メキシコ在住約20年のベテランが薬事情を分かりやすく解説!|メキシコで薬を買うポイントや保険まで!

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NORIのめざせ!メキシコちょっとだけフリーク~第1回おクスリとメキシコ~

こんにちは、初めまして。私、NORIと申します。

2001年からメキシコ中部に住んでいます。

若い頃(今も若いつもりですが)留学もしていましたので、それも含めるとメキシコ歴ちょうど20年くらいになります。

今は事業コンサルタントをしています。詳しくはプロフィールをご覧ください。宜しくお願い致します。

さて今回から、計6回にわたってめざせ!メキシコちょっとだけフリーク』というタイトルで、メヒナビの貴重なスペースをお借りしてお話をさせて頂きます。

メキシコオタクになるつもりはないけど、もうちょっとだけ詳しく知りたいなぁ」というニッチ()なニーズにお応えし、現地にお住まいの方々、旅行や出張でメキシコ各地を訪れる皆様その他が「なるほど~~~」と首を縦に振って頂けるような、ピンポイントなテーマで進めていきます。

皆様のお役に立てば幸いです。

今回は、クスリとメキシコというテーマです

ん?緑の葉っぱを思い浮かべたそこのあなた、そっちじゃありません。

「医薬品」のお話を中心にしていこうと思います。

もっとも、葉っぱの方も最近は様々な議論がされていますが、それは本題から逸れてしまいますので、今回のメインはいわゆる従来の西洋医学でいうところの「お薬」という前提で、いきたいと思います。

 

メキシコは隠れた「医薬品大国」?

これまでの私の経験ですとメキシコにおいては、よっぽど稀なケースでない限りは大抵の医薬品が手に入れられる、という印象です。

全体的に、医薬品へのアクセス自体は日本よりもハードルが低いような印象です。

以前日本に一時帰国する際、知人から「日本では処方箋が必要な〇〇〇〇というクスリがあってな。メキシコでは処方箋無しで買えるらしいんだ。買って持ってきてくれ。金は払う」と、「運び屋」をさせられそうになったことあります。

また15年くらい前に何かの本で読みましたが、諸外国では認可が下りていない新薬がメキシコでは販売許可が下りていて、それを目当てに医療ツーリズム(治療を目的に外国などを訪れること)がさかんだったようです。

メキシコで拡大する医療ツーリズム|米国という巨大市場を担う

2018年10月22日
以前メヒナビでも医療ツーリズムについての記事を書きました。

いまでも医療ツーリズムは大人気なんです!

私も覚えているところでは、全ての抗生物質の購入に処方箋が必要になってから確か10年とちょっとくらいですので、実は隠れた医薬品大国なのかもしれません。

中規模以上の都市であれば、薬局が町の至るところにあります

コンビニエンスストアに近い業態の薬局もあり、薬を買うついで?に食料品や日用品を揃えることもでき、便利です

テレビCMも、市販薬に関するものが日本以上に多いです。

CMはエグイ内容のものも多く、一番のおすすめ?は日本ではほとんど見かけなくなった「虫下し」、つまり体内の寄生虫を駆除する類のお薬がメキシコでは現役でバリバリ活躍しているようで、良く宣伝をしています。

お食事中の方、すみません。

 

メキシコで薬を買う時のポイント

さて、その処方箋ですが皆様もご存知の通り必要なお薬とそうでないものがあります。

駐在や留学をされる場合、常備薬や日頃服用する薬はある程度の量を日本から持参されるかと思いますが、無くなればメキシコで購入せざるを得えません。

この際、大抵の場合は日本とメキシコでは同じ薬でも商品名、販売元や包装が異なります

従って、日本を出発する前にかかりつけのお医者さん(薬局)か、もしくはインターネット等を使って対象の薬の「有効成分」の名前を確認しておくことが必要です。

この有効成分名をスペイン語、もしくは英語でどう表記するか確認しておけば、メキシコで診察を受けたり薬局に行った際、どの薬が欲しいかが伝わるようになります

また、日本で購入している薬の有効成分の分量(50mg、100mgなど)の設定がメキシコに無い場合もあります。

したがって、日本で飲んでいる量を薬の梱包や日本の処方箋で、チェックしておいてください。

メキシコに同じ分量の設定が無い場合、例えば錠剤なら半分に割って飲むなどの対応が必要になります。

メキシコでは、処方される薬の有効成分量と1回の服用量は、保健資材法という法律で処方箋に記載が必須の内容の一つです。

他には、有効成分の名前、形状(錠剤、カプセル、アンプルなど)、用法(経口、塗布など)、服用頻度、服用期間、処方箋の発行期日、発行している医師の氏名、その病院・診療所の住所・電話番号、と医師免許番号(Cédulaといいます)とその医師のサイン、患者の氏名と年齢が記載されている必要があり、基準を満たしていないと薬局で処方薬を売ってもらえない場合があります。

また、有効成分以外に医師が商品名を指定する場合がありますので、その際はこれも記載として入ります。

一つの薬に対して処方箋は1枚が原則ですが、同一の疾病の治療に対しては複数の薬剤の処方が1枚にまとまることもあり、このあたりのルールは複雑です。

最近は、薬局に簡易的な診療所が併設されている場合があり、詰めている医師がその薬局で薬を購入する前提で、無料または低価格で診察し、処方箋を書いてくれる場合もあります。

ただし、このような医師は総合診察医であることが多く、専門医でないと発行できない処方箋は手に入れられませんので気を付けましょう。

最悪の場合、処方箋を書いた医師の診療所に再度足を運んで処方箋を書き直してもらうか、もし出張先などで診察を受けた場合は、居住しているところで診察を行っている同一の専門医にお願いすることになります。

 

メキシコのジェネリック医薬品

日本でもよく知られているジェネリック医薬品(スペイン語でgenéricoについてですが、メキシコでも非常にポピュラーです。

メヒサボ
メキシコの場合、オリジナルの新薬(つまり、製薬会社が特許を持って製造している)が発売されてから10年経つと、別の企業でジェネリック医薬品を製造または販売できるようになっているそうです。

ジェネリック医薬品はメキシコ全国にある薬局チェーン店などでは「自社ブランド」を持っている場合もあります

メキシコ国内で製造しているものもたくさんあります。本当に効くの?というところですが、個人的な経験ではオリジナルのものと変わらない効き目があると思います。

オリジナルと比較すると開発費用が乗っかっていない分だと思いますが、値段も半分から3分の1くらいのものが多いです。また、現地法人の高額医療保険(Seguro de Gastos Médicos Mayoresが使える場合、その保険会社から出ている保険証を薬局で見せると、お薬代金が割引になる場合があります

必ず保険に入ろう!

 私は日本で大学に通っていた時、グアナファト州に1年半ほど留学をしました。

留学先に落ち着いて2か月ほど経ったときに、鶏肉に良く火を通さなかったせいか、ものすごい食あたりを起こしてしまい、下宿先の部屋から一歩も出られないような状況に陥りました。

胃腸にはカモミールが良いというのを何かの本で読んだので、どうにかこうにか外に出て、近くの商店でカモミール茶(メキシコではポピュラーな飲み物ではありますが)のティーバッグを買ってきて飲んでいましたが、さすがに効かないのでとりあえず病院とおぼしき場所に駆け込んだわけです。

まだ医者の説明がはっきり分かるレベルにはなかった

ですが、例の処方箋を渡されて薬局へ。

決して留学生の身には安くない治療費用でしたが、掛けていた海外旅行保険を使ってキャッシュバックしてもらいました。今回の記事はそうした大昔の経験も含め、色々なところでメキシコで薬にお世話になっている経験から書きましたこんなこともありますので、メキシコ留学を考えている皆さんには、是非日本を出る前に保険に入ってほしいと思います。

では、また来月も宜しくお願い致します。

【おすすめの音楽はこれだ!】メキシコで昔の歌が今でも大人気な理由|音楽とのふか~い関係

2019年6月20日

メキシコ人と仲良くなろう!家族や挨拶を大切にするメキシコ人。あなたはできていますか??

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ABOUTこの記事をかいた人

Nori

メキシコ事業コンサルタントです。 1996年~98年にグアナファトに留学し、 卒業後2001年からメキシコに住んでいるおじさんです。 以前、現地日系自動車部品メーカーで延べ12年働きました。 妻はメキシコ人です。 歳なのでトルティージャも米も最近は控え気味です。 何かご相談があれば、いつでもどうぞ。