メキシコ国内の新型コロナ感染状況レビュー
2020年、世界中で感染が拡大した新型コロナウイルス。メキシコもその筆頭。メキシコでの新型コロナウイルスはますます拡大しています。
2021年に入り、ワクチン接種がメキシコで急速に拡大を見せ、ついに6月にはメキシコシティを始めとした多くの都市が緑信号になりました。
しかし落ち着いたのも束の間、現在また感染者数が増えている事態となり、メキシコシティの信号も緑⇒黄色⇒オレンジ⇒赤となってしまいました。8月下旬からの移行はオレンジ信号⇒黄色⇒緑と信号の状況はよくなっております。
2022年明けた1月、再び感染者が世界中で増えておりますが、メキシコのその例に漏れず感染者が増えております。1月8日には、30,671人感染し、「第3の波」の最中である2021年8月18日を超えた数字を記録しました。
そして今回、第4波はピークアウトし、ケレタロ州をのぞくすべての州が緑信号になりました。
それでは新型コロナの感染者数を見てみましょう。
メキシコの新型コロナ感染者数
3月4日時点でのメキシコ国内の新型コロナ感染者数は5,544,644人です。
感染者:5,544,644人(昨日比10,558人)
死亡者数:319,296人
メキシコ国内での新型コロナ感染は2020年2月末から始まり、一年が経過しましたが未だに増えていますが、感染者の増減に波があります。
グラフを見ればわかるように、2022年1月から2月にかけての感染者数の伸び幅は非常に大きくなっています。1月下旬には、1日あたりの新規感染者数が過去最高の10万人にも増えあがりました。
上記の感染者数を見てみると1日当たりの感染者数については日によって差はあるものの減少傾向にあります。しかしいずれにせよ増加傾向は続いてく見込みですが今回の信号の移行によって多くの経済活動が通常に作動されます。
引き続き注視していく必要があります。
詳しくは、下記の一日当たりの感染者数の数字を見てましょう。
メキシコの一日あたりの新規感染者数は減少傾向
上のグラフはメキシコ国内の新規感染者数です。
- 第一波の新規感染者数のピークは2020年7月~8月
- 第二波の新規感染者ピークは2020年11月~2021年1月
- 第三波の新規感染者ピークは2021年7月~8月
- 第四波の新規感染者ピークは2022年1月~2月
と言われています。
今まで新規感染者数が6000人を超えていたのは2020年8月ごろまででしたが、10月から感染者は急に増えだし、1日に10,000人を超す日が出てくるようになりました。
そして問題となっていたのは、今年から始まった第四波と呼ばれる感染の流行です。
第四波はオミクロン株の流行に始まり、第三波のピークは2021年8月18日でしたがその数字を超え、1月8日には30,671人も新規感染者が出るほどに。そして1月21日は100,279人が感染し、感染者数は過去に類を見ないほど拡大しました。
世界では特にこの1カ月間で新規感染者が6100万人を超え、オミクロン株が現在のコロナ禍を主導していることが明らかになっています。
2022年2月後半からは、1日の平均感染者数がおよそ10,000人となり、少し感染の様相は落ち着きを見せるようになりました。
州別に見た、新型コロナ感染者数
州別の感染者数でみてみると、以下のようになっています。
上は州別の感染者数の数字です。これを見ると、やはり首都、メキシコシティが異様に多いことが分かります。
3/4時点での、感染者数トップ5を見ていきましょう。
- メキシコシティ 感染者数:1,356,390人
- メキシコ州 感染者数:523,913人
- ヌエボレオン州 感染者数:307,411人
- グアナファト州 感染者数:275,296人
- ハリスコ州 感染者数:231,229人
メキシコの新型コロナの信号情報について
メキシコでは2020年6月より信号制度が始まっています。
この指針は連邦政府による例示であり、最終的な措置は各州政府によるとのことで、各地域の状況に応じて決定される模様です。お住まいの地域の最新情報の収集・感染予防に努めるようにしてください。
3/7~3/21の信号情報について
▼州別の信号状況はこちら▼
「赤色」(0州):
「オレンジ色」(0州):
「黄色」(1州):ケレタロ州
「緑色」(31州):アグアスカリエンテス州、南バハカリフォルニア州、バハカリフォルニア州、カンペチェ州、チアパス州、チワワ州、メキシコ市、コアウイラ州、コリマ州、ドゥランゴ州、メキシコ州、グアナフアト州、ゲレロ州、イダルゴ州、ハリスコ州、ミチョアカン州、モレロス州、ナヤリット州、ヌエボレオン州、オアハカ州、プエブラ州、キンタナ・ロー州、サンルイス・ポトシ州、シナロア州、ソノラ州、タバスコ州、タマウリパス州、トラスカラ州、ベラクルス州、ユカタン州、サカテカス州
※在墨日本国大使館の配信メールより。
信号の判定基準は、感染の増減傾向、入院患者の増減傾向、病床利用率、新規感染確定率などを基に判断すると発表されています。
メキシコシティの動向
それでは今回緑信号になったメキシコシティの感染者数について確認をしていきたいと思います。
メキシコシティの感染者数:1,360,984人(昨日比;+1,963人)
メキシコシティでの死亡者数;55,183人
今後、メキシコシティでは経済活動において制限なく活動を行う事ができます。また、この期間においては学校活動も対面で行われるとのことです。
ケレタロの動向
一方で、国内で唯一黄色信号のままになったケレタロの感染状況についてはいかがでしょうか。
ケレタロの感染者数:136,620人(昨日比;+109人)
ケレタロでの死亡者数;6,569人
ケレタロ州には、現在新型コロナに感染している軽度の患者はおよそ800人いるといいます。州政府は感染予防としてこまめな手洗い、外出時のマスクの使用、人と人との健康的な距離の確保を求めています。
ケレタロは今回も黄色信号に指定されているため、各経済活動に制限されています(収容人数を75%にするなど)。
各自治体における信号機の色を決定するために評価される4つの要素は、集中治療室の稼働率、コロナウイルス陽性例の割合、稼働率の推移、陽性例の推移、すなわち現在の数値に基づく予想と発表されています。
まとめ
メキシコ国内ではまだ感染者が増えています。
連邦政府や州政府の発表も変わってくることもありますので、緑信号であっても油断せず、日々の情報収集に努めましょう。