先日、落合陽一著「2030年の世界地図帳」を読みました。
過去から未来の予測まで、世界の様々なデータがまとめられ、考察されていました。
オススメ本です!
読みながら所々メキシコに関するデータもあったりして、
客観的に世界の情勢を捉えることができて非常に興味深かったです。
そこで今回はメキシコの人口とGDPに関する予測データを日本のと比較しながらまとめていきたいと思います!
データからメキシコを知って、メキシコの未来について考えましょう!
また、新型コロナウイルスのような予測できない事態のなかで、
この推定値からどれほど離れていくかを観察していくのも面白そうですね。
メキシコと日本の人口の推移

まずは人口予測から見ていきましょう!
予測に大きなブレが生まれにくいため、信頼性が高いと言われている未来予測の値です。
2020 | 2030 | 2050 | |
メキシコ | 128 933(10位) | 140 876(10位) | 155 151(10位) |
日本 | 126 476(11位) | 120 758 (13位) | 105 804(14位) |
(単位:千人)
出典:世界人口推計〔国連〕2019
https://population.un.org/wpp/
2015年頃は日本の方が人口が多かったのですが、実は現在はメキシコの方が人口が多いんです!
予測値をみても、メキシコは2050年まで人口が伸びていくのに対して、日本は落ち込んでいます。
なぜ人口が重要になってくるかというと、多くの労働力と消費が経済を動かしていき、企業や国家を成長させていくからです。
人口規模、人口の急減及び人口構成が経済成長にどのような影響を与えるかについて、経済成長を考える際に一般的な考え方である成長会計に基づいて考える。成長会計では、経済成長を決める要因は、労働投入、資本投入及び全要素生産性であるとされる。
内閣府:人口急減・超高齢化は経済成長にどのように影響しますか。
しかし、メキシコでこのまま順調に子供が産まれていくかというと、少し難しいですよね。
生活レベルが上がり、平均寿命が伸びていき、子供により良い教育を、と考えるようになると子供の数がそう多くなくても過渡期には人口は増え続けますよね。
これは先進国ではすでに見られている状況ですね。
そのため、人口のうちの高齢者の割合(高齢化率)も重要になってきます。

それでは高齢者(65歳以上)の割合予測を見ていきましょう!
2020 | 2030 | 2050 | |
メキシコ | 7.6% | 10.2% | 17.0% |
日本 | 28.4% | 30.9% | 37.7% |
出典:世界人口推計〔国連〕2019
https://population.un.org/wpp/
日本が超高齢社会であることはご存知だと思います。
でも数字で見るとこの深刻さをより感じるのではないでしょうか。
一方、メキシコは最近やっと高齢化社会に分類されるようになったところです。

メキシコの人口ピラミッドを見てみましょう。人口ピラミッドの型は一般に次の5種類に分類されます。
- ピラミッド型
- つりがね型
- つぼ型
- 星型
- ひょうたん型
メキシコの人口ピラミッドは、ピラミッド型・富士山型と言われています。
日本よりも人口の多いメキシコですが、高齢者の割合はまだそこまで高くはありません。労働力人口はまだ多いということで、これからも成長していきそうですね。
ちなみに日本は1970年代にすでに高齢化率7%を超えていました。
▼高齢化率によって以下のように分類されます。
高齢化社会 高齢化率7 〜14%
高齢社会 同14 〜 21%
超高齢社会 同21% 〜
ちなみに、メキシコの都市化率は2015年に79.2%と高く、最大の都市であるメキシコシティには約900万人が居住しています。
一方日本の都市化率は90年代後半以降は 65%近傍で横ばい圏内で推移していると言われています。
メキシコと日本のGDPの推移
次にGDP(国内総生産)の予測を見ていきましょう!
2016 | 2030 | 2050 | |
メキシコ | 2307(11位) | 3661(9位) | 6863(7位) |
日本 | 4932(4位) | 5606(4位) | 6779(8位) |
(PPP、2016年基準、10億米ドル)
出典:The world in 2050 (PwCコンサルティング)
https://www.pwc.com/gx/en/issues/economy/the-world-in-2050.html
メキシコは今後大きく成長していくと見込まれています。
2050年の予測ではメキシコが日本のGDPを追い抜くとされているのが注目ですね。
あと30年で日本と変わらないくらい豊かになっていると考えると、大きな成長に感じます。
特にメキシコシティ以外の都市に行くと、現在はそこまで生活レベルが高い印象を受けないので、今後がますます楽しみですね。
特にメキシコを含むE7(新興7カ国)は今後世界の成長を牽引していくと見込まれています。
しかし、弱みも分析されていて、メキシコでは一人当たりのGDP成長、投資、汚職などが挙げられています。
メキシコにはポテンシャルがありますが、これらが生産性の向上を妨げていくことを考えていく必要もあるでしょう。
特に汚職はメキシコの発展の中で改善してくべき事項だと考えます。貧困から抜け出すには政治家や富裕層とのつながりが求められるそうです。
現在のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(AMLO)政権の政策の中では汚職改善が掲げられていたが、汚職が悪化したとされるアンケートもあります。
格差問題にも絡んでくる問題ですね。
これから改善されていくことを期待しましょう。
メキシコは肥満大国なのですが、
肥満も実はGDPの停滞の原因になっているそうです。
日本のGDPは現在高い水準にあるものの、今後少しずつ他国に追い抜かれていくようです。
最後に
いかがだったでしょうか。
なんとなく分かっていることも、データで見てみるとまた違った気付きがあるのではないでしょうか!
まだまだメキシコの市場は大きくなっていきそうですね!
今後日本とメキシコがどのように変化していくか楽しみです。
メキシコについて詳しくなるための本も紹介しています。ぜひご覧ください!
DELE用に全レベルの参考書・文法書・単語帳をまとめた記事があるのでぜひこちらからご覧ください!!
【参考文献】
https://population.un.org/wpp/
https://www.pwc.com/gx/en/world-2050/assets/pwc-the-world-in-2050-full-report-feb-2017.pdf
https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=36
https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/world-in-2050-150227.html
https://www.asahi.com/articles/ASL722RCLL72UHBI00C.html
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/12/92a23436846749bc.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/latinamericareport/35/2/35_41/_html/-char/ja
E7は7大新興国(中国、インド、ブラジル、ロシア、インドネシア、メキシコ、トルコ)のことです!
これらの国々も注目!