どうも、グアナファト大学に留学している横山です。
私は学部3年生の夏休みから留学していて、日本の所属大学に復学後は4年生になります。
楽しい留学生活が終わった後には就職活動があります…(汗)
というわけで、将来を考えるためにもグアナファトの隣町であるレオンで行われた就職フォーラムに参加してきました。
メキシコで就職したい方のために当日の会場の様子から、私が突撃で行なった各企業の人事の方のインタビューもまとめていますので、ぜひ参考にしてください!
レオン就職フォーラムとは
毎年10月にグアナファト州レオンで行われている日系企業によるメキシコ最大の就活フォーラムです。
今年(2019年)は10月12日(土)にポリフォルムレオンで行われました。
入退場は無料。メキシコ商工会議所の後援によって開催されています。
日本語もしくはスペイン語、英語を話すことができる人材や、エンジニアリングに精通している人材など、企業によって求める人物像は様々でした。
会場の様子
当日は午前9時から開演しており、11時頃には多くの方でいっぱいでした。
現地メディアも取材にきており、大注目のイベントでした。
レオン市長や日系企業のトップの方などが挨拶に訪れており、日本とメキシコの産業の結びつきの強さが伝わってきます。
当日は各企業ブースとは別にセミナー会場にて会社説明会も行われていました。
各企業は下の写真↓のようにブースを設置しており、興味がある企業に対して履歴書を渡したり、その場で面接をすることができます。
インタビュー特集
実際に私が企業の方々にインタビューした内容をまとめてみました。
メキシコで就職を考えている人は参考にしてみてください!
日系企業各社の参加目的
より良い人材の獲得のために参加していると多くの企業さんが口を合わせておっしゃっていました。
具体的にグローバルな視野を持ち、会社の貢献に貢献できるような人材を獲得するために出展したという企業さんもいらっしゃいました。
メキシコ人や日本人を含め企業の多くが現地での良い人材の獲得に苦労しているとのことです。
まだまだ日本人の方でメキシコで就職するという選択肢があまり普及していないこそ、良い人材の獲得は難しいと思われました。
求める人材像
メキシコ人のみ募集している企業さんもある一方で日本人の採用に積極的な企業さんもいらっしゃいました。
エンジニアや化学知識を持った人といったようにスキルを持った人材を求めている企業さんもいます。
実際あった企業さんの回答はこちら↓
-新規プロジェクトに対応できる人
-コミュニケーション能力が備わっている人
-ほうれんそう(報告・連絡・相談)ができる人
-語学+環境に柔軟に対応できる方
-自身の言語スキル+マネジメントや営業など自身の可能性をさらに広げられる人、また広げる意思のある人
求める人材像の基本的な部分は日本でも求められる能力と変わらないものが多い印象でした。
ただ、海外で生活する上で欠かせない柔軟的な思考は欠かせないと感じました。
日系企業各社の進出理由
多くの企業がメキシコ市場の成長の可能性について話していました。
平均年齢が若く、安価な労働力などが魅力的であり、成長率が高い国となっております。
企業の進出理由はこちら↓
-取引先の企業が進出したため
–アメリカという巨大マーケット向けの展開ができる
-アメリカだけではなく中南米向けの展開も可能
-これからのメキシコの発展に貢献できるというやりがい
-他国に展開してる海外事業所が成功したため、次の拠点としてメキシコを
など様々な理由があります。
メキシコで働くことの良さ、魅力
-メキシコ人が皆フレンドリー=性格が悪い人がいない
-メキシコの文化になれる=メキシコ人の時間感覚に慣れる笑
スペインのスペイン語とメキシコのスペイン語は違っており、スペインのスペイン語で学んだ駐在員さんは苦労されたとのことでした。
-スペイン語を使う機会がほとんど日本にないが、メキシコではスペイン語能力を活かせるということ。
-日本で思っていたより安全ではあるが、危ない危険 危険な場所と見分け必要がある。
ー日本人心を開くのに時間がかかるが、メキシコ人はとてもフレンドリー
-赤道に近いので暑いと思ったら過ごしやすい気候だった
–メキシコ料理が美味しい
-新しい領域を切り開いているという実感
–日本で培った知識や技術でメキシコという発展している国に貢献できたという喜び
やりがいや喜びは人それぞれ違いますが、メキシコの発展に携わることができるという意見を聞くことが多かったです。
メキシコは成長している国であり、日系企業が与える影響も大きいく、成長に貢献できるという実感が仕事を通して感じてらっしゃる方が多かったと感じました。
メキシコで働く上で大変なこと
日本人が働く上でスペイン語は必須
日系企業 日本とメキシコの文化の融合をはかる
日本人とメキシコ人が一緒に仕事をする際の兼ね合わせが難しいという声もありました。
会社を作るところから 0→1やりがいでもあり大変でもある
やはり法律や税法も違うため、現地法人を0から作るのは一苦労です。
予定通りいかない
日本式マネージメントが通じない
例としてはメキシコ人を日本人のように叱るとやる気がなくなってしまったなど
メキシコ人とのコミュニケーションの難しさ
各企業が口を合わせたおっしゃっていたはメキシコと日本の文化の違い。それから発生するコミュニケーションやマネジメントの違いなど、日本では通用することがメキシコでは通用しない。また逆もあり、苦労しているとのことでした。
駐在員のスペイン語勉強法
現地でスペイン語のクラスをとって勉強している方もいれば、オンライン会話でレッスンを受けるという方もいました。
メキシコ人の電話を真似るや普段から積極的に使っていくなどスペイン語が溢れている職場環境を活かした勉強法も可能とのこと。
ドラマやインターネット、youtubeを使って勉強など、無料で勉強できる環境が昔よりも整っているとのことで、スペイン語を勉強する環境は以前より整っていると感じました。
まとめ
日系企業が多く進出する国メキシコ、そして特に進出の激しいこのグアナファト州最大の都市レオン市で行われた就職フォーラムの注目度は非常に高く、多くの方が訪れていました。
人事の方と距離も近く、メキシコで働くというイメージを掴めると思います。
また毎年11月にはモンテレイでも就職フォーラムが行われています。
メキシコで就職を考えている方は現地の就職フォーラムぜひ参加してみてはいかがでしょうか。