも、空手をしています。

僕のメキシコ生活(グアナファト・メキシコシティ両方とも)空手友達がとても良くしてくれたおかげでメキシコ生活がとても充実したものになりました。

メキシコ人とは、共通の趣味を持っているとすぐ仲良くなれます

互いの言語を勉強している、好きなシンガーが一緒、お酒が好き、好きなスポーツが一緒。

これだけの理由で自分のコミュニティに招いてくれる、また、fiesta(フィエスタ:飲み会)を催せば友人はいろんな人を引き連れてやってくる。こうやって自分だけのコミュニティが広がっていくんです。

メキシコのフィエスタって、誰かに誘われたら、そのコミュニティと全く関係のない友達もフィエスタに連れてくるんですよね。

おれ

いや、お前誰じゃ!!

半分は知らない人間が集まってくるわけですから、最初「え?!」となります。

もちろん、内輪だけのフィエスタもたくさんあります。そこでは、いつもの仲間たちと関係を深め、知らない人が来るフィエスタでは、新しい友達を作り、1人から2人、2人から4人、4人から8人と広がる自分が作り上げてきた友達の輪。

これが留学中のかけがえのない財産になりました。

もちろん、な~んか気が合わないなって人もいます。人間ですから。そんな時は気にせずほかの人と仲良くなるようにしましょう!特に女性陣!メキシコ人のナンパはしつこいですよ

理由③:タコスの「美味い循環」にハマってしまった

メキシコに留学やインターンをする人のための総合サイト、メヒナビの背景画像
本物のタコス、メキシコで味わっていただきたい。

みなさんメキシコ料理と聞いて何を思い浮かべますか?タコス?

タコス!!!

私はそうでした。

素人ながら、今まで私が知っていたタコスはあの固いやつ。いわゆるハードタコスですよね。

けど実はあれ、TEX-MEX。つまりメキシコ料理テキサス風だったんです。

僕に言わせてみればこのタコスは偽物です!に!せ!も!の!

texmex好きの方には申し訳ありません。あれはあれで立派に食文化として成立していますし、知名度は圧倒的ですものね。

とまぁ、こんな感じでメキシコのタコスというものを知らずにいきなりメキシコに降り立った僕ですが、それを知らずに見たメキシコのタコスは、

これは簡易版タコス?

と思うほど。

だって、ハードタコスなら、レタスにトマト、それにシーズニングがかかったお肉にチーズという具が豪華なイメージでしたが、

メキシコで初めて食べたタコスのトッピングは玉ねぎにパクチー(実際はタコス屋さんによって、ポテトやサボテン、ライスなどのトッピングが無料でつけられます)。

タコス中毒という言葉ができるのは時間の問題である。

ん、それだけ?いや、僕パクチー嫌いなんですけど…。

と思いながらサルサをかけて食べれば、うん、悪くない。少しパクチーが気になるけど。。くらいの感想でした。

しかし、日がたつにつれてこのパクチー、たまらない存在に。

大量にタコスに載せて食べるようになりました。

なんといってもあの辛いサルサ、パクチー、そしてトウモロコシの味がしっかりする手作りのトルティーヤがたまらない。

タコス中毒になってしまいました。

気が付けば、毎日の昼食はタコス、夜もタコス、それに飲み会のあとの締めのラーメンならぬ「締めタコス」。

タコス半端ねぇ。

理由④:メキシコの飲み会、ちょー楽しい!

僕はお酒すきです、そんなに強くはないけど。お酒飲んでわいわいお話するのが好きなんです。

それに多くのメキシコ人もお酒が大好き。お酒が飲めない人も家での飲み会にさんかしてくれてみんなでガヤガヤと楽しみます。

そして、メキシコは騒ぐだけじゃないんです。盛り上がった中盤から本当のフィエスタが始まります。

おれ

踊ります

男女ペアで

もちろんクラブみたいにみんなで騒いでEDMに体を委ね…、ってのもありますよもちろん。人気ですし。

だけどそれだけじゃないんですメキシコは。そう、「サルサ」です。ソースじゃないです。ダンスです。Salsa Cubana, Merengue, Bachata, Cumbia, etc。いろいろ種類ありますが、とりあえず男女で踊ります。

これが日本人の僕からしたらあり得ない。え、だって飲み会で女の子と踊りませんよね、普通。

けどそれがメキシコ人からしたら「あり得ない」。んー、文化の違いですよね。

しかし一体、これが楽しい。生まれてきてからダンスをやるなんて小学校低学年の運動会くらいでしたが、まぁ、いいもんですね。

しかもこのメキシコ、ダンスを上手に踊れるとモテる!!異様なまでに。

もっと極めたかったなぁ。

ちなみに語学学校でもダンスの授業はあります。ぜひ参考にしてみてください。

日本でもやってみたいんですけど、恥ずかしいですね。踊るならメキシコです。

理由⑤:マヤ文明、アステカ文明に触れたかった!

メキシコといえば、アステカ文明、マヤ文明。

時系列は異なりますが、メキシコシティがアステカ、カンクンがマヤ。

テオティワカン文明の太陽のピラミッド。その大きさは圧巻である。

それに、ドラえもんの映画にも出てきました、太陽のピラミッド・月のピラミッド。皆さんも聞いたことがあるんではないでしょうか。

メキシコのイメージはタコスの次に太陽のピラミッドなどの古代文明でした。マヤの滅亡説などもありましたよね。

メキシコの古代文明に興味がわいている人も多いはず。メキシコシティの人類学博物館をはじめ、メキシコには非常に多くの博物館と遺跡が残っています。語学学校の授業でも歴史の授業は大人気。

やはりアステカ文明やマヤ文明といった古代文明はメキシコという国のアイデンティカルな側面を持っているのです。

実際にどんな留学生活を送っていた?

ここまで読んでくださった皆さんは、なぜ僕がメキシコの事を大好きになったか分かって頂けたかと思います。

そこでここからは、実際に長期留学での留学生活を皆さんにご紹介していきたいと思います。

まずは、留学の目的。

この4つをテーマに留学していました。

続いては、実際の留学スケジュールです。

まずメキシコの新年度は8月から始まります。しかし僕は3年次の12月末まで空手部に所属していた関係で夏スタートの留学ができませんでした。

そのため、僕の留学生活は春休みを迎えた1月からその年の12月までの一年間のみでした。

新年度から留学ができなかったため、日墨(国費)の留学生や、大学の提携校(僕の大学はUNAM)との交換留学生でメキシコに来ることができませんでした。そこで僕は私費でメキシコにいったわけです。

こんなかんじです。

真ん中の矢印の時間軸の上は趣味。空手と旅行ですね。

それより下は勉強系。上から、UNAM。次にCEPE。そして最後にインターン。

このようなスケジュール感で一年間を過ごしていました。

よく留学中に話していたのは、

おれ

留学・インターン・空手の三本柱でお届けする留学生活!!

なんて言ってましたね。

語学力の向上

まずはスペイン語力の向上。スペイン語圏に滞在する以上はスペイン語のレベルを上げることは最低条件でした。まず一か月の短期留学で会話のレベルが格段に向上しました。

よって、一年間でどれだけ伸びるかあらかじめ予測ができました。もちろん、伸び悩み等もあると想定していましたが、まぁだいたいこれくらいだろ~~と、自分が負担にならない程度で。

少し抽象的な目標のレベルですが、30分連続で話し続けるようになること。これが目標くらいかな、と定めていました。

自分が負担にならない程度で、楽しむことを忘れないようにしました。

■結果

まぁまぁかなと思っています。7月時点が間違いなくスペイン語力のピークでした。メキシコ人だけの環境且つ話さなければならない状況の中でスペイン語力は抜群に伸びました!

しかし後からも述べますが、後半はインターンに参加し、スペイン語の機会は減ってしまったのですこし落ちてしまったような気がします。

アウトプットとしては、空手のセミナー開催、インターン中の動画出演、ラジオ出演等でスペイン語を話す機会はたくさん作ることができました。

メキシコの農業経済についての理解を深める

東京外国語大学では、1年と2年で言語(僕の場合はスペイン語)を学び、その後、それぞれの研究テーマに進みます。

僕の場合は、留学時までメキシコの農業経済(economía agrícola)が研究テーマでした。メキシコの農業はアメリカの企業のM&Aによって個人の農家が駆逐され、、、といった切り口で、メキシコの農業がより良くなるためにはどうしたらよいのか考えていました。

よって、もともとはChapingoに留学をしようとしていたわけですが、UNAMの経済学部の農業経済の授業があることがわかったので、より経済的な観点から学ぶことにしました。

こうして、UNAMの経済学部で前期は学ぶことにしました。

■結果

学校の勉強だけでなくもっと実践的な内容も学びたいと、インターンのつてを上手く使うことができ、日本農水産物輸出促進協議会に学生ながら出席することができました。

もちろんまともに意見を話すことはできませんでしたが、大人の社会に入ったという行為そのものが刺激的で後の勉強のモチベーションに繋がりました。

しかし、農業経済はここで終わってしまいます。

後期は、ちょっとした事情があり、メキシコと中南米の移民問題について学ぶことにしました。アメリカの国境を目指して歩き続ける移民たち。彼らのバックボーンやアメリカの移民制度をテーマに勉強し、卒業論文もこのテーマで書き上げました。

インターンを通しての社会経験を積む

せっかくメキシコにいるなら、メキシコでしかできない経験がしたいと思っていました。

まず日本にいた時は部活が忙しくて社会経験はアルバイトくらいでした。そこでメキシコに行ったらなにかしらのインターンに参加したいと考えていました。

メキシコに行ったら何かしらわかるだろうと特に何も決めないで行っちゃいました。結果的には僕はこれで正解でしたが、調べて損になることはないですね。

■結果

インターンとして、大きく分けると二つの活動を行いました。

まず一つ目は日本文化普及イベントの開催。留学生の同期と共に日本文化の発信イベントを企画・開催しました。

日本食イベント

これが開催したイベントです。日本人留学生とメキシコ人留学生6名ずつ、社会人のサポートを得つつ何とか最後までやることができました。当時のFacebookページのいいねの数は20,000くらい、参加者は3,0000名集まりました。

その後、このイベントを企画した社会人の方たちがスタートさせたベンチャー企業でのインターンを始めました。

当時は業務などもなかなか大変でしたが、自分でできることを始めようと思い、同じく日本文化の動画撮影や試飲会、おつまみ教室などを開催したり、メキシコ留学のサイトを開設しました。それがこのサイトの前身のメヒナビなのです。

空手を通した国際交流

最後にこれです。先述したように、僕は幼い頃から空手をやっています。

グアナファトでの短期留学時にグアナファト大学の空手クラブで仲良くなったので、今回も仲良くなれるだろうと空手を通してメキシコ人の友達をたくさん作ろうと決めていました。

■結果

メキシコ着いてから3日後、さっそくメキシコの道場に行ってみました。

メキシコ全国大会を含む大会3回、メキシコ州、メキシコシティ、グアダラハラ、プエブラに招かれての空手セミナーを行う事ができました。

どれもメキシコでしかできない貴重な体験でした。

楽しい留学には入念な準備を!

プラヤデルカルメンの近く、tulm遺跡。遺跡とこのカリブ海のきれいさが感動的。

いかがでしたか?まだまだほんの一部でしたがこんなにもメキシコに魅了されてメキシコ1年の休学留学を決めました。

メキシコには、首都のメキシコシティを始め、世界遺産の街グアナファト、世界的リゾートのカンクンなどその魅力は数知れず。少しでも皆さんにその魅力が伝わればうれしいです!

さて、ここからはメキシコ留学の手続き・準備について皆様に情報をシェアできればと思います。

私は今回の留学は私費留学。つまり、学校への手続きも、家探しも、全て自分で手配して留学をしました。

メキシコ留学って、何の準備が必要かわかりますか?

…私はわかりませんでした。

しかも、当時の私にとっては、スペイン語の文章は読めなくはないけど、スペイン語でネット検索するのは精神的にとても疲れる作業で、なかなか進みませんでした。特に、授業の時間割などなかなか出てこなく…とても苦労したのを覚えています。

そこで私は、後輩が私と同じように大変な思いをしないようにこの「メヒナビ」を開設、情報提供に努めてきました。

さてさて、話は戻りまして、留学の準備ですが、こちらの記事をご覧ください!

留学の準備を全て!まとめた記事です。

ビザの取得方法、家探しの方法、費用、持ち物、そして留学先まで、何でも解説しちゃってます!

ぜひこちらを参考に、留学の準備を進めてくれれば、メヒナビ存在の冥利に尽きます…!!

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渡邉海也
メキシコシティに留学をしていましたカイヤと申します。スペイン語、アグリビジネス、移民問題をUNAMで学び、空手をメキシコでも稽古をし国際交流、そしてPinbox S.A. de C.V. でインターンという三本立てで生活をしていました。メキシコ滞在を通して感じたことを皆様にシェアできたらと思います。よろしくお願いします!