【2022最新】私がグアナフアト大学の語学学校Centro de Idiomaに留学をした理由とコースをご紹介

みなさんこんにちは!新たにメヒナビライターとしてお手伝いさせていただくことになりました、東京外国語大学スペイン語専攻のまゆです。

現在、グアナフアト大学付属の言語学校Centro de Idiomaに一学期間の休学留学をしています。

グアナフアトで暮らし始めてから早二か月が経ったところで、私がここグアナフアトに留学を決めたきっかけ等をお話したいと思います。

専攻ときっかけ

私は大学ではスペイン語を専攻し、ゼミでメキシコ民俗学を研究しています。

私がスペイン語に興味を持ったきっかけは、実はメキシコにあります。スペイン語専攻というとやはりスペインに興味を持った学生の方が多いので、若干少数派です。

ルーツは私が中学生だった頃に遡ります。

当時、アメリカへの一か月の短期留学でお世話になったホストファミリーがラテン系の方々で、断片的ではありますがメキシコ及び中南米の国々について話を聞き、その内容に惹かれたというのが私とメキシコの初対面でした。

その後、もともと外国語や多文化に興味があったため、現在通う東京外国語大学への受験を決めました。

専攻語を選ぶ際に各言語の特徴や話される地域について一通り調べたうえで、やはり一番惹かれるのはメキシコの文化や歴史だと感じ、スペイン語専攻を決めたというわけです。

メキシコ留学のきっかけ

先に述べたように入学時からメキシコに興味を持っていた私は、もちろん長期留学先としてもメキシコを考えていました。

入学当初の計画としては、二年夏にスペインにショートビジット(短期留学)へ行き、翌年三年の秋から一年間、メキシコへ派遣留学をすることを夢見ていました。

しかし蓋を開けてみると、多くの留学希望者を苦しめてきたであろう新型コロナウイルスに阻まれ、実際に一年の派遣留学が決まっていたグアナフアト大学でも対面での受け入れが中止となりました。

こうして夢だった留学の延期が重なり、スペイン語学習のモチベーションが地に落ちた私ですが、やはり在学中にメキシコで学びたいという思いを捨てきれず、一学期という短い期間ではありますが休学留学を決めました。

休学留学の理由及びグアナフアトを選んだきっかけ

留学方法

私の大学では、大学のプログラムとして留学できる『派遣留学と、大学を介せず留学する『休学留学が主な留学方法としてあります。もともとは派遣留学を考えていた私ですが、なぜ実際に休学留学に決めたのか、という点についてお話します。

まず、一年前に派遣留学が決まっていたものの思うようにいかなかったという点が、派遣留学を見直す一番のきっかけでした。

正式に大学を通している分しがらみも多く、不自由だと感じてしまいました。

一方派遣留学は留学先大学の学部の講義も取れるというメリットもあり、学部で勉強したいという気持ちもありました。

しかし語学大学へ留学経験のある先輩の話を聞いたり、また私の研究テーマはフィールドワークでも十分補えると感じ、学部に拘らなくてもいいかもしれないと思えました。

さらに、派遣留学では奨学金が出るという点も大きな魅力でしたが、当時は奨学金プログラムも縮小されており、半年の留学では該当するものが見つからなかったため、それなら休学留学した方が費用も少なく済むとのことで、最終的に休学留学を決定しました。

※学部留学についてはestudio libreと呼ばれる学部留学の方法もありましたが、複数の大学公式メールアドレスに何度か問い合わせをしたものの連絡が一切取れず、私は諦めてしまいました…。私費での学部留学を考えている方は、早めの段階から、連絡がつくまでめげずに問い合わせてみることをお勧めします。

留学先

メキシコの中でもグアナフアトを留学先に決めた理由としては、単純に「派遣留学で行く予定だったから」です。

完全に思考停止した理由ですが、本来なら行くはずだったのに行けていない、という事実が悔しくそれ以外眼中にない状態でした。

しかし、グアナフアト到着前にメキシコの他のいくつかの地域に滞在したところ、私の研究テーマを考えてもオアハカの地が最適だったのでは、と現在では少し後悔しています。

自由さに惹かれて休学留学を決めたのに、実際は自由な決断ができていないというなんとも皮肉ですが、休学留学を考えている方はこれを反面教師に慎重に検討することをお勧めします(笑)。

とは言ってもグアナフアトは非常に過ごしやすく素敵な街ですし、言語学校の学費も他のスペイン語圏と比べて最も安い!(語学学校の先生曰く)らしいので、比較的手軽にスペイン語を学びたい方には打ってつけかもしれません。

語学学校

申請方法

グアナフアト大学の公式HPよりダウンロードまたは語学学校のコーディネーターの方に連絡し、アプリケーションフォームを頂きます。

参考:2022年度版申請フォーム http://www.dcsh.ugto.mx/espanol/images/inicio/application01jun22.docx

必要箇所を全て記入したらメールにて提出し、受け入れ許可証を発行して貰えば申請完了です。

ホームステイを希望する場合は受け入れ先を探していただくこともできます。

その後は決められたクラス分けテストの期間にテストを受けられるよう、グアナフアト現地に到着していれば問題ありません。

語学学校の中庭の風景

問い合わせ先: espanolextranjeros@ugto.mx (語学学校)

        mwario@ugto.mx (コーディネーター)

参考:2022年度課程一覧 calendario16may22.pdf (ugto.mx)

クラス分け・授業内容

授業開始の一週間前にクラス分けテストがありました。内容は筆記テストと口頭インタビューの組み合わせです。

筆記テストとして、選択式の文法問題が80問文章記述問題が1問あり、時間制限等はないので終わった生徒から口頭インタビューを受けるといった内容でした。

レベルは語彙数で表わされ、100語、200語、300語、400語、500語、600語の六段階に分かれていました。

文法・会話の授業はこの六段階でクラス分けされますが、その他の歴史・文学・読解の授業は、Básico(100~200語)、Intermedio(300~400語)、Avanzado(500~600語)の三段階に分かれて実施されています。

口頭インタビューが終わるとその場でレベルが決まり、後日メールが送られてきてクラス分けの確認と履修登録及び諸々の費用支払い、翌週から授業開始という流れです。

 先述したように、語学学校の留学生向けの授業は、歴史、文学、読解、文法、会話の五種類に加え、メキシコの授業を取れます。全て履修するか否かは任意ですが、ほとんど全学生が全クラスを履修しています。週中の授業数はレベルごとに異なりますが、一番授業数の多いAvanzadoの一例は以下のような感じです。

金曜日を除き、一日に一時間×5コマの授業があり、さらに月曜日と水曜日の夕方には中南米でよく踊られるサルサやクンビア等ダンスの授業が二時間ずつあります。

これらに加え、CAADIと呼ばれる言語学習施設で学生たちがボランティア的に企画している様々な言語のワークショップ(ex. 文法、音声学、読解、文化など)にも参加することができます。

グアナフアト大学には日本語に興味を持っている学生も多いので、授業を受けるだけでなく自分で日本語に関わる授業を企画し、新たな友人を作ることもできます!

まとめ

いかがでしたでしょうか?メキシコ留学に興味がある皆さんのお役に立てたら嬉しいです!

もちろんここで紹介したグアナフアト大学や付属言語学校以外にも、メキシコでスペイン語を学べる環境はたくさんあります!

ぜひご自身の興味にぴったり合う留学先を探してみてください。

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