以前に連携接続詞について書かせていただきました。
その続きとして従属接続詞を扱います。
種類が多くて全ては扱えないのですが、
個人的にためになりそうなものをいくつかピックアップしていきたいと思います。
表現の幅を増やすことは文章を単調にしない効果もあるので
ライティングに活きてくるのではないでしょうか!
申し訳ないのですが、
同じカテゴリー内の一つ一つの表現の細かな違いまではわからないです、、、
結果:したがって、それゆえ
・Así que
これはかなりメジャーだと思います!
これだけでもまずは覚えておくと便利ですね。
“Llegamos tarde, así que no salimos.”
(着いたのが遅かったから、私たちは出かけなかった。)
・Por eso
こちらもかなり頻度が高いと思います。
“Por eso debes tener toda la responsabilidad.”
(だから君は全責任を取るべきだ。)
・Luego
「後で」という意味が一番最初に思い浮かぶと思いますが、実は「したがって」という意味もあります。
ちなみにメキシコでは、luego luegoと二回続けることで「今すぐ」という意味にもなります。
“Pienso, luego existo.”
(我思う、ゆえに我あり)
・Por (lo) tanto
”Todos quieren que me quede. Por lo tanto no me voy.”
(みんな私が残ることを望んでいるので私は行かない。)
・De manera que+直接法
“Perdí el tren de siempre, de manera que llegué tarde.”
(いつもの電車に乗り遅れたので遅刻した。)
・En (por) consecuencia
consecuenciaは「結果」という意味があります。
“Cayó de un lugar alto, y en consecuencia quedó cojo.”
(彼は高いところから落ちた。それで足が不自由になった。)
・De ahí que+接続法
これはqueのあとが接続法なので注意です。
“De pronto empezó a llover torrencialmente, de ahí que volviéramos apresuradamente.”
(急に激しく雨が降り始めたので、私たちは慌てて戻った。)
・Por consiguiente
consiguienteも「結果」という意味があります。
“He trabajado más; por consiguiente tengo derecho acobrar más.”
(私が一番働いた。したがってもっと金をもらう権利がある。)
・Conque
口語です。
辞書には乗ってたのですが、私は実際に聞いたことはないです。
“No habrá trabajo por la tarde, conque no tienes que venir.”
(午後は仕事がないはずだ。したがって君は来る必要が無い。)
原因:〜だから、〜なので
基本的に後に続く動詞は直接法だよ!
・Porque
一番メジャーですね。
まずはこれを覚えましょう!
基本的に主文の後にきて、文頭に来るのは稀です。
“Voy a comer algo porque tengo mucha hambre.”
(とてもお腹が空いたので何か食べるとしよう。)
・Pues
何かを話始めるときの口癖みたいになっている人もいますが、ちゃんと意味がある時もあります。
意味が多い単語でもあるので調べてみてください。
“Mi madre no puede salir hoy, pues no está bien.”
(母は調子が良くないので、今日は外出できない。)
・Puesto que
“Voy a recogerlo, puesto que nadie quiere ir.”
(誰もいきたがらないから僕が彼を迎えに行こう。)
・Ya que
私が目にするスペイン語ではよく使われています。
“Ponte el abrigo, ya que hace mucho frío hoy.”
(コートを着なさい。今日はとても寒いんだから)
・Dado que
これはニュースなど文章でよく見る気がします。
“Dado que no hay presupuesto, no podremos realizar el proyecto.”
(予算がないのでその計画は実現できないだろう。)
・文頭のComo
comoもとても意味の多い単語ですが、
文頭に置くことで原因を表すことができます。
“Como llovía a cántaros, nos quedamos dos horas en la estación.”
(土砂降りの雨だったので、私たちは二時間駅にとどまった。)
譲歩:〜ではあるが(直接法)、たとえ〜だとしても(接続法)
直接法をつなげるか接続法をつなげるかで意味が変わってくるよ。
直接法は事実の譲歩
接続法は仮定的譲歩
なかなか紛らわしいけどこれを使いこなせると上級者!
・Aunque(+直接法・接続法)
“Aunque es mexicano, no les gustan tacos.”
(メキシコ人ではあるが、タコスは嫌いだ。)
“Aunque llueva mañana, vendrá.”
(たとえ明日雨が降っても、彼は来るだろう。)
・Por más (+名詞・形容詞・副詞) que
“Por más que le doy vueltas, no lo entiendo.”
(どんなに考えても私にはそれがわからない)
“Por más amarga que sea la realidad”
(現実がどんなに辛いものであっても)
・Por mucho( +不定詞 、que+直接法・接続法)
“Por mucho que estudia, no aprueba.”
(彼は一生懸命勉強しているが、合格しない。)
“Por mucho que corras, no podrás alcanzarle.”
(君はいくら走っても彼には追いつけないだろう。)
・Aun cuando
AunとAúnを区別しましょう。
今回はアクセントなしです。
“Aun cuando llovía a cántaros, salió de casa.”
(土砂降りの雨だったが、彼は外出した。)
“Aun cuando vayas en taxi, no llegarás a tiempo para el tren”
(たとえタクシーで行っても君はその列車に間に合わないだろう。)
目的:〜するために、〜するように
目的の全ての表現に関して、queでつなげるときは接続法になります。
不定詞を使う時とqueを使うときの区別は主語が同じかどうかに着目しよう!
主語が主節と従属節で同じであれば不定詞のまま、
変わるのであればqueを使って接続法で表そう!
・Para (+不定詞、que+接続法)
paraは前置詞なんですけど、目的を表す表現としては一番よく使われるので紹介します。
“Cerré la ventana para que la lluvia no penetrara en casa.”
(雨が降り込まないように私は窓を閉めた。)
・A fin de (+不定詞、que+接続法)
Finは「終わり」という意味だけでなく、「目的」という意味もあります。
finの代わりにobjetoを使うこともあります。
“No te lo conté a fin de que no te preocuparas”
(君が心配しないようにそのことを話さなかったんだ。)
・Con el fin de (+不定詞、que+接続法)
こちらもfinの代わりにobjetoを使うこともあります。
“Fui a México con el fin de estudiar el idioma.”
(私は語学の勉強のためにメキシコに行った。)
・Con el propósito de+不定詞
propósitoには意図や目的の意味があります。
“Lo dijo con el propósito de molestarme.”
(彼は私を困らせるためにそんなことを言った。)
De manera que +接続法
上記の”結果”のところにも出てきましたが、queの後が接続法になるだけで
目的になります。
“Intentaré explicar esto de manera que me entiendan bien.”
(君たちがよく理解できるようにこれを説明してみよう。)
終わりに
今回は特に種類の多い接続詞を紹介しました。
多くて覚え切れないかもしれませんが、積極的に使っていくと自然と覚えられます。
徐々に覚えていきましょう!
また機会があれば他のものも紹介したいと思います。
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接続詞の後に来る部分が結果だよ!
順番に気をつけてね!