メキシコの独立記念日
皆さんは、メキシコの独立記念日がいつか、ご存知ですか?
メキシコの独立記念日は9月16日です。
1810年9月16日の夜明けに、ミゲルイダルゴが教会の鐘を鳴らして戦争の始まりを人々に警告し、自由の為にスペイン人を戦うと宣言した「ドローレスの叫び」ですね。
9月16日は独立記念日として国民の休日となっています。
独立記念日の詳細につきましては、別の記事をご覧ください。
メキシコ色の食べ物・飲み物
独立記念日の日にはメキシコ色(緑、白、赤)の食べ物や飲み物がよく売られています。
また、独立記念日をお家で祝う人たちは自分たちで作ります。
食べ物だと、Chiles en nogada (チレス・エン・ノガダ)と呼ばれる料理が有名です。
メキシコ料理の中でも独立記念日が近づかないと食べられない料理です。
ピーマンににた青唐辛子の中に引き肉などを詰めて焼き、ザクロと胡桃風味のクリームソースをかけます。
青唐辛子の緑、クリームソースの白、ザクロの赤でメキシコの国旗色ですね!
見た目もとても綺麗で、味もとってもおいしいです。
この青唐辛子は辛くないのですが、部分によっては辛い物もあります。
今回はメキシコの独立記念日が近いということで、独立記念日によく飲まれる、メキシコの国旗色のドリンクを紹介して行きたいと思います。
ドリンクも緑、白、赤があるんです!
メキシコ色のドリンク3種を紹介!
緑 Agua de pepino con limón
Pepino(ペピーノ)はきゅうり、Limón(リモン)はレモンです。
元々、10世紀頃から古代エジプトに伝わる飲み物でした。
エジプトでは、暑い砂漠の気候で喉の渇きを癒すために、レモン果汁と水と組み合わせて飲み始めるようになりました。
メキシコに伝わると、メキシコ人はきゅうりの果肉も一緒に入れるようになりました。
きゅうりは胃に優しいので、健康に良いとされ、広まりました。
白 Agua de mazapán
皆さんはMazapán(マサパン)と呼ばれるメキシコのお菓子を食べたことがあるでしょうか?
Mazapánとはピーナッツで出来た甘ーいお菓子です。
砕いたピーナッツとお砂糖を混ぜて作ってあります。
ボロボロと崩れやすいお菓子ですが、とても甘くて美味しいです。
日本でいう、きな粉を固めたような感じです。
そのMazapánが飲み物になったのが、Agua de mazapán(アグア デ マサパン)です!
元々のレシピはヨーロッパでヘーゼルナッツの実を使って作られ始めましたが
スペインがメキシコを侵略してからはこのピーナッツで出来たMazapánが使われるようになりました。
独立記念日には良く飲まれます。
Agua de mazapánはオルチャータにとても味も風味もよく似ています。
※オルチャータはお米から出来た飲み物です。
オルチャータはスペイン発祥の飲み物なので、メキシコ人はAgua de mazapánの方をよく飲むそうです。
タンパク質が豊富で飲みやすいドリンクです。
赤 Agua de Jamaica
Agua de Jamaicaはハイビスカスジュースの事で、ハイビスカスの花の萼を煎じて作られます。
日本では「ハイビスカスティー」として知られているので、飲んだ方もいるかもしれません。
アフリカ原産で、パナマではクリスマスの時に飲まれますが、パナマでは生姜も一緒に入れて作られます。
メキシコでは、スペインに侵略された頃に広まりましたが、気候条件がハイビスカスを育てるのに適しており、
1年中栽培できるので、今ではとてもよく飲まれるドリンクの一つです。
また、色が鮮やかな赤色なので、独立記念日に好んで飲まれるようになりました。
とても綺麗な色で味は酸味があります。ビタミンCやクエン酸が豊富なので体にもとても良いです。
メキシコ人は砂糖を入れて飲むのが好まれます。
最後に
いかがだったでしょうか?
メキシコでよく飲まれるドリンクについて知って頂けたかと思います。
今年はコロナの影響で、独立記念日を盛大にお祝いすることはできないですが
美味しい、メキシコ色の食べ物や飲み物をお家で召し上がってみてはいかがでしょうか。
少しでも気分を味わえると思います!
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