【メキシコ基礎情報2022】メキシコのGDPについて徹底解説

皆さんこんにちは。

前回に続いて、メキシコの基礎情報についてです。前回はメキシコの人口についての記事でしたが、今回はメキシコのGDPについて触れたいと思います。

スペイン語ではGDPを、Producto Interno Bruto (PIB)というよ!

GDPは、Gross Domestic Productの略で国内総生産のことを指します。 1年間に国内で産出された利益の総額で、国の経済活動状況を示します。

メキシコのGDP

GDPとは、「Gross Domestic Product」の略で、「国内総生産」のことです。一定期間で国内で産出された付加価値の総額で、国の経済状況が分かります。

2020年のメキシコのGDPは21兆8840億2900万ペソで、1.076兆アメリカ合衆国ドルでした。2016年、2008年とほとんど同水準の数値です。

2019年は1.269兆USドルでしたので、-15%の下落となっていました。

2019年から2020年にかけて、実質的なGDPの年間減少幅が最も大きかった州は、以下の通りです。

  • キンタナロー州 24.1%
  • バハカリフォルニア南州 23.5%
  • トラスカラ州 12.1%
  • ナヤリト州 11.4%
  • コアウイラ州 11.4%、
  • モレロス 11.0%、
  • イダルゴ 10.9%
  • プエブラ 10.9%
  • ゲレロ 9.9%
  • メキシコシティ 9.1%
  • ケレタロ 9.0%

新型コロナウイルスの影響で第三次産業が盛り上がらなかったためと推測されています。

また、タバスコ州は3.5%の成長をした唯一の州となっています。

ブラジルは2020年は1,445兆USドルでした。メキシコ、あと少し!

メキシコの州別のGDP

それではメキシコの州別のGDPを見ていきましょう。

順位地域GDP(単位:100万ペソ)全体に占める割合
1メキシコシティ3,464,82815.8
2メキシコ州1,993,8749.1
3ヌエボレオン州1,744,3708.0
4ハリスコ州1,591,0007.3
5ベラクルス州988,9154.5
6グアナファト州949,4044.3
7バハカリフォルニア州801,5643.7
8コアウイラ州789,8633.6
9チワワ州786,1763.6
10ソノラ州784,2733.6
11プエブラ州710,0953.2
12タマウリパ州674,7413.1
13ミチョアカン州556,9342.5
14サンルイスポトシ州509,8792.3
15シナロア州505,9662.3
16タバスコ州505,7262.3
17ケレタロ州498,1412.3
18カンペチェ州458,9282.1
19イダルゴ州352,8951.6
20オアハカ州352,1631.6
21チアパス州336,3521.5
22ユカタン州332,1011.5
23アグアスカリエンテス州303,7911.4
24ゲレロ州302,9651.4
25キンタナロー州291,7501.3
26ドゥランゴ州267,8641.2
27モレロス州235,5961.1
28サカテカス州212,6371.0
29バハカリフォルニア南州170,5630.8
30ナヤリト州147,6950.7
31コリマ州139,6540.6
32トラスカラ州123,3250.6
出典:INEGI

メキシコの第一次産業について

第一次産業とは?

自然を相手にした産業です。作物を作ったり,採取する産業で、農業,林業,漁業などが第一次産業にあたります。

2020年、農業、家畜の飼育と搾取、林業、漁業、狩猟からなる第一次活動のGDPは887,229百万ペソに達し、ハリスコ州が13.2%と最大の割合を占めています。

ハリスコ州に次ぎ、ミチョアカン州9.9%、シナロア7.5%、ベラクルス州7.4%、ソノラ6.5%、チワワ6.0%、グアナファト5.0%、プエブラ3.5%、メキシコ3.1%、チェアパス3%、ドランゴ2.9%となっています。それ以外の州では32%占める結果となりました。

メキシコの第二次産業について

第二次産業とは?

自然界からとったりした物を使って加工する産業で,工業や建設業などが当てはまります。鉱業、製造業、建設業、発電・送電・ガス供給なども第二次産業です。

メキシコにおける第二次産業は、2020年に6兆918億1百万ペソを記録しました。

内訳は、ヌエボ・レオン州9.9%、ハリスコ州7.1%、メキシコ州7%、コアウイラ州5.9%、ソノラ州5.4%、グアナフアト州5.3%、バハ・カリフォルニア州とカンペチェ2州が5%、チワワ5%、メキシコシティ4%、ベラクルス4.3%でした。

その他の州は合計で35.1%となっています。

第二次産業において重要なファクターは石油採掘です。石油採掘が国内総生産に大きな影響を及ぼしており、カンペチェ州においては石油採掘が大きな割合を占めています。

メキシコの第三次産業について

第三次産業とは?

第一次産業,第二次産業のどちらにも当てはまらない産業です。簡単に言うと、人を相手に行う産業で、商業,金融業,運輸業,情報通信業,サービス業などが当てはまります。

メキシコの第三次産業が2020年に生み出した国内総生産は140億7,819万ペソで、このうちメキシコシティが22.3%、メキシコが10.5%、ヌエボレオンが7.4%、ハリスコが7%、ベラクルス デ イグナシオ デ ラ リャベが4.4%、グアナファトが3.8%、プエブラが3.1%、バハ カリフォルニアが3%、チワワが2.8%、タマウリパスとミチョアカンがそれぞれ2.7%を占めています。

残りの30.3%はその他の州で構成されています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

数年前と比べてもかなり進歩しているのがわかるように、メキシコでは経済が日々伸び続けています。これからもメキシコの経済状況をメヒナビでもお伝えしていきます!

参考文献:https://www.inegi.org.mx/contenidos/saladeprensa/boletines/2021/pibe/PIBEntFed2020.pdf

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渡邉海也
メキシコシティに留学をしていましたカイヤと申します。スペイン語、アグリビジネス、移民問題をUNAMで学び、空手をメキシコでも稽古をし国際交流、そしてPinbox S.A. de C.V. でインターンという三本立てで生活をしていました。メキシコ滞在を通して感じたことを皆様にシェアできたらと思います。よろしくお願いします!