NORIのめざせ!メキシコちょっとだけフリーク~第6回メキシコでスポーツ~
こんにちは、NORIと申します。2001年からメキシコ中部に住んでいます。メキシコ歴ちょうど20年くらいのおじさんで、事業コンサルタントをしています。詳しくはプロフィールをご覧ください。宜しくお願い致します。
「ちょっとだけフリーク」最終回(泣)の今回は、とっても健康なテーマ、「スポーツ」について取り上げたいと思います。
2021年8月6日は、東京オリンピックのサッカー種目で、日本vsメキシコが三位決定戦を行います!
メキシコ代表の今までの成績や、代表メンバーについては下記記事よりご覧ください!
メキシコ、パンアメリカンゲームで活躍!
日本が参加していないので馴染みが薄いかと思いますが、今年ペルーで開催された米州スポーツの祭典「パンアメリカン競技会」では、メキシコのメダル獲得数は総数ではブラジル(308枚)、米国(185枚)に次ぐ3位(158枚)と、中々の活躍でした。
金・銀・銅のそれぞれの獲得数も3位で、金メダルでは米国(58枚)に対し僅差(55枚)となっています。
内訳を見ますと、メキシコが金メダルを獲得した競技は女子競輪(ペア)、男子ラケットボール(シングルス及びダブルス)、男子1500m走、男子ダイビング(トランポリン)、男子トライアスロン、女子近代五種…と、多岐に亘ります。
オリンピックやパラリンピックなどの世界全体の競技会ですといまいち目立たないメキシコの選手たちですが、米州レベルではそれなりの位置に居ることが分かります。
国際競技でメキシコ選手を良く見かけるスポーツとしては、テコンドー、ダイビング、サッカー、野球、というところです。また、メキシコには高山性の気候を利用して世界中のアスリートが良く、高地トレーニングにやってくるそうです
予算不足でも頑張るぞ!メキシコのアスリート達
パンアメリカン競技会でのメキシコチームの成果に対し、ロペス・オブラドール大統領の決定で獲得したメダルに応じた「報奨金」を支給することになりました。
ニュースを見た私も少し驚いたのですが、普段からスポーツ振興に対しての予算や設備インフラが不足していると批判の多い状況下にあって、この報奨金のニュースは私にはなかなか画期的なものに映りました。
しかし、一方でアスリート達はお礼を言うどころか、「今回の結果は我々が予算不足の中でも精いっぱい努力したためであり、政府の援助があったからではありません」と会見でコメントするなど、政権への冷ややかな批判に終始。
現在、メキシコの体育・スポーツ評議会(CONADE)の会長は、1990年代に短距離走の国際的競技会で活躍したアナ・ゲバラAna Guevaraですが、私が記憶している限り当時から現役アスリートであった彼女自身が記者会見などでスポーツ・体育に対する政府の関心の低さについて批判していました。
ですので、メキシコ政府とアマチュアスポーツ界との関係は、歴史的に見ても残念ながら総じて良好な関係にあるとは言い難いようです。
日本人も活躍!メキシコのプロスポーツ
アマチュアの方は、そういうわけでこれからの状況改善が期待されるところですが、ではメキシコのプロスポーツ界はどんな感じでしょうか。
おそらくメヒナビ読者の皆様が思い浮かぶメキシコのプロスポーツを最初に3つ挙げるとしたら「サッカー」「プロレス(ルチャリブレ)」「ボクシング」だと思いますが、どうでしょうか。
あとこれらに野球を加えて、現地のスポーツ新聞はルチャリブレを除いた3つで構成されている感じです。ルチャリブレはエンターテイメント性が強く、メキシコの方々は「スポーツ」としては捉えていない感覚がありますが、プロレスファンの皆様(女子、男子両方)ならメキシコ選手と日本選手が、双方の国のリングで闘っていることを勿論ご存知かと思います。
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また、ボクシングでも日本のボクサーが良くトレーニングに来ており、亀田兄弟の三男、和毅(ともき)選手がメキシコを拠点に活動していることを知っている方も多いでしょう。
私はメキシコ人(特に男性)の大多数や、当地で知り合った多くの日本の方々がそうであるようなサッカーフリークではありません。
どちらかというと社会現象のような側面からサッカーを観察することが多いですが、全然知らないとメキシコ人とまともに会話できないことがあるので、一応1部リーグにどんなチームが居て、どこを本拠にして、今の順位はどうなっているか位は覚えるようにしています。
また、米州のプロスポーツとしてメキシコがユニークだと私が思っているのは、サッカーと野球の両方が盛んに行われているという点です。
メキシコの周りにある国々の中には米国、キューバ、ドミニカ共和国という、サッカーよりもむしろ野球の強豪国が散らばっています
(もっともこれは男子の場合で、なでしこジャパンも参加した今年のW杯女子サッカーは米国チームが優勝しました)。
私はどちらかというと野球の方が好き(小さい頃下手くそでもしていたので、ルールがある程度分かるというのもあります)なので、近年メキシコリーグでも米メジャーリーグ同様、日本人選手が参加するようになって、より身近な存在として感じています。
ただ、野球はやはりサッカーに比べると資金に困っているようで、メキシコリーグのレオン・ブラボーズで活躍している元DeNAの久保康友投手が、球団から月給が数か月支払われないという事態も発生。久保投手はあっさり「まあこんなこともあろうかと」とのことでしたが。
メキシコでこんなスポーツが出来る!
皆さんがメキシコに勉強や仕事で来られると、やはり何らかの形で体を動かしたくなるかと思います。
テキーラ、フィエスタ(パーティー)でストレス解消も良いですが、適度な運動は健康にもメリットがありますので、今回はポピュラーなサッカー以外にも、こんなことが出来るというのをいくつか紹介していきます。
スポーツフィッシング
海沿いと内陸部の両方で、釣りを楽しむことが出来ます。
海沿いですと、主にバハカリフォルニア半島や太平洋沿いのリゾート地で盛んです。
また、内陸の場合メキシコは清流が多くないため、主にダム湖などでのバスフィッシングが有名です。
特にブラックバスについては、大物を求めて世界中から釣り人が訪れるとのこと。以前、私の同僚だった駐在員の方々も、2泊3日でこぞって出かけていました。
テコンドー
メキシコは、知る人ぞ知る朝鮮半島生まれの武道「テコンドー」強豪国。
歴代のオリンピック等世界レベルの競技会でもメダルを続々獲得。
直近では今月千葉県で行われた世界大会の67kg級でマリア・エスピノーサ選手が銅メダルとのこと。テコンドー練習場はメキシコの割と小さな町でも見かけます。
なお、メキシコでは武道として他に空手、合気道、剣道などを教えているところがある他、格闘技系のムエタイ、キックボクシング等を練習できるところもあります。
山登り、トレッキング
山がちな地形の多いメキシコでは、「山登り」は気軽に楽しめる近郊の山々から、富士山よりも高い所まで登っていけるなど、バリエーションが豊富です。
キャンプ場として整備されている所も全国各地に存在します。
バスケットボール
米国ほどの人気は無いかもしれませんが、メキシコにもプロリーグがあります。また、大きな公園には有料又は無料で大体バスケットコートが数面設置されています。
スポーツ、特に団体で行うものですとメキシコ人のチームと対戦したり、一緒に交じってプレイすることで、とても良い交流が出来るかと思います。
また、平日の昼前などはスポーツジムも空いていたり、割引料金が設定されていることが多いので、是非トライしてみてください。
最後に
「ちょっとだけフリーク」、6回に亘って勝手気ままに書かせて頂きました。読者の皆様、本当に有難うございました。
メヒナビには引き続き協力して、メキシコの色々な情報を提供させていただこうと思います。今後とも、宜しくお願い致します。
1996年~98年にグアナファトに留学し、 卒業後2001年からメキシコに住んでいます。日系自動車部品メーカー勤務の後、『メキシコに物を売りたい』『メキシコで事業をしたい』人や企業さんのお手伝いをしており、並行して公式文書の翻訳や、同時通訳もやっています。いつでも相談に乗ります。