プラスチックが使用禁止に。買い物時に注意
1月1日より例外付きでメキシコシティでプラスチックの袋が使用禁止になりました!
2020年より、市場やスーパーに行く際はカバンやカゴを忘れないようにしてください。
リサイクル可能なものを除き、買い物の際にプラスチックカバンの配布が禁止されています。
そもそもこの法案は環境破壊を取り組むため、環境先進国になるための取り組みの一つとして実施されています。
メキシコはごみ生産世界二位の都市⁈
メキシコシティでは、1日におよそ1300万トンものゴミが排出され、そのうち860万トンはすぐに最終処分場に送られ、190万トンしかリサイクルに回されていないという状況があります。メキシコシティのゴミの排出量はニューヨークに次ぐ2位だといいます。
SEDEMAによると、メキシコシティには8つの堆肥化施設があり、そこで有機廃棄物を処理していますが、最終廃棄物を廃棄する場所がないためLa Cañada, Cuatitlan, El Milagroのような首都の周辺の地域(メキシコ州)に固形廃棄物を放棄せざるをえないようです。
固体排出物処理法(Ley de Residuos Sólidos )が施行
2020年1月1日よりメキシコシティにて新しい法案、固体排出物処理法(Ley de Residuos Sólidos) が施行されました。
これにより、使い捨てのプラスチックバッグの商用利用と配布が法で禁止されることになりました。
この条例を違反した場合、4200ペソから17万ペソの罰金が科されます。
「使い捨てのプラスチックバッグの商用化、またはそれを消費者への配布は許されないでしょう。特に、スーパーなどでは監視のため警備員が重要な役割を果たすことになります」と環境省の環境アセスメント(SEDEMA)のジェネラルマネージャーのアンドレエ・リリアン・ギゲ・ペレス氏がコメントをしています。
「私たちにとって最も重要なことはメキシコシティを環境先進国にすること、そしてこの1月1日からの施行によって環境先進国の例を世界に示すことができる」と語ります。
重要な目的は、市民が自覚し、地球を汚染を進ませないよう害のあるプラスチックの使用を控えるなど、責任ある消費を促すこと。
また同時に、市民が健康に優しいバッグについても考慮してほしいともしています。
例えば、魚や肉など袋に直接触れる食品もあるからです。この場合の健康に優しいプラスチック、リサイクル可能なプラスチックに限っては使用は許可されるとのことです。
しかし自治体は、生鮮食品など日持ちのしない食品の買い物の時には、プラスチックの使用を減らすためにも市民には常にマイバッグを持ち歩くことが推奨されています。
また、スターバックスでは先行していましたが、カフェなどでもプラスチック製のストローも使用禁止になったため、紙製のストローが使用されることになります。
また、これらはプラスチック製のカトラリーにも適応されます。
プラスチックのスプーン、フォーク、皿なども同様に禁止となります。これにより、流通するのはリサイクル可能なものだけになります。
リサイクル可能なプラスチック用品は使用可能です
数年前からグリーンバッグなどをはじめ使い捨てのプラスチックバッグの使用を控えるため、なかなか浸透はしていませんでした。
そのため、同時にこれらの促進もしていく方針を打ち出しましています。
最後に~メキシコシティは環境先進国になれるか?~
これを機にメキシコシティではゴミの分別が明確化されていたのを市民によりわかりやすく伝えるようにしました。
分かりやすく図式で表されているので、これからメキシコが環境先進国になることを期待しましょう!
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