【2023最新】安いは嘘?!メキシコの物価と生活費のホントを現地在住者が解説

みなさんこんにちは。

メキシコは物価が安いといわれますが、実施はどうなのでしょうか?
メキシコ生活で一体生活費がどれくらいかかるのかということはとても気になるところですよね。

実際私が留学生だった頃は、掛かる費用に関しては留学前は友達に聞いたり先輩に聞いたりかなりの準備をしました。

今回の記事はメキシコの現在の物価と、留学生など現地採用で働く人を対象にメキシコで生活をすると1か月どれくらい掛かるのかを計算してみたいと思います。

メキシコは日本より物価が安いなんて言いますけど、実際本当なんだろうか?それって家賃込みで計算しているのかなと疑っちゃうことも。
せっかくのメキシコ生活であるならば、生活費ギリギリで過ごさず、貯金や旅行もしてみたいですよね。

今回は細かい生活のシミュレーションができるよう、メキシコでかかるさまざまな費用と物価についてご紹介します。

この記事はこんな方におすすめ

  • メキシコで暮らしてみたい方
  • メキシコの留学生、現地で暮らしている人
  • 生活費を見直してみたい方

まずは為替と消費者物価指数を確認(メキシコペソ)

2023年現在、メキシコペソは8.7円です。2022年は対米ドルに対して円安となった一年でした。また、ペソに対しても20%以上円安に触れ、その為日本円→米ドルまたはメキシコペソに両替をする時には非常に苦労した1年でした。しかし、メキシコに住んでいる方が日本に帰国するときは通常よりも良い年になりました。

また、2023年は年初は6.5円前後だったものの、円高にさらに振れ、2023年9月現在では8.7円まで進んでいます。円が弱くなっていることが顕著になっており、為替の面でも日本から来た人にとっては魅力は半減してしまっている状態です。

消費者物価指数(出典:IMF) ベースは2018年。

こちらはIMF(国際通貨基金)が発行している消費者物価指数。これを見ると年々物価は上がっていることがわかり、メキシコの経済は順調に成長をしています。

①家賃について

メキシコシティグアナファト州アグアスカリエンテス
留学生4,000ペソ〜3,500ペソ〜
社会人20,000~45,000ペソ6,000-10,000ペソ5,000-7,000ペソ
目安としてご覧ください。

まずは家賃を見ていきたいと思います。

家賃は毎年上がり続けている傾向にあります。聞き取り調査の結果、現在の大まかな家賃はこのような感じです。イメージとしてご覧いただけると幸いです。

駐在員については会社によって補助額などに大きな差がありそれにより住む家が変わってくるため割愛しています。しかし、五大商社など大きい会社では最大約20万円の補助が出ているためメキシコシティではポランコのPlaza CarsoなどのマンションやZona Rosaのマンションに住む方が多いです。

留学生はルームシェア・一人暮らし・ホームステイのどれを選択するか・どこに住むかによって金額が少し変わってきます。私は留学生の時、一軒家の離れを借りて一人暮らししており、家賃・光熱費・Muchachaの掃除・Wi-Fi代で3500ペソでした!(トイレシャワー付きの離れ)

例えば私の感覚だと、メキシコシティのUNAM付近やMixcoac付近、Coyoacanだと最低で4000ペソ、Coyoacan中心部から少し離れたところで3500ペソです。大体家賃は4000ペソかかるかなという感じです。しかし、メキシコシティの中心部に近づくにつれホームステイでも8,000ペソと値段も上昇します。

また、治安が気になるメキシコにおいては家賃が安すぎるということはセキュリティに問題があるのではないかと疑ったほうが良いかもしれません。相場に比べて家賃が安すぎる物件は、こんなマイナスポイントがあるかも…?

  • 治安が悪い地域にある建物が古すぎる(排水や電気系統に問題あり)
  • セキュリティがしっかりしていない、など

メキシコでは、お金で買える安全は買った方が良いというのが鉄則。無理にケチりすぎないようにしてください。

また、ホームステイ含めルームシェアなど共同生活をする人は一緒に住む人についても気をつけるようにしてください。過去の事例でホームステイ中に物が盗まれてしまったり、ルーミーが部屋でパーティーを開いているときに知らない人が部屋に入ってきて物が盗まれてしまった…ということも起きています。

メキシコで現地採用で働く人は、セキュリティのしっかりしたアパートはオートロック機能がついていたり、24時間体制で警備員が配置されている家に住むことが多いです。住んでいる地区の治安に合わせ、適切な家に住むようにしてください。

家探しをする時は部屋だけでなく家の周辺も歩いて様子を観察し、周囲の雰囲気を肌で掴むと良いでしょう。

留学生なら先輩、赴任者なら前任に聞くなど事前情報を集めておくと良いですね。メヒナビでも家探しのお手伝いをしておりますので希望される方は問い合わせからどうぞ。

②食費について

次に食費についてです。私の場合、週1回の買い物で300ペソが平均でした。なので、大体一か月は1800ペソほどを食費として計算をしています。

食費の目安

  • 水:10Lで30ペソ(約240円)
  • 野菜・果物:1kgで20~50ペソ(約160~400円)
  • 牛肉:1kgで150ペソ(約1,000円)
  • 屋台のタコス:1枚17ペソ(約130円)
  • 食堂のランチセット:70ペソ(約560円)
  • レストランでのディナー(安めの店):150~300ペソ(約1,200~2,400円)
  • 日本食レストランでのディナー:500~700ペソ(約4,500円~6,300円)
  • ビール:25ペソ(約200円)~
  • ファストフード:ハンバーガーのセットで100ペソ~(約350円~)
  • コーヒー:スタバのcafe del diaで40ペソ~(約280円~)

メキシコの市場やスーパーなどでは大抵キロ単位で表示されていますが、0.5キロでも注文ができるので女性や一人暮らしの方も心配なさらず。0.5kgで良いときはしっかりとmedio kilo と言うようにしましょう。

メキシコでは野菜も肉も果物も非常に安く手に入れることができます。農業大国であるメキシコでは、乳製品や小麦粉、野菜類も日本と比べてかなり安いため、普通に食事する分には食費は安く抑えられるでしょう。(ただし、数年前と比べてどの品も5-10ペソほど値上がりしてます…)

しかし魚は他の食材と比べると異様に高いので、魚を食べ慣れている日本人からしたら少しつらいかもしれませんね。

メキシコのレストランで食事をした場合はサービスしてくれた店員(Mesero)にチップ(Propina)を渡すようにしましょう。レストランのレベルに合わせ、金額の10%~20%くらいでいいでしょう。また、もともとサービス料が含まれている場合もありますので支払い時に確認するようにしましょう。

また、メキシコシティに留学をしている人は、大学近くの食堂などを利用することが多いと思います。大学周りには安いカフェやタコス屋さんがたくさん!!ぜひお気に入りの場所を見つけよう。

また、ソナロサ地区でも多くのタコスの屋台があり昼時には多くのメキシコ人がランチを楽しみます。

③交通費:かかるのはタクシー代!

交通費の目安

  • 地下鉄Metro(CDMX):5ペソ(約40円)
  • バスMetrobus(CDMX):6ペソ(約48円)
  • Uber(メキシコシティ空港から市内):220ペソ(約1,700円)
  • ETN(CDMX→GTO):220ペソ(約1,600円) ※1等バスは800ペソ(約6400円)

メキシコシティでは、メトロは5ペソ、メトロバスは6ペソ均一でどこまでも乗っていくことができます。

メトロとメトロバスを使うだけならそこまで交通費はかからないでしょう。

しかし、UBERなどを使うとなると話は別。最低でも初乗り料金はおよそ40ペソからとなっています。

また、Uberに関しては毎年料金が値上がりしています。例えば2017年時点であればコヨアカンからメキシコシティの空港まで130ペソほどでしたが2022年末には220ペソほどまで値上がりしています。夜間などの場合はもう少し値段も上がることもあります。

夜間の移動で公共交通機関は避けましょう。

また、メキシコシティではUberなどの配車アプリの台頭によって流しのタクシー(通称Libre)を乗る機会がある方は少なくなっているかと思います。

Libreだから格別に安いという訳でもありませんので、あまり利用する必要はないかもしれません。中途半端に安全をケチって夜に流しのタクシーなどは決して乗らないようにしてください。

また、メキシコ国内の移動は飛行機と合わせて都市間バスも非常に有効です。ETN、Primera Plusなどの大型バスがメキシコのほとんどの都市を走っています。これらのバスはWi-Fiもあり(弱いですが)、乗車時に飲み物とスナックもあり、何より座席が広くおすすめ。

④通信費・光熱費について

通信費・光熱費の目安

  • SIM費(Prepago) :150ペソ(約1000円)
  • SIM費(Contrato):◯ペソ(約円)
  • 電気代:150ペソ(約750円)
  • 水道代:150ペソ(約750円)
  • ガス代:500~600ペソ(約4000円)

留学生に関して、多くは1年間未満の滞在なのでプリペイドのSIMカードを使用することになります。メキシコではTelcel, AT&T, Movistarの3社を利用している方が多いと思いますが、Telcelが一番多いでしょうか。

TelcelにはPaquete Amigoというプランがあり、データ・通話・SNSなど込みで26日間150ペソの料金です。

また、就労をされている方でもプリペイドのSIMカードを使用している方が多い印象です。会社から社用携帯を支給される場合もあり、私用携帯との2台持ちをしている方もいらっしゃいます。

光熱費は、賃貸の契約によっても変わってきます。ホームステイなどをしている留学生は、家賃に含まれていることがほとんどです。もしくは、光熱費として別途〇〇ペソ、などのように定められていることもあるようです。

一方で就労している方でも、電気やガス、水道、WIFI代等が家賃に組み込まれた住居を借りている方が多い印象です。その最も大きな理由は、自分自身でインフラ費用の振込を行う手間が省けるから。大家さんや管理会社が代行してくれることが多いです。ただし、契約書に「インフラ費が○○ペソ以上かかった場合は自己負担」と記載されているケースもあるので注意です。特に冬場にヒーターなどを使用すると電気代がいつの間にかかさんでいる…ということも。

またWIFIについては自分自身で通信会社(TELMEXやTOTALPLAYが一般的)と契約する必要があり、設備工事などを経て使用できるまでに2~3週間かかることもあります。

⑤医療費について

メキシコの高額医療保険に入っていないと、風邪で病院に行っただけでも数万円かかってしまいます。そのため、メキシコ人もすぐ病院には行かず、薬局で無料の診察を受けて薬を買って治しまうことがほとんど。

ですので軽い風邪の場合は、薬局に付属している相談所(consulta)があるのでそこで相談し薬を買うようにしましょう。

万が一に備え留学生・観光でメキシコに滞在される方は海外医療保険に加入することもお忘れなく。

また、就労されている方は会社の福利厚生として高額医療保険に加入している場合がありますので確認するようにしてください。高額医療保険を適用して診察が受けられる私立病院も市内に点在していて、CONSULTAだけであれば200ペソ(約1400円)で受診できることもあります。

ちなみに先日私が足首を捻挫して外科を受診した時は、保険証券の期限が切れていて高額医療保険が適用できず、初診料+レントゲン代で800ペソ(約5600円)程かかりました…。

⑥交際費・娯楽費について

交際費・娯楽費の目安

  • 映画館:80-100ペソ(約560-700円)
  • Netflix:100-300ペソ(約700-2100円)

メキシコでは、映画などの娯楽は日本よりも安く楽しめることができます。

カップルシートやIMAXシアターなど日本と設備面で何ら遜色ない劇場も。

また少し余談ですが、メキシコでは日本では起こらないようなことも起こるかもしれないと頭の片隅に置いて生活する必要があると思います。私の場合、財布とは別に違うところにお金(500ペソほど)を隠し持っていました。有事に備えてそのようなお金を持ち歩くことも必要なのかもしれません。

最後に

いかかだったでしょうか?

皆さんも最初はどれくらいお金がかかるか見当がつきにくいと思いますが、ぜひこの記事を参考にしてイメージがわいてくれたらなと思います。

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