私のおすすめタコス|グアナファトにあるメキシコ人に深夜に愛される名店~El tigre~

皆さん、好きなタコス屋さん(Taqueria)はどこでしょうか?

メキシコに行ってみようという方、滞在していた方はきっとタコスに夢中になっているはず。かくいう私もそうです。

メキシコに行く前は全く知らなかったのですが、てっきりハードタコスがいわゆるタコスなのだと。しかし全然違うんですよね。まずトルティージャが柔らかいことにびっくりしました。それに、トルティージャがトウモロコシでできているから味があるんです。

柔らかいトルティージャと言ったら、今まで日本で生活していた時にはブリトーに使われていたくらい。ブリトーに使われているのは小麦のトルティージャなのでトウモロコシでできたそれとは全く別物でした。

そんなこんなでメキシコの地を始めて踏んだのはグアナファト

グアナファトは中世ヨーロッパ、コロニアル式の街並みを楽しむことができる世界文化遺産に登録された街です。町自体の大きさは端から端まで歩いて20分ほどの小さい街。

しかしそんな中にも昔の街並みや伝統が色濃く残る素敵な街なのです。

よくグアナファトを訪れる人はまるでお姫様の世界にいるようだと表現すると言いますが、本当にその通りでこの小さい街自体がおとぎ話のような世界にも感じるのです

そんなグアナファトが私のメキシコ生活の拠点だったのですが、そこに素敵なタコス屋さんがありました。

グアナファトのタコスはEl tigreがおすすめ!

今回ご紹介するのは、私はグアナファト、いやメキシコで一番おいしいと思っている「El Tigre」。Tigreとはスペイン語で虎の意。

てっきり虎の穴ような怖い場所かと思えばそんなこともありません。優しい声の大きい店主(写真に写っている赤い服を着た男性)が迎えてくれます。

日本人だと伝えると、「Tomodachi!!!」と言ってくれます。

グアナファトは、日本人留学生や日系企業も多く、日本人もよく来るのです。かくいう私も日本人の留学生からここを教えてもらいました。しかし地元の人であふれかえっているのですから、正真正銘のタコスの美味しい店です。

この店の開店時間は適当。夜の8時くらいから朝の4時ほどまで空いています。昼間は空いていないのです。だから地元住民は夜ご飯や飲み会のあと、日本でいう締めラーメンならぬ締めタコスをしにやってきます。

グアナファト市街はメキシコ国内でも治安のよい場所として知られ、1人で歩くのはおすすめはしませんが夜でも歩くことができます。

なにぶん、小さい街ですから近くのバーで飲んだり踊ったり騒いだりした後は、興奮冷めやらぬメキシカンのヤングが深夜でもこのタコスを求めやってくるわけです。

おかげでこの店舗はいつも満席。だから店舗内で食べることもあれば外のベンチに座って食べる事も。たまーに夜12時頃に行くと暇そうにしてますが、それもそのうちお客さんが増えてきてしまいます。

El Tigreではこれを頼め!

上記がこのTigreのメニュー。

Tripa、Bistec、Maciza、Cabeza、Chorizoとなっており、それにチーズをトッピング(Quesadilla)にすることもできます。

私はグアナファト滞在中必ず一日に一回は寄るのですが、決まって頼むのはTripaとCabeza。この2つが絶品すぎて他のタコスを頼む気にもなれませんでした。

だから実は他のメニューの方が絶品、、、なんてこともあるのかもしれませんが、店長に何がおすすめか聞くと、全部!といいつつ、TripaとCabezaを推してきます。ですからずっとそれを頼んでいました。

店内に入りきらないタコスの調理台は外にも出てしまっています。これがいい匂いを周囲にまき散らすのです。脂が多いのかもしれませんが、それでも食べてしまう、そんな病みつきになる匂いです。

この店のメニューは先程お見せしたように5種類しかありません。だからこの鉄板の場所をうまく使い分けて5種類(といってもMacizaはこの写真だと見当たりませんが)の肉が今か今か、と出番を待っているのです。

ここのトルティージャは焼くのではなく蒸していることにも一つ特徴があるのかもしれません。

他の店ではトルティージャを焼いて出す店もありますが、ここでは焼くのではなく蒸します。

写真の奥がトルティージャを蒸すスペースとなっており、ビニール袋?のようなもので蓋をして蒸しています。

個人的にはこれが大好きで、脂のあるお肉を優しく包んでくれるのです。

タコスが好きになったきっかけのタコス

お待たせしました。こちらが今回おすすめするEl TigreのTripaとCabezaです。

手前がTripa、奥がCabezaになります。

ここはトッピングは玉ねぎとパクチー(シラントロ)のみ。量も多めや少なめ、パクチー抜きなど何でも対応してくれます。この量は普通くらいですが、いつもはパクチーも玉ねぎもMAXまで入れてもらっていました。

実はタコス、味を決めるのはサルサだとも言われています。

この店で出されているのはサルサ・ロハとサルサ・ヴェルデ。チポトレはありません。メキシコで最初に慣れ親しんだサルサがこの二つだったためにチポトレは苦手…なんてのは関係ありませんが、その分この店のサルサも突出して美味しい、ということなのかもしれません。

▼日本で作れるサルサ・ロハの作り方はこちらから▼

また、この店のよいところ?メキシコのタコス屋の良いところはリモン(ライム?)がかけ放題のところ。いくらかけてもいいなんてメキシコの魅力の一つだと思います。

もともとTripaというかモツが好きな私ですが、ここまでトルティージャと会うと思っていなかったのが正直なところ。だけどここまで完璧なコンビネーションを見せつけられてしまったらタコス好きにならざるを得ませんでした。

新鮮なモツを使っているのか臭みは0、しかもあの歯ごたえは健在。かといってトルティージャは蒸しているのでとても柔らかく、そのハーモニーがなんとも言えないところ。

逆にCabezaでいうと歯ごたえはTripaよりは落ちますがその分味がダイレクトに口の中に伝わってきます。肉を調理しているときに味付けをしてくれるのですがその味付けが絶妙で、なんだか肉を食べながら主食であるトルティージャを食べているかのような満足感。とても癖になります。

グアナファトを訪れたらぜひどうぞ

メキシコにとってのタコスは日本でいうところのおにぎりに相当すると思っています。無くてはならない存在。

米で包めばおにぎりになる。一方トルティーヤで包めばタコスになる。

おにぎりが日本の文化であるように、タコスはメキシコの文化であるのです。

世界遺産の街グアナファトの深夜3時、メキシコ人で繁盛するこの店を見て日本人として感じたことでした。

店舗情報
  • 店舗名:El Tigre
  • 住所:Del Morón 71, Zona Centro, 36000 Guanajuato, Gto., Mexico
  • 開店時間:日による。目安は20:00~28:00

▼Neflix「タコスのすべて」についてはこちらから▼

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渡邉海也
メキシコシティに留学をしていましたカイヤと申します。スペイン語、アグリビジネス、移民問題をUNAMで学び、空手をメキシコでも稽古をし国際交流、そしてPinbox S.A. de C.V. でインターンという三本立てで生活をしていました。メキシコ滞在を通して感じたことを皆様にシェアできたらと思います。よろしくお願いします!