訪問必至!ユカタンだけじゃない!先住民の地・チアパスに魅了される旅へ

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読者の皆様こんにちは、筆者です!

今年もどうぞ宜しくお願いします。

早速ですが今回は筆者が以前訪れた、オアハカのお隣・チアパスの旅特集

チアパスを知っていますか?先住民色が強く残るこの町は、メキシコ好きなら訪れなければならない場所でしょう。

多くの日本人の方にはまだまだ知られていない、豊かな自然や古代遺跡、先住民の文化を最大限に味わうことの出来るチアパスの魅力をご紹介していきたいと思います。

 

そもそもチアパスってどんな場所?

チアパス州はメキシコ南東部、隣国グアテマラとの国境に面した州です。

お隣さんはタバスコ州やベラクルス州、オアハカ州。

広さはメキシコで7番目、南北を横切る山脈の周りには高原地帯が広がっています。

州都は中心部から西寄りにあるTuxtla Gutierrez(トゥクストラ・グティエレス)。

人口は約480万人と8番目に多く、その1/3が先住民族であると言われています。

カンクンなどのあるユカタン半島と同様に、先住民の多くを占めるのがマヤ系の民族。

その中でも人口の多いツォツィル族やツェルタル族が、中心都市サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(通称サンクリ、本記事でもこの略称を使います)近郊で暮らしています。

街中で語り合う先住民の女性達。
青系のグラデーションが素敵…!

photo by Pavel Kirillov

メキシコ史で「チアパス」と言うと、必ず名が挙がるのは「サパティスタ民族解放軍」

彼らは先住民に対する差別の解消や、農民達の生活水準向上を求めて活動するグループです。

1990年代、農民の生活を脅かしうる自由貿易協定の締結を決定したメキシコ政府に対し、彼らはチアパスの小都市で武装蜂起を行ったことで世界的に有名になりました。

現在では政府との対話を通し、先住民を含めたメキシコ国民の多様性への道を模索しています。彼らはWEBを上手く使って活動している事でも有名で、実は世界中に支持者がいるんだとか。

メヒサボ
サパティスタ民族解放軍の現在の活動拠点は、WEBが中心。
長年武力行使も行っていないので、旅行の際にはご安心を!

 

チアパスを旅する前に…

ここではチアパスを旅する前に知っておきたい、経験者ならではの豆知識をご紹介!

服装は夏物・秋物どちらも持っていくべし!

チアパスはとにかく広く標高もまちまち。なので、気温の変化に対応できる服装を準備することをオススメします。

シーズンにもよりけりですが、例えば筆者がチアパスを旅行したのは7月の終わり。

世界遺産、パレンケはジャングルに囲まれた熱帯気候なので、昼は半袖と風通しのよいズボンでも暑く、サングラスや帽子が欲しい所。

一方、サンクリは標高が2,100Mと高い上に丁度雨季のシーズンだったので雨の日が多く、秋口に着るようなパーカーやジャケットが手放せませんでした。

特に夜は気温が下がり、ホステルでは毛織物の毛布的なものを被って寝た記憶があります。

一年を通じて過ごしやすい気候ではありますが、寒暖差が激しいので対策は必須です。ちなみに筆者は寒暖差にやられて、ばっちり風邪を引きました(笑)。

 

車酔いする人には地獄のエリア…!?

何度でも言いますがチアパスは広い!

そしてアクセスの悪い場所が多く、大抵どこに行くにも車に揺られることになります。

ちなみにメキシコ南部バスの雄、ADOにお世話になると、パレンケ~サンクリが約12時間、サンクリ~オアハカまでが約14時間(途中でご飯休憩があるほど)と超長い移動時間が待っています。

各地に空港もあるので、時間の限られた旅行の際にはLCCを利用する事をオススメします!

旅行の移動手段は「長距離バス」が快適!乗り方を完全解説|低予算で賢く旅をしよう

2018年9月22日

LCCについてはこのページも参考にしてね!

加えて、ツアーなどでチアパスを移動する際にもご注意を。
チアパスの道はジャングルや山道を切り開いて作ったカーブのあるものが多く、メキシコ人の荒い運転も相まって中々辛い移動になること間違いなし。

車に酔いやすい方は必ず!多めに車酔いの薬を持っていきましょう。

 

むやみにカメラを向けない!

こちらは旅行中の注意!

街中にいる色鮮やかな衣装を着ている先住民の方々や、村の教会で行われる謎の儀式…。

先住民文化の根付くチアパスでは、写真に残したい風景が沢山。

しかし、写真を撮る際には十分に注意を払って

先住民の中には写真を撮られると、魂を抜かれてしまうと信じている人もいます。

また許可を取って撮影した場合でも、後からお金をせびってくる人も…。これ結構メキシコだけじゃなくて海外ではある意味常識?なので皆さん気を付けましょう!

教会内も写真撮影NGなので、謎の儀式の思い出は貴方の目に焼き付けてくださいね!

 

ようやく観光スポットの紹介!~パレンケ編~

さて、チアパス最大の観光スポットと言えば、世界遺産・古代都市パレンケ!

しかし…筆者が覚えていることは「ただひたすらに暑かった」ことだけである(汗)。

パレンケ村からミニバンで15分程で、パレンケ国立公園の入口が見えてきます。

入口付近にはガイドさん達が集まっているので、金銭的に余裕のある方+灼熱ジャングル・パレンケの奥地まで歩を進める勇気のある方は、案内をお願いしてみるのも良いでしょう。

この遺跡の建設が始まったのは4世紀頃、6~8世紀に最盛期を迎えました。

遺跡の範囲は広大で、未だに発掘仕切れていない部分も多々あるんだとか。

最も有名な建物は「碑文の神殿」と呼ばれるピラミッド。
マヤ文明のピラミッドの中でも、1952年に初めて王家の墓が発見されたことで知られています。

その存在は神殿頂上部に遺されていた、パレンケ王家の歴史が記された碑文に記されていたんだとか。

隣にある建築物からも墓室が見つかっています。
赤の辰砂で彩られており、「赤の女王」が7埋葬されていたんだとか。

 

翡翠やビーズで飾られていた墓で眠っていたのは、7世紀にこの地を治めていたパカル王。

60年以上王位に君臨し、パレンケを強国へと押し上げた実力者だったと言われています。

付属博物館に鎮座する、パカル王の棺。
有名なパカル王の翡翠の仮面は、国立人類学博物館にも展示されています。

 

ジャングルを抜けた先にある、公園付属の博物館には装飾品の数々が展示されています。

パレンケ村に無事帰還すると、そこはただただ田舎であった!
パレンケで本格的な探検をしない旅行者は、一泊もすれば十分だと思うことでしょう…。

 

ようやく観光スポットの紹介!~サンクリ編~

サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(通称サンクリ)はチアパス有数の都市。

スペイン人が侵略する以前から、ツォツィル族などマヤ系の先住民達が生活を営んできました。

今でも同地に残されている自然や文化、歴史が評価され2003年にはチアパス州の街で初めて、メキシコ政府観光局が定める「魔法のように魅惑的な街」Pueblo Mágicoに選ばれました。

サンクリの町並みはちょっと特徴的。パステルカラーの建物に石畳の道、金の装飾が施されたバロック建築などは、メキシコの他都市でも見かけることが出来ますが何かが違う気がする。

サンクリストバルの街並みは、グアナファト並みに可愛いと評判!日本人もそこまでいないので、穴場の観光スポットとして、旅人の間では人気スポットなんです

 

象徴的なのが街の中心に建つカテドラル
黄色い壁面に臙脂色のアクセント、レースのように散りばめられた白のレリーフが目印です。

調べてみると、これもスペインから伝わったバロック建築の一種なんだとか。

素材や色遣いが変わると、ここまで印象って変わるものなのか!

石造りのバロック建築の装いとは一線を画した外装のカテドラル。

 

サンクリ市内は素敵な教会が多数ある事でも有名です。

その中でも教会からの眺めがよいのは、小さな丘の上にあるサン・クリストバル教会

天気のよい日に見る、眼下に広がるサンクリの町並みは絶景です!しかし、この教会の前には訪問者を阻む心臓破りの階段が…。

白い柵が見えているところは、なんと全部階段…。
途中途中にベンチがあるので、休憩を挟みつつ登り切りましょう!

 

サンクリのソカロ(中央広場)や市場では、先住民の方々が作った民芸品の露店が出ています。

出店している先住民女性の、紫を基調としたトップスと毛のような素材の巻きスカートが印象的。

商品は今時流行りのポンポン(本当にメキシコ国内どこでも売ってる)や、花や幾何学模様がビッシリと刺繍されたグッズなどなど、可愛いものが多過ぎて逆にお土産探しに迷います(笑)。

カラフルな雑貨達。
土地によって刺繍の模様や素材がぜんぜん違うのが、メキシコ雑貨の魅力!

photo by Raul Alvarez

 

変わり種のお土産、こんなものはいかが?

筆者が旅行を敢行した当時、興味があった「和紙造り」を行っているお店があると聞いて訪れたTaller Leñateros

こちらはマヤ系の先住民アーティスト達がバナナの葉や古紙などのリサイクル原料を用いて紙を漉き、先住民言語で書かれた本やアート作品に蘇らせている工房です。

街の中心部から離れひっそりと建っている工房ですが、アーティストの方々も気さくで居心地のよいスペースです。

筆者はここで小さなレターセットを購入。

黄色と緑の紙の中に、花びらのようなものも混じっています。

カラフルな作品が飾られた工房は、まるで秘密基地のよう。
昔ながらの道具を使って行う、紙造りのステップが見られたらラッキー!

アドレス

Calle Flavio A.Paniagua 54,
San Cristóbal de las Casas, Chiapas México. c.p. 29230
Tel/Fax: ++ (52) (967) 678 51 74

 

ようやく観光スポットの紹介!~スミデロ渓谷編~

サンクリから車に揺られ、北へ1時間半ほど行った場所にあるスミデロ渓谷

約1万年前までに起こった断層活動によって出来た峡谷の中には、高さ900mを超える断崖絶壁も。

谷間にはグリバルバ川が流れており、観光ツアーでは20人乗りの小型ボートで峡谷間を巡ります。

ライフジャケットを着て、ジェットボートで水上を進むのはちょっとした探検家気分♪

切り立った断崖絶壁の間を行くボート。
スピードも速く、風も気持ちいい!

崖の表面にクリスマスツリーが浮き出たようなスポットや、某ジブリ映画のワンシーンが思い浮かぶスポット、ホエザルやクロコダイルが見られるかも!?

崖の表面に出現した、不思議な木?
小さな滝がいくつも流れ落ちています。

多くのツアーでは、渓谷を崖の上の展望台から望むチャンスも。

眼下に広がる、深い緑と蛇行する川の風景に息を呑むこと間違いナシです。

谷間の河を崖の上から見下ろして。
雨季のシーズンはどうしても川が濁り、霧が立ち込めてしまいます…。

 

他にはどんな場所があるの?

アグア・アスルとミソル・ハ

パレンケから南へ約65Kmの場所にあるアグア・アスル(Agua Azul)と、南へ約20Kmのところにあるミソル・ハ(Misol-ha)。
ジャングルを流れる白や青、エメラルドグリーンの川や落差のある滝が点在し、感動的な風景を作り出しています。
雨季のシーズンはどうしても水が濁ってしまうので、冬~春にかけての乾季に訪れるのがオススメです。

アクアマリンのような色の河といくつもの滝が印象的なAgua Azul。

photo by Steven Newton

チフロンの滝とモンテベジョ湖

チアパスとグアテマラの国境地帯にある、この2つの観光スポット。
サンクリを朝早く出発し、落差120Mを誇るチフロンの滝と青い水が美しいモンテベジョ湖を中心に巡るツアーで訪れるのが一番お手軽なアクセス方法です。

抜けるように青いモンテベジョの湖面。

photo by Mikel Córtes Arrondo

 

サンクリから足を伸ばして、先住民の村へ!

サンクリの市場近くのバス停から、ミニバンに揺られて約30分。

先住民ツォツィル族の村、シナカンタンへやって来ました。

快晴の下歩いた村の風情は、どこか沖縄を思わせます。

サトウキビ畑の広がる町外れ。
どこか懐かしい風情があります。

 

村の中心地にある教会からは、何やら煙が立ち上っています!

チアパスではメキシコ国民の大多数を占めるカトリックに加え、土着の信仰が今でも残存しています。

2つの信仰が融合して行われる儀式は、異様な雰囲気を醸しています。

香草を焚き、ロウソクの明かりだけが灯された暗い空間で祈祷する人々…。先述したように、写真撮影はNG。心のフィルムに焼き付けてくださいね。

シナカンタンは民族衣装の宝庫としても知られています。

男性の長老?達も、紫系のV字ネックの刺繍トップス+黒の袈裟のような肩掛け+白い帽子で村を闊歩。
女性達は紺や黒の巻きスカートに、ピンクや紫系の刺繍のトップスが素敵です。
腰に細い帯をつけて、スカートを固定しているよう。

花の刺繍が彩り鮮やかな布がふんだんに使われた、シナカンタンの民族衣装。

photo by Eduardo Robles Pacheco

サンクリ近郊にはシナカンタンの他にも、サン・フアン・チャムーラサン・アンドレス・ララインサールなど先住民の街が点在しています。
コレクティーボ(乗り合いタクシー)やツアーを上手く使って訪問してみるのもいかがでしょう?

 

最後に

個人的にメキシコ滞在中、最も感動したのはパレンケ~サンクリ間のバスの車窓風景でした。

地平線が見えるほどに広く遮るもののない大地に、ひょっこりと顔を出したような丘の数々。

緑に覆われたそれは、まるで恐竜の時代から忘れ去られたような…。

14時間の移動時間は苦痛極まりないですが(笑)、一見の価値のある景色だと思います!

日本人にはまだまだ未開の地、パレンケ。メキシコ南部を訪れた際には、是非一度旅してみてくださいね!

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