みなさん、こんにちは!
私は2019年のセマナサンタの時期に一人旅をしていて、その時にトルーカを訪れました。
そこで今回はトルーカ観光について書いていきます!
メキシコ・トルーカ(Toluca)ってどんなところ?
皆さんはトルーカという地名、そもそも聞いたことありますか?正式名称はToluca de Lerdo。
実はトルーカはメキシコ第5の都市。面積は420.1km2、人口は747,000人ほど。メキシコ州内では、エカテペックなどと並ぶ州の中心地として栄えています。治安もよく、発展中の静かな街です!
メキシコシティからバスで1時間半で着くことができ、観光地としてはややマイナーかもしれませんが、実はメキシコ州の州都なんです!
トルーカの標高は2,660mとなかなか高く、最も高地にあるコロニアル都市です。ちなみにメキシコシティの標高は2,250m。日本でいうとおおよそ富士山の七合目にあたる高さです。
トルーカの周辺にはカリストラワカ遺跡やテオテナンゴ遺跡があり、遺跡がある場所としても有名なのです。
観光する場所はそんなに多くないので、二日くらいあれば十分だと思います!!
メキシコシティからトルーカへの行き方
トルーカへはメキシコシティからいくことができます!
トルーカ行きのバスは、メキシコのシティのバスターミナルである、西方面バスターミナル【Terminal Poniente de Autobuses (Observatorio)】から毎時(5:00-24:00)10数本出ています。
Caminante社、ETN社などから出ています。
大体1~1.5時間かかります。
料金は会社によって異なりますが、70~95ペソです。
メキシコシティのバスターミナルについてはこちらの記事をご覧ください。
トルーカのバスターミナルは中心部から2kmほど離れています。
バスターミナルって中心地から結構遠いイメージがあったのですが、トルーカは割と近い位置にありました。
私はAirbnbで中心地付近に宿をとっていたので、30分ほど歩いて向かいました。
トルーカのおすすめ観光スポットをご紹介!
私は夕方にトルーカに着き、宿で少し休んでから中心部を散策しました。
遺跡以外は基本徒歩でなんとかなります。
トルーカの宿はそこまで高くないので、アクセスのことも考えて中心地付近に泊まることをお勧めします!
サンタベラクルス大聖堂がライトアップされていました。
これはたまたまだったのですが、トルーカ創設497年を祝って、800以上のパラソルで飾り付けられていました!
とてもきれいですよね!
でも残念ながら毎年やっているわけではないようです、、、
余談ですが、メキシコのすきやも美味しいです!
この近くにご飯を食べれるお店がいくつか並んでいるところがあるんですけど、そこに「すき家」がありました!
日本のすき家と違って牛丼だけでなくラーメンも売っています!日本と同じように、牛丼、豚丼、カレーなんかもあり、バラエティは日本のすきやと変わりません!
コンボセットで冷えている麦茶も実はポイント高い。なかなかメキシコで和食はあっても冷えている麦茶をたくさん飲める機会って意外とないですよね。
日本から観光に来た方も「食べ比べ」に訪れてみてはいかがですか?
メキシコ生活9ヶ月目だった私は日本食が恋しくて二食も食べました。
メキシコ生活が長い方はぜひ訪れてみてください!
ソカロ・カテドラル・州庁舎
次の日朝起きてまずソカロに向かいました。ソカロ周辺にトルーカでみるべきものが固まっています。
左手に見えるのがカテドラルです。
こちらは州庁舎です。
この辺は歩いているだけでも十分楽しめます!
コスモ・ビトラル植物園 Cosmo Vitral Jardín Botánico
そしてコスモ・ビトラル植物園も近くにあるのでそちらにいきました!
オバマ元大統領も訪れたトルーカの有名な植物園に行ってみました!
ここはステンドグラスで覆われた植物園です!
実は日本と深い関係を持つ植物園でもあります。
埼玉県とメキシコ州は姉妹都市で、有効の印としてこの友情の灯を贈呈し、こちらに展示されています。
1979年にトルーカと埼玉県さいたま市(旧・浦和市)と姉妹都市提携を結んでおり、高校生が派遣されるなど交流をしています!
日本の植物もみることができます。
メキシコでまさか日本を感じることができるとは思いませんでした!
メキシコ人もこの植物園を訪れて日本を感じ取ってくれていると思うと非常に嬉しいですね!
- 営業時間:火〜土 10:00~18:00 日 10:00~15:00
- 料金 10ペソ
トルーカの隠れ観光!遺跡巡りをしよう!
メキシコを代表する文化といえばアステカやマヤ。
しかしメキシコにはアステカやマヤよりはるか以前に先住民の文化が花開いた地がたくさんあるんです!!
そのひとつがメキシコ中央高原に位置するトルーカ周辺。石を積み上げて築かれた遺跡はどれも精巧なものばかり。トルーカから遺跡めぐりを始めましょう!
カリストラワカ遺跡 Calixtlahuaca
植物園を去ってから、カリストラワカ遺跡に向かいました。
カリストラワカ遺跡は、マトラツィンカ族によって建設され、住まれていた遺跡です。住居や神殿などの跡地を見ることができます。1470年代にアステカ族によって侵略され、最終的にカリストラワカ遺跡が完成されました。
「地球の歩き方」には、フアレス市場の横から『CALIX』と表示された市バスが毎時数本(所要時間30分、7.5ペソ)出ていて、下車してから徒歩10分と書いてありました。
しかしフアレス市場は(おそらく)バスターミナルの方にあり、私はセントロの方にいたので、Uberを使って遺跡まで行きました。
すごい急な坂を登らなくてはならず、運転手も困惑していました。中心地から大体30分くらいでつきます!
カリストラワカ遺跡はあまり有名ではないかもしれませんが、他の遺跡とは一味違うんです。
この形すごい独特ですよね!!
ケツァルコアトル(羽の生えた蛇神)がとぐろを巻いている姿を模した遺跡です。
マトラツィンカ族が9~15世紀に造りました。メソ・アメリカの神殿で共通してみられる、神殿を何層にも重ねていく形式が見られます。
ちなみにCalixtlahuacaはナワトル語で「平原の家」という意味です。
いや、階段めちゃめちゃ急だし、足場ほぼないし、これ登っていいの?
って思いましたけどみんな登っていたので後に続きました。
正直登るのも降りるのもめちゃめちゃ怖かったです、、、
道を挟んだところに小さい博物館があったのでそこにもお邪魔しました。
この遺跡に関する資料がたくさんあり、エエカトルの像もあります。
遺跡も満喫して、よーし帰ろうと思ったら、Uberがつながらず、帰る手段を失いました。
おそらく遺跡が山の上にあってネットがつながりにくかったか、Uberの運転手が近くにいなかったかのどちらかが原因だと思います。
周りの誰かに聞こうと思っても、さっきまで観光していた人たちが一人もいなくなり
なぜか私が困っていたタイミングだけ博物館の警備員さんもいなくて、、、
とりあえず動こうということで、近くにいくつか遺跡があると地図を見てわかったのでひとまず歩いてそこに向かうことに。
こんな何もない道を一人で歩く寂しさと恐ろしさよ、、、
でも少し歩いたら別の遺跡が見えてきました。
入れそうになかったので、柵の外から眺めました。
地図で確認して中心地方面にしばらく歩いてUberを確認したら、つなげることができたので、無事宿に帰ることができました!
カリストラワカ遺跡にいく場合は
・バス停の位置とバスが来る時刻を確認する
・タクシーやUberの運転手に交渉して少し待っててもらう
など、何か帰るときの対策を考えておくと良いです。
メキシコ観光に欠かせないのは「地球の歩き方」!
ぜひ購入してからメキシコを旅行してみてください。
- 営業時間:火〜日 10:00~17:00
- 料金:50ペソ
Teotenango(テオテナンゴ遺跡)
トルーカ周辺にはもう一つ、テオテナンゴ遺跡がありますが、そちらには行けなかったので紹介にとどめておきます。
トルーカから40分ぐらいの場所にあり、少し立地はよくありません。料金はMX$10/人(学生料金MX$5/人)です。
トルーカを囲むようにそびえ立っているテオテナンゴ遺跡です。遺跡を築いたのは、600年頃にこの地に住みついたマトラツィンカ族です。
テオテナンゴとは後世にアステカ族が付けた名前。テオは「聖なる」、テナンは「要塞」、ゴは「場所」をそれぞれ意味しているそうです。
この遺跡の特徴は、段々畑のようになった地形。傾斜を利用してピラミッドや神殿や住居が並んでいたそうです。現在残っているのはその台座となる部分。階段のように傾斜になっている遺跡の建築の仕方がとても面白い遺跡です。
この遺跡が階段状になっているのは、この階段状の建物の構造を利用して、要塞の役割を果たしていたと言われています。
戦いが絶えなかった当時の様子がよくわかりますね。
このような建築を建てることができるとはマトラツィンカ族の技術の凄さが伺えます。
終わりに
いかがだったでしょうか。
大体二日もあれば満喫できると思います。
私の経験を活かして、ぜひちゃんと準備してから遺跡には行ってください!!
DELE用に全レベルの参考書・文法書・単語帳をまとめた記事があるのでぜひこちらからご覧ください!!
メキシコについて詳しくなるための本も紹介しています。ぜひご覧ください!
メキシコ文学ランキングの記事もあるのでこちらもご覧ください!
人通りはあまりないので、心配な方はタクシーやバスを使うと良いでしょう。