どうも現在グアナファト大学に留学中の横山です。
以前の記事で紹介したように、メキシコからグアテマラに一時出国しておりました。詳しい経緯は下記の記事をご覧になってください。
グアテマラ基本情報
グアテマラは古代マヤ語で「グアテ」=スペイン語のアグア=「水」、「マラ」=スペイン語のモンターニャ=「山」という意味です。実際にグアテマラは火山など山が多く、雨が良く降る地方です。
国土は約10万8000㎡で日本の3分の1ほどのところに約1600万人が暮らしています。
マヤの先住民の血を引く人々が4割、先住民と欧米系の子孫(メスティーソ)が3割と先住民系の人々が多い割合となっています。
気になる治安は、グアテマラの各都市は昼間なら特に危険を感じることはないかと思います。ただスリや強盗には気をつけ、夜は出歩かなければ、安全に過ごせると感じました。
アンティグアに関しては、観光地ということもあり、政府が警備に力を入れているとのことでした。実際に街のあちらこちらを警察官が循環しており、夜でも危険を感じることはなかったです。
グアテマラへの行き方・入国
私が住んでいるグアナファトからグアテマラまでは直行便はなく、一度メキシコシティを経由する必要がありました。
メキシコシティからグアテマラシティまでは1時間30分ほどで着きます。
メキシコからグアテマラに就航している航空会社はアエロメヒコ、Interjet、Volaris、アビアンカ航空などです。
私はメキシコのLCCであるInterjetという航空会社を使いました。機内持ち込みの手荷物も2つ持ち込むことができ、グアテマラまで遅延もなく、機内サービスで飲み物とお菓子の提供と充実していました。
航空券も時期によっては片道1万円未満で行くことができます。
またバスでもチアパス州のサンクリストバルデラスカサスから行くこともできるそうです。グアテマラはメキシコから気軽に行くことができる海外の国であると思います。
メキシコシティと1時間時差があるため、時計を1時間遅らせる必要があります。(*サマータイム期間中のみ)
グアテマラシティ到着後、入国審査と税関を通過する必要がありますが、グアテマラの入国審査はとても簡単です。
入国後、空港でアンティグアまでの乗り合いバンを手配してもらいます。
私が行った時期はグアテマラは雨季だったため、観光客が少なく、乗り合いバンが一杯になるまで他の観光客を1時間くらい待ちました。
グアテマラシティからアンティグアまでは$12米ドル払い
世界遺産の古都アンティグアの魅力
私が訪れたのはグアテマラシティから車で1時間くらいのところにあるアンティグアという街です。
アンティグアは世界遺産にも登録されており、スペイン征服時代のコロニアル様式の美しい街並みを現在に至るまでとどめています。
中米周遊の際の起点ともなる街であることから、多くの観光客やバックパッカーに人気の観光地です。
またグアテマラシティより治安が良く、スペイン語の語学学校が多く、格安で授業を受けられるので、日本人を含め外国人に人気の留学の場所となっています。
グアテマラシティについては後述します。
崩れた教会がフォトジェニック
アンティグアには崩れた教会が多くあります。1773年にグアテマラに甚大な被害をもたらした地震が襲い、崩壊したものをそのまま保全しています。
その地震で被害を受けたため、アンティグアからグアテマラシティに首都を移転しました。
写真はアンティグアのレコレクシオン修道院です。地震で崩れ、その後、約250年経った今でも、崩壊後の姿で保存されています。
入場料は40ケツァール(≒600円)メキシコの学生証を提示すれば割引いてもらうこともできました。
内部は巨大な瓦礫が転がっています。
この修道院はアンティグアの崩壊した建物の中で規模が最大ですので、ぜひ訪れてみてください。
名物チキンバスに乗ろう
チキンバスはアメリカやカナダで使われていたスクールバスをグアテマラに運び、装飾やペンキ塗ったもので、現地の人のための交通手段として使われています。
バスによっては暗くなるとライトアップされるものもあり、一台一台それぞれ違った装飾なので比べてみるのも面白いと思います。
料金は距離によって1ケツァール(1ケツァール≒15円)から
アンティグアからグアテマラシティまで10ケツァール(15ケツァール≒150円)で移動できます!
グアテマラシティまでスピードを落とさず山道を高速で走ります。
ジェットコースターのようで、とてもスリルがあり、楽しかったです。
名産グアテマラコーヒーの魅力を知るツアー
アンティグアからチキンバスに乗って15分ほどでホコテナンゴにあるコーヒー工場に行くことができます。
入場料は40ケツァール(40ケツァール≒600円) で英語もしくはスペイン語のツアーガイドの説明もあります。
グアテマラコーヒーの特色から、栽培・生産方法まで約1時間ツアーはとても満足度の高いものとなっていました。
工場で生産されたコーヒーを一杯試飲でき、コーヒー好きな人にとって、アンティグアを訪れた際には欠かせないスポットであると思います。
Azotea(アソテア)コーヒー工場
中米一美しいマクドナルドはアンティグアにあり!
アンティグアは街並みだけではなく、マクドナルドまで美しいです。
特に昼間はその中庭からアカテナンゴ火山が見え、夜はライトアップされ、インスタ映えすること間違いなしです!
ベンチにはドナルドも座っています!
内装もコロニアル都市を意識したものであり、マクドナルドというよりかは、ヨーロッパの美術館みたいですね。
大きなチキンが丸ごと美味しいーアンティグアおすすめレストラン情報ー
グアテマラの物価はグアナファトよりも若干安いです。(グアナファトは観光地なのでメキシコの他の街より価格が少し高く設定されています)
アンティグアもまた観光地なので旅行者向けの値段設定のお店もあるたくさんあります。そういったお店の値段は日本の物価と変わらないか、高く感じました。
ただ、現地の人々が行くメルカドのレストランや屋台で食べれば250~450円くらいでお腹いっぱい食べることができます。
私は「リンコンティピコ」という鶏肉の有名なお店に行ってきました。
鶏の丸焼きの半分が丸々と、ホクホクしたジャガイモが8個くらい入って30ケツァール(≒約450円)でお腹がはち切れるくらい食べられます。
ぜひ行かれる際はお腹がペコペコの状態で行くことをおすすめします。
グアテマラシティ観光情報
グアテマラの首都であるグアテマラシティにも行ってきました。
アンティグアよりも見所は少ないです。
ただ、鮮やかな建物がいくつもあったり、国立考古学民俗学博物館などグアテマラの歴史を学べる場もあります。
ぜひ時間がある方は訪れてみることをおすすめします。
写真は国立文化宮殿です。
まとめ
メキシコから気軽に行くことができるお隣の国グアテマラ、アンティグアの他にもマヤ文明の遺跡ティカル遺跡や、美しい湖のあるパナハッチェルなど、他にも見所の多い国であると思います。
メキシコに訪れる予定のある方、滞在中の方、ぜひグアテマラに一度足を運んで見ることをおすすめします。