こんにちは!グアナファト大学に留学中の大関です。
グアナファトはピピラの丘からの景色やミイラ博物館、かわいい街並みなど見どころ満載の街ですが、今回はグアナファトで体験できるアドベンチャー、バレンシアーナ(Valenciana)の銀鉱山ツアーをご紹介します!
グアナファトと銀鉱山の歴史について
実は皆さん、グアナファトは18世紀ごろは銀の産出で有名な街だったことをご存知でしたか?
その富で築かれたのがグアナファトの美しい教会や劇場をはじめとするコロニアル建築だったのです。
しかし、銀の産出によって富裕層のスペイン人と先住民労働者の貧富の差がさらに広がってしまいました。
その結果、1810年にミゲル・イダルゴ神父率いる解放軍がメキシコ独立のために立ち上がり、グアナファトはメキシコ独立戦争の始まりの舞台となりました。
また、解放軍としての活躍が称えられ、ピピラ記念像で有名なピピラも銀山の坑夫の一人でした。
最終的にはミゲル・イダルゴ神父の独立運動は政府軍に鎮圧され、失敗に終わってしまいますがこの独立運動が1821年のメキシコ独立へと繋がります。
また、グアナファトはミイラ博物館があることでも有名ですが、グアナファトのミイラは特別な措置をとってできたものではなく、グアナファトの鉱物質の土壌と乾燥した気候によって自然にできたものなのです!
なんと、バレンシアーナではその銀鉱山の中に入ることができるんです!!
では、さっそくツアーの様子を見ていきましょう♪
バレンシアーナ銀鉱山までの行き方をチェック!
グアナファトのセントロからバレンシアーナまでは、バスを利用して行くことができます。
私たちはアロンディガ(Alhóndiga)という博物館の前からバスに乗りました。
観光案内所でバス停を聞いたら、「バスが走ってくるからそれに乗って」とのこと(笑)
教えてもらった通り、行き先が書いてあるバスを道で拾って乗車しました!
こちらがアロンディガの場所になります↓
窓のところに「Valenciana」と書いてあるバスに乗れば、20分ほどで到着します。
バスに乗るときに
¿Podemos ir a la Valenciana?
と一言聞いておくと安心ですね!
運転手さんも降りるところで「ここだよ!」と合図を出してくれました。みんな優しい…
ちなみにバスの運賃は8ペソでした。
帰りもバスを降りたところの向かい側からバスに乗るとセントロに帰ることができます。
窓に「centro」と書いてあることを必ずチェックしてください!
バレンシアーナに到着!→チケット売り場まで
運転手さんに教えてもらってバスを降りると、すかさず見知らぬお兄さんが
Mine!? Mine!?
と聞いてくるので,
Sí!(はい!)
と答えると、チケット売り場まで案内してくれました。
念のためバスを降りてからの道も少し紹介します。バスを降りると右手に大きな教会が見えるので、その前を通ります。
入り口を通って少し中に入った写真なので実際はもう少し見えづらいですが、正面から見るとこんな感じです。↓
その前をお土産屋さんが見えるところまで進んで、この青色のお店とピンクのお店の間の道に入ります。
この道に入るので、突き当りを左に曲がります。
この赤い門が見えたら、その中がチケット売り場です!
このチケット売り場で、1人45ペソの入場料を払います。
チケット売り場まではすぐにつきますが、バスを降りたところにいる人に尋ねると迷うことなくたどり着けると思います!
銀鉱山ツアー開始!
チケットを買ったらいよいよツアーの始まりです。
ここでヘルメットをかぶって出発!
まず部屋の中に通されてガイドさんの説明を聞きます。
(ちなみに全部スペイン語です!)
この部屋にはいろいろな銀山の街のレプリカがありました。
そして気になる銀山の中はこんな感じ!
絵やレプリカはちょっと怖めなのですが、大人も子どもも探検気分でみんな楽しそうでした!
カメラのフラッシュできらきら光る銀を見せてくれたり、照明を消して鉱山の暗闇の中をろうそくの明かりだけで通る大変さを教えてくれたりする演出があります(笑)
でもガイドさんの説明を聞くと、銀山での労働の過酷さが分かりました。(全部は聞き取れなかったけれど…)
グアナファトの街の美しさの裏にはこんな歴史があったんですね。
ツアーは全部で30分ほど。飽きない程度にサクッと回れるのもうれしいですね!
豪華絢爛な教会の中ものぞいてみよう!
ツアーが終わった後は、バスを降りたところにあった教会も見てみました。
外からでもわかるけれど、中はもっと豪華なんです!!
広い教会の中に入ると、大きな絵画があり、目の前には天井まである金の装飾が3面に施されています。
まさに、富の象徴!!という感じ。
銀鉱山だけでなく、ぜひこの教会も訪れてみてください。
教会の中は写真は撮れますが、フラッシュは禁止。帽子をかぶってはいけないなどの決まりもあるので、マナーを守って鑑賞しましょう!
おわりに
グアナファトで体験できるアドベンチャー、バレンシアーナの銀鉱山の紹介は以上です。
グアナファトの歴史を感じつつ、新しい一面を知ることができるツアーでした!
注意するポイントは、銀鉱山の中が階段になっているので、ジーンズとスニーカーなど動きやすい服装で行くことです。
また、私たちの参加したツアーは1グループ15人ほどで、5歳くらいのお子さんも歩いて参加していました。
途中で階段の段差が少し大きいところや暗いところがあるので注意は必要ですが、小さなお子さんでも楽しめると思います!
セントロから出発して戻ってくるまででも2時間ほどだったので、ピピラも、口づけの小道も、かわいい街の写真も撮りつくしてしまった!!という方にもおすすめです。
みなさんもバレンシアーナでちょっとディープなグアナファト観光を楽しんでください♪
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~観光情報~
なんと、その規模は世界の3分の1の銀を産出していたほど!世界的に有名な銀の産地だったのです!