読書好き必見!メキシコシティの「書店×カフェ×バー」Cafebrería El Pénduloレポート

メキシコシティのカフェ激戦区、コンデサ・ローマ地区で人気を集めるカフェテリアとは?

日々多くの人や車が道を行き交い、パワフルなエネルギーの溢れるメキシコシティにおいて、喧騒から離れてほっと一息をつける「カフェテリア」(日本でいうところのカフェ)は、都会人の日常に欠かせない存在であると言えます。

そこで今回は、メキシコシティに無数に存在するカフェの中でも地元の人々から特に人気を集める、おすすめのカフェを紹介します。

そのカフェテリアの名前は、Cafebrería El Pénduloと言い、メキシコシティ内に7店舗存在します。1993年にコンデサ地区にて開業し、ただ飲食物を提供しているだけではなくなんと書店としてのサービスも兼ねていることが最大の特徴です。また、小規模のコンサートや文学の講義や朗読会なども頻繁に行われているため、ラテンアメリカにおける文学、音楽、映像における中枢の一つとなっています。実はこのCafebreríaという名前、カフェを意味するCafeteríaに書店を意味するLibreríaがかかっており、まさにこのカフェテリアの特徴を説明しているのです。

今回は、コロニアル様式の建築物が多く残り、お洒落なカフェやブティックを多く見つけることのできる閑静なエリア、ローマ地区にあるCafebreria El Pénduloの様子をリポートします。

Cafebrería El Pénduloはどんなところ?

まず入店すると、レストラン(カフェテリア)と書店のどちらを利用するかを店員から聞かれます。もちろん、書店で購入した書籍をカフェテリアのテーブルで読むことも可能です。2階建ての広い店内全体は窓が多いため日当たりがよく、階段は植物で飾られています。一階の大部分は本棚で埋め尽くされており、言語やカテゴリーごとに区別されています。そして右の壁側にいくつかテーブル席が設けられており、読書やパソコン作業、友人とのおしゃべりに花を咲かせるお客さんたちがパラパラと見られます。

お店に一人で行っても大丈夫ですか?

大丈夫ですよ!一人で読書するのにも最適な空間です!

二階に上がる階段も本で埋め尽くされていながら、おしゃれな造りになっています。

二階に上がると、左右の壁のみ本棚となっていて、ソファ席やテラス席、大人数用のテーブルなど、利用目的に合わせて様々な席が用意されており、開放的な空間になっています。また奥側には書籍だけではなく生活雑貨が取り揃えられています。

みゆう

筆者は平日の午後3時ごろ、まさにカフェのラッシュアワーに入店しましたが、それほど混雑しておらず、静かでリラックスした雰囲気を楽しめました!

また、ローマ地区のCafebrería El Pénduloには屋上テラスが存在し、夜にはバーとして利用することが可能です!本とコーヒーと共に優雅な昼間を過ごしたあとは、テラスバーで友人たちとともにディナーを楽しむこともできるでしょう。

Cafebrería El Péndulo、カフェとしての魅力

Cafebreria El Pénduloで提供されている飲食物はどちらかというとカフェというよりもお洒落なレストランのそれに近い印象を受けました。タコスなどのメキシコ料理をはじめとして、パスタやサラダ、サンドイッチ、ハンバーガー、ポテトなどのおつまみ、そしてケーキなど多岐に渡るメニューが用意されています。特にパスタやサラダ、サンドイッチにおいては、ベジタリアンオプションが豊富な点も人気の秘訣の一つと言えます。

おすすめは、Pasta al gusto。ベジタリアンメニューのひとつなのですが、パスタの麺の種類やソースを自分で選ぶことが出来ます!筆者はポモドロソースのフェットチーネを注文しました。シンプルでありながらとっても美味しいです!

そして筆者が個人的に興味を惹かれた点は、このカフェテリアのドリンクメニューのバラエティです。典型的なコーヒーやジュースの種類に限らず、海外輸入のビールやワイン、フルーツティ、そして抹茶ドリンクまで取り揃えられています。おすすめのドリンクはJugo Rojo Revitalizante。にんじんやビート、リンゴや生姜が入ったジュースであり、ヘルシー志向な方にうってつけのドリンクです!

Cafebrería El Péndulo 、書店としての魅力

最後に、書店ゾーンでは、ラテンアメリカ文学だけではなく世界中の文学や映画に触れることができます。村上春樹や吉本ばなな、川端康成など日本の作家の作品も多く見つけることができました。

そしてせっかくなので、Cafebrería El Pénduloで出会うことのできるラテンアメリカ文学の巨匠を二人紹介します。彼らの作品を通して、現実のものと架空のものとが融合した不思議な世界観を持つ、ラテンアメリカ文学にぜひこの際触れてみてください。

1 ガルシア・マルケス

コロンビアも作家であり、1982年にはノーベル文学賞も受賞しています。代表作は「百年の孤独」「コレラの時代の愛」など

2 オクタビオ・パス

メキシコの作家であり、1990年にはノーベル文学賞受賞。代表作は「孤独の迷宮」などであり詩人としての著名度も高い。

他にもメキシコで有名な本はたくさんあります!
スペイン語の勉強としても活用できます。
ランキング形式で紹介しているので、興味のある方はぜひこちらのページもご覧ください!

最後に

El Cafebrería El Pénduloは、流行を追いつつも落ち着いており、開放的でオリジナリティ溢れるカフェテリアでした。そしてなによりも、芸術文化への愛を育むことのできる特別な空間です。また、今回はローマ地区の支店を紹介しましたが、各店舗それぞれ内装や規模が大きく異なるため、店舗ごとに新しい発見を得ることができることも魅力の一つです。

みゆう

読書好きの方だけではなく、洗練されたおしゃれなカフェを探す全ての人におすすめです!

お店の基本情報
  • El Cafebrería El Péndulo Roma(ローマ地区)
  • 住所 Calle Álvaro Obregón 86, Roma Norte, 06700 Cuauhtémoc, CDMX
  • 曜日 月-土 8:00-23:00 日 9:00-20:00
  • 電話番号 +52 55 5574 7034

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