オアハカとは?

オアハカの基本情報

正式名称は Oaxaca de Juárez(オアハカ・デ・フアレス)。

オアハカはメキシコ南部オアハカ州都、そして最大の都市で、 メキシコ魅力を凝縮したような街です。コロニアル建築が並ぶ歴史地区と先住民が残した色合いが強く、両文化が残した魅力を感じることができます。

名称の由来は先住民言語のナワトル語の”Huaxacac(赤い鞘をつける木”Guaje”の場所の意)”がスペイン語風に訛ったものです!

そもそも、Juarezはなぜついているのでしょうか?

Juarez はメキシコ初の先住民大統領となった、ベニート・フアレスの名が用いられています。

Benito Pablo Juárez García

ベニート・パブロ・フアレス・ガルシア(Benito Pablo Juárez García, 1806年3月21日 – 1872年7月18日)は、メキシコの政治家。先住民族から選出された初のメキシコの大統領。メキシコでは、フランスによる干渉を受けたが、フアレスは帝政と傀儡政権を拒絶し、アメリカ合衆国の援助の下で徹底抗戦したことから「建国の父」ともよばれる

オアハカの最大の強みは、先住民の歴史を感じることができる街並みとグルメ、観光産業です。市内の歴史地区をはじめトゥーレやイエルベ・エル・アグアなど、近郊にも観光名所が点在しています。

オアハカの標高・気候

オアハカの標高は1,500mほど。メキシコシティやグアナファトと比べると、少し低くなっています。それが関係してか、オアハカは熱い!そして乾季と雨季がはっきりしています。

2月~4月にかけては乾燥し、5月~11月は雨期の為スコールが多くなります。

また、オアハカは低地のため最高気温が高くなる分、朝晩と日中の温度差がとても激しいのが特徴です。

寒暖差には注意!

中は半袖、上着スタイルでいきましょう!

【オアハカ】

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温27℃29℃31℃32℃32℃29℃28℃28℃27℃28℃28℃27℃
最低気温8℃10℃11℃14℃15℃15℃15℃14℃15℃12℃10℃8℃

ちなみに東京の気温はこんな感じです。

【東京】

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温9℃10℃14℃19℃25℃27℃30℃32℃30℃23℃15℃10℃
最低気温2℃2℃5℃10℃15℃19℃23℃25℃20℃15℃9℃4℃

オアハカの交通機関について

オアハカへのアクセスは?

飛行機

メキシコシティ間はアエロメヒコ航空やインテルジェットなどLCCが毎日運航しています。国際線はヒューストンからも出ています。

所要時間は一時間ほど。飛行機だとVolaris(LCC)で往復1,500ペソ(約¥9,000)程。

空港から市内へはタクシーか乗り合いバスで行くことができます。所要時間は20分ほど。タクシーならおよそ300ペソ弱、乗り合いバスなら65ペソほどです。

高速バス

メキシコシティからの運行もあり、そしてグアテマラからも運行しています。

グアテマラ科の国境を移動するバスでは、料金が変動することがある(ぼったくられる可能性がある)ので、事前に相場を把握しておきましょう。

メキシコシティからは高速バスで約6~8時間、交通費はバスで行くなら片道500~800ペソ(¥3,000~4,800,1ペソ=約¥6で計算)くらいです。

個人的には遅延もあるけれど、旅行で行くなら飛行機が断然オススメ。筆者はADOというバス会社で「メキシコシティ~オアハカ」間を移動しました。

メキシコシティからバスターミナルに乗るならば、「南」のバスターミナルからです。

バスターミナルについては、下記の記事をご覧ください。

こちらはその時のレポート記事です。ぜひご覧ください。

オアハカの観光の魅力

街や古代遺跡が世界文化遺産に登録されている!

歴史地区の中心となる、サント・ドミンゴ教会(Iglecia de Santo Domingo)。
内部は壮麗な金の装飾で飾られている。

サントドミンゴ教会。オアハカの中心的な建物である。

1987年に市内の歴史地区と郊外の遺跡モンテ・アルバンが、2010年に郊外の遺跡ヤグールとミトラが世界文化遺産に登録されたオアハカ。

スペイン植民地時代に作られた歴史地区には、コロニアル様式やバロック調の建築物が立ち並びます。

建物の壁は黄色やオレンジ、ピンクに塗られ、青空にとても映え、高層ビルのような高い建物もないので、都会で感じる圧迫感もありません。

一方、郊外ではアステカ文明が発展する前から、オアハカではサポテコ(Zapoteco)族・ミシュテコ(Mixteco)族等の先住民が各地に祭祀センターを築いていました。

サポテコ文化の中心地、モンテ・アルバン(Monte Albán)に至っては紀元前500年頃~紀元800年頃まで栄えたというから驚き!

モンテアルバン遺跡。雨季は緑が映えて美しい。

緑に覆われるモンテ・アルバン(Monte Albán)遺跡。乾季は芝生もカサカサに乾くので、5~7月頃に行くのがオススメ。

そして、オアハカはこれだけでは終わりません。

オアハカの郊外にも素敵なポイントはたくさんあります。こちらの記事もご確認ください。

2.メキシコの先住民文化に触れられる!

オアハカ市内でも人口の8%、州全体では総人口の40%が先住民という統計もあるオアハカ。現在でも州内では8つの地域に16の先住民族が暮らしているといわれています。

彼らの持つ文化や言葉は民族、あるいは地域によって大きく異なり、同じ民族でも3種類の言語があるとか!

そんな彼らの文化を象徴するものの一つが、多様かつ色とりどりな手工芸品です。

織物や刺繍の入った洋服、陶芸に銀細工、木彫りの人形アレブリーへスなど村が違えば特産品も変わるのが楽しい。そしてどれも可愛いので、お土産に何を買うかで大変迷ってしまう。。。。

オアハカにやって来る留学生は圧倒的に女性が多いのだが、「手工芸品が本当に可愛い」というのも理由の1つかもしれません。


写真はオアハカ市近郊の村、Teotitlán del Valle(テオティトラン・デル・バジェ)で生産されているタペテ(羊毛の織物)。

素敵なデザインや草木・コチニール虫を使った染色の技術は、先祖代々受け継がれているそう。インスタのアカウントがある工房もあるので、気になる方は是非チェックを。

オアハカのグルメを堪能しよう!

オアハカはメキシコ随一の食の都!

そしてオアハカのいいところは、庶民の生活感が漂うさまざまな品物が売られているほか、ローカルな食事が楽しめる簡易食堂が集まっていること。

オアハカといえば、美食の街としてメキシコ国内でも有名です。

なぜかというと、先程も説明した通り、オアハカは先住民文化が残っている地域で、各先住民の様々な材料や調理方法とスペインからの調理方法などが組み合わさり、多種多様な料理が生まれたのです。

ここでは代表的な料理をご紹介します。

名物を挙げればモーレ料理にトラユーダ(巨大トルティーリャで出来たピザ)、ケシージョ(裂けるチーズ)にチョコレートやコーヒー。

これに加えてマゲイと呼ばれるリュウゼツラン(サボテンの一種)から作られるお酒、メスカル(日本でも有名なテキーラの仲間)を合わせれば気分は最高!

郊外の直営工場では、様々な種類のメスカルが試飲できます。

ゲテモノ好きには軽く揚げて塩とライムの絞り汁をまぶしたバッタ、Chapulines(チャップリネス)をどうぞ。オアハカに留学すると、現地の人に必ず「もう食べてみたか?」と聞かれる一品!

1.モレ:Mole

mole。オアハカの名物である。

オアハカ料理の代表作、Mole Negro(モーレ・ネグロ)。唐辛子・ナッツ・野菜・チョコレートなど約30種類の材料を挽いて煮込んでソースにした、手の込んだ一品だ。オアハカでは鶏肉にかかってサーブされるのが一般的。お味は大変リッチで複雑な味わい。

2.トラジューダ:Trayuda

トラジューダとは、簡単に言えばオアハカ風ピザ!

トウモロコシで作ったトルティージャのような記事を焼き、その上にたっぷりの千切りぎゃべつ、さいたオアハカチーズ、豆のフリーホーレスのペーストを乗せます。そして、お肉(焼いたあばら肉、干し肉など、さまざま)を乗せて、アツアツのチーズを伸ばしながら食べます。

本当に絶品なのでオアハカに言ったら食べてみて下さいね。

こうやって作っています

3.チャップリネス:Chaplines

Chaplines。味はサクラエビに似ている⁈

オアハカの定番ゲテモノ、Chapulines(チャップリネス)。市場などに行くと必ず試食を迫られる。

見た目は大分エグいが、食べてみると思いのほか香ばしくて美味しい。桜海老みたいな味で筆者は結構好き。

チップはどうすればいいの?

オアハカのレストランでも、基本的にチップが必要。料金の10%〜15%程度が相場です。屋台などで食べるときは、気持ちだけ置いておくとよいでしょう。

日本にはあまり馴染みのないチップですが、メキシコにはチップの習慣がしっかりと根づいているため、基本的なマナーとしてチップを置いて帰るのを忘れないようにしましょう。

オアハカの情報、募集しています

いかがでしたか?

また追加で情報を載せていくのでチェックしてみて下さいね!

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