皆さん、こんにちは!
メキシコの首都、 メキシコシティ。
人口は2000万人を超え。面積も東京23区よりも広い大都市です。そんなメキシコシティは中南米の中心都市のひとつでもあり、多くの人種、モノが活発に行き来しています!
今回はメキシコシティで楽しむべき&行くべき観光スポットを地区別に分けて解説していきたいと思います!この記事を読んだ後にはメキシコに行きたくなること間違いなしです。
カメラを片手にメキシコへ旅行しましょう!!!
新型コロナの影響について、開館時間や開館日など予告なく変更される可能性がありますので、事前にご確認ください。
メキシコシティについて
メキシコ最大の都市であり、2016年の近郊を含む都市圏人口は2,023万人であり、世界第12位。
メキシコのみならずラテンアメリカの経済の中心地の一つであり、2014年の都市圏GDPは3,837億ドル。
これはラテンアメリカではサンパウロに次ぐ第2位であり、世界では第18位に位置します。それに、メキシコのGDP自体も世界で14位、経済的にも実は先進国なのです!
かつてメキシコシティの正式名称は連邦区 (Distrito Federal、D.F.)だったが、2016年にメキシコシティ(Ciudad de México)が正式名称に変更されました。
アステカ王国のかつての首都テノチティトランでもあり、現在のソカロはテノチティトランの中心地でした。
メキシコシティの観光スポットを地区別に解説!
それではここからメキシコシティの観光スポットを地区別に紹介していきたいと思います。
- メキシコシティ北部
- ポランコ地区
- ソカロ・歴史地区
- コンデサ・デルバジェ地区
- ローマ・ソナロサ地区
- サンアンヘル・UNAM
- コヨアカン地区
- メキシコシティ南部・ソチミルコ
通常、一般の観光ですと、②ポランコ地区・③ソカロ・歴史地区・⑤ローマ・ソナロサ地区・⑥UNAM(メキシコ国立自治大学)・⑦コヨアカン地区・⑧ソチミルコを訪れる人が多いのではないでしょうか。
しかし、メヒナビでは少しマニアックなほかの地域もしっかり解説していきたいと思います。
メキシコシティ北部・郊外のおすすめ観光スポット
テオティワカン遺跡
まず紹介するのはテオティワカン遺跡。
テオティワカンはメキシコシティから50kmほど北の地点にあり、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄したテオティワカン文明の中心となった古代都市です。
当時のアメリカ大陸では最大規模を誇り、メソアメリカの中心的な都市として機能していました。1987年に世界遺産に登録されています。
紀元前2世紀頃にテオティワカン族と呼ばれる人々によって作られたというこの都市は、巨大なピラミッドで有名です。
しかし、これだけ巨大な都市を築いたテオティワカン族はどこから来たのか、そしてどうして滅亡してしまったのか、その理由はいまだに解明されていないそうです。
有名なのは太陽のピラミッド・月のピラミッドでしょう。太陽のピラミッドは高さ70m。そのピラミッドを頂上まで登ることができます!(月のピラミッドは途中まで)
メキシコを訪れたらぜひ訪れたい場所です。
▼実際の訪問記事はこちらから▼
- 住所: Ecatepec Pirámides km.22 + 600, San Juan Teotihuacan de Arista, Méx., メキシコ
- 開業時間: 9:00~17:00まで
- アクセス:メキシコシティから高速バス、若しくはタクシー・Uber
- メキシコシティからの所要時間:1時間ほど
- 料金:75メキシコペソ(日曜日はメキシコ人・学生は無料)
グアダルーペ寺院
メキシコシティのグアダルーペ寺院(Basilica De Guadalupe)は、メキシコのカトリックの総本山。このグアダルーペ寺院がなぜ聖地であるかというと、バチカン公認の「聖母が出現した場所」であると言われているからです。
1531年12月9日、メキシコ・グアダルーペのインディオ、フアン・ディエゴの前に聖母が現れたとされます。聖母は、司教に聖母の大聖堂を建設する願いを伝えるよう求めます。しかし、司教は聖母である証拠を見せろとディエゴを信じません。
当時、ディエゴは病気の親類の助けを求めにいこうとしていたため、出現し続ける聖母をふりきって走り去ろうとします。すると聖母は彼を制止し、親類の回復を告げると、病気だった親類はディエゴが戻った時には治っていたという奇跡が起きました。
驚くことに、メキシコの聖母は褐色なんです。
この姿は、キリスト教がメキシコにおける信仰を進める上でとても重要な役割を果たしました。
インディオ達がキリスト教を受け入れやすくするために、このように古来の宗教がキリスト教と共存することをある程度許容したからだといいます。
この新寺院には、聖母の姿が写し出されたマントが飾ってあります。
▼実際の訪問記事はこちらから!▼
- 住所: Fray Juan de Zumárraga No. 2, Villa Gustavo A. Madero, Gustavo A. Madero, 07050 Ciudad de México, CDMX, メキシコ
- 開業時間: 6:00-ミサがあります。
- アクセス:メトロのdeportivo 18 de marzoから
- メキシコシティからの所要時間:30分ほど
- 料金:無料
バスコンセロス図書館 Biblioteca Vasconcelos
皆さんは、バスコンセロス図書館についてご存知でしょうか?
図書館はメキシコを代表する現代建築家のアルベルト・カラチ氏が設計して、2006年に完成しました。世界的に有名なアメリカの建築雑誌Architectural Recordで、「世界で最も先鋭的でモダンな図書館」という評価を受けたから世界中で注目されているのです。
その世界で最も最先端でモダンな図書館は、トリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい 世界の図書館15」に選ばれています!
宙に浮いたような不思議な空間。図書館自体がアート作品で、まるでSF映画の中にいるような気分になれるオシャレな図書館。#SF映画の中 でインスタ映え間違いなしです!!
中央に飾られた骨のオブジェは、メキシコ現代アートのガブリエル・オロスコの作品「Matrix Movil」。
もちろん図書館としてもしっかり機能していて、58万冊の本が収納されているそうですよ。
- 住所: Nosqueta, Eje 1 Nte. S/N, Buenavista, 06350 Ciudad de México, CDMX, México
- 開館時間: 現在臨時休業
- アクセス:メトロのBuenavistaから徒歩
- メキシコシティからの所要時間:30分ほど
- 料金:無料
ポランコ地区のおすすめ観光スポット
ポランコ地区はメキシコシティの中でも高級住宅街のある地域として知られています。日本人駐在員の多くがこのポランコに住んでいたり、大使館や大型商業施設も。買い物をする際はぜひポランコへ!
ソウマヤ美術館、インブルサ水族館
メキシコの実業家カルロス・スリムによって創立され、フランスの彫刻家、オーギュスト・ロダンの作品が主に展示されています。その他、ルノアールやタマヨの作品も展示されています。
カルロス・スリムとは、メキシコの通信会社Telcelの創業者で、マイクロソフトのビルゲイツや、フェイスブックのザッカーバークをしのぎ世界長者番付けで一位を獲得するなど、メキシコでのとんでもないお金持ち。そんな彼が作ったのがこのモダン建築と美術館です。
ソウマヤ美術館の横には、プラサカルソと呼ばれる大型商業施設があります。
プラサカルソの横にはテルセル劇場(teatro telcel)もあり、演劇を見る際はここで見ることもあるかもしれません。
前はライオンキングなどやっていました!
- 住所: Blvd. Miguel de Cervantes Saavedra, Granada, Miguel Hidalgo, 11529 Ciudad de México, CDMX, メキシコ
- 開館時間: 10:30~18:30
- アクセス:メトロポランコから徒歩20分
- メキシコシティ中心部からの所要時間:20分ほど
- 料金:無料
また、ソウマヤ美術館やプラサカルソの道路を挟んだ向かいには水族館があります。
その名はACUARIO INBURSA。
実はこの水族館、ラテンアメリカ最大級の水族館で、中には300種の海洋生物が展示されています。
外見では小さい建物ですが、水族館は地下に大きく広がっているんです。最初は小さいのかなーとあまり期待していませんでしたが、想像を超えとても楽しめました。
入場券は事前に買うこともできますし、当日買うこともできます。大人は195ペソです。(オープン当初は125ペソでしたが現在も順調に値上がり中です。。)
▼ラテンアメリカ最大級の水族館はこちら▼
- 住所: Blvd. Miguel de Cervantes Saavedra 386, Amp Granada, Miguel Hidalgo, 11500 Ciudad de México, CDMX, メキシコ
- 開館時間: 要確認
- アクセス:プラサカルソから徒歩1分
- メキシコシティ中心部からの所要時間:20分ほど
- 料金:195メキシコペソ
チャプルテペック公園・チャプルテペック城
チャプルテペックはメキシコシティの中でも広大な自然公園があり、この管内にはチャプルテペック公園、チャプルテペック城、国立人類学博物館等、多くの見どころがあります。
大都会メキシコシティの安息の地です。このエリアの一般的な観光コースは、昼間にここらを散歩し、夜はポランコでディナー、何ておすすめです!
また、春にはハカランダが咲き乱れ、ハカランダの花見スポットとしてもおすすめです!
ハカランダは中南米原産の植物で、日系人の間ではメキシコの桜とも呼ばれています。
今では春の花として全メキシコシティ市民に親しまれていますが、実はこれを植えるよう大統領に推薦したのは日本人なのです。
▼メキシコの桜を植えた日本人の心温まる話▼
チャプルテペック城は、そんなチャプルテペック公園内の小高い丘の上に建つ城です。
チャプルテペックとはナワトル語で「バッタの丘」という意味です!
現在、内部は国立歴史博物館 ( museo nacional de historia ) として公開されています。この城はかつてメキシコ革命勃発時に独裁政権を握っていたディアス大統領の公邸として知られており、当時の様子がよくわかります。
チャプルテペック城は丘の上にあり、公園の入り口から歩いて10分ほど。中にはバスもあるので利用も可能です。
- 住所: Bosque de Chapultepec I Secc, Miguel Hidalgo, 11100 Ciudad de México, CDMX
- 開館時間: 9:00~17:00
- アクセス:メトロ駅チャプルテペックからすぐ
- メキシコシティ中心部からの所要時間:10分ほど
- 料金:75メキシコペソ
メキシコ国立人類学博物館
メキシコ国立人類学博物館 ( Museo Nacional de Antropologia )は、世界でも有数の規模と内容を誇る大博物館です。
メキシコ国立人類学博物館では、テオティワカン遺跡、マヤ文明、アステカ文明の遺跡に始まり、メキシコの古代などジオラマで解説してくれるのです!
国立人類学博物館は、2階建てとなっており、1階は考古学フロア、2階は民俗学フロアとなっています。1階の明細は以下のようになっています。
- 第2室…人類学入門
- 第3室…アメリカの起源
- 第4室…先古典期
- 第5室…テオティワカン
- 第6室…トルテカ
- 第7室…メヒカ(アステカ)
- 第8室…オアハカ
- 第9室…メキシコ湾岸
- 第10室…マヤ
- 第11室…西部
- 第12室…北部
人類学博物館最大の目玉は太陽の石「アステカカレンダー」でしょう。直径3.6mの円盤には中央の太陽神の周りにモチーフが描かれています。
太陽神の周りにある4つの四角形に囲まれた紋様は、宇宙が今まで経た4つの時代を表しています。時代が変わるごとに太陽は滅び、そのたびに新しい太陽が生まれました。アステカによると、現在は5番目の太陽神トナティウの時代であると言われています
- 住所: Bosque de Chapultepec I Secc, Miguel Hidalgo, 11100 Ciudad de México, CDMX
- 開館時間: 火~日9:00~18:00
- アクセス:メトロ駅Auditorioから歩いて7分
- メキシコシティ中心部からの所要時間:10分ほど
- 料金:59メキシコペソ
次は、メキシコシティ中心部のソカロです!