メキシコ人と仲良くなろう!家族や挨拶を大切にするメキシコ人。あなたはできていますか??

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NORIのめざせ!メキシコちょっとだけフリーク第2回 プライベートでメキシコ人とうまくやっていきたい!~

 

こんにちは、NORIと申します。

2001年からメキシコ中部に住んでいます。メキシコ歴ちょうど20年くらいのおじさんで、事業コンサルタントをしています。詳しくはプロフィールをご覧ください。宜しくお願い致します。

第1回『おクスリとメキシコ』参考になったでしょうか。

今回は、私がメキシコで生活してきた20年の間に私の身近に起こった色々なことを振り返りながら、メキシコ人に囲まれて生活する上で、どうやればうまく渡り合っていけるのかを、自分なりにアドバイスしてみたいと思います。

 

今回は「職場や学校の外」にスポットを当てます

「メキシコ人との付き合い方」については、既にこのメヒナビでも中塚アンヘル信也さんご夫妻へのインタビューなどで、職場での体験をもとに取り上げられており、興味深く読ませて頂きました。

【インタビュー】現役通訳の夫婦が伝授するメキシコの国民性に納得の声続出!|理想の上司になるためには?

2019年3月13日

今回はお仕事や学校といったフォーマルな状況よりも、職場や学校の外、もっと「プライベート」な環境で触れるメキシコ社会について取り上げたいと思います。

ちょっと難しい言い方かもしれませんが、メキシコ社会と利害的によりストレートに対峙する「主体」としての視点、ということもできるかと思います。

特にお仕事ですと、駐在員(特に単身)でメキシコに来られている方の場合は仕事と全く関係のない状況でメキシコ人と付き合う、ということが無い、あるいは関心が無い方もいらっしゃるかもしれません。

とはいえ、地域住民とのコミュニケーションはこちらから求めずとも、例えば…

☆隣の家が毎週末フィエスタ(パーティー)で夜中ドンチャン騒ぎするんだけど、怪しそうな連中が出入りしているので直接文句が言いずらい、何とかならねぇのか~~(私が前いた職場の駐在員)や、

☆図らずも、交通事故を起こしてしまった。(日本人の知人)

 

などといったことで、どうしてもメキシコ社会と向き合い、対応しなければならない場合があります。

ですので、私のごく個人的な経験を踏まえたものではありますが、

「メキシコ人ってこんな風にものを考えているらしい」というものがいくつかあるうち、主なものをシェアしますので、皆様のメキシコ生活に役立てば幸いです。

 

「挨拶」は人間の証明

若い頃メキシコ留学を終え日本に戻ってすぐの頃、再会した日本の地元の友人たちと商店や飲食店に入るときに「おはようございます!」「こんばんは!」などと私がにこやかに店員に挨拶するのを見て、友人たちが訝ったことがあります(きっと、店員も不思議だったでしょう)。

その時私もハッとしたのですが、メキシコでは普通に見られる光景で、こちらも慣れてしまっていたので無意識に日本でも挨拶をしてしまったわけです。

メキシコでは道ですれ違う、全く知らない人同士でも顔見知りであるかのように挨拶を交わします。

大げさかもしれませんが、メキシコでは人々が挨拶というコミュニケーションを通じて、お互いを理性のある人間として認識する「手順」を取っているのだと私は思います。

中塚さんも仰っていますが、メキシコ人にとって「家族」という概念は非常に強い意味を持っていると私も折につけ実感します。

ただこのことから「家族以外のよそ者に立ち入られないようにする警戒心」も強い、と私には感じられます。

事故などの不幸な状況下に於いても、言葉や握手などで挨拶を交わすことは、緊張感を解きほぐす効果があると何かの本で読んだことがあります。

ことメキシコにおいては、日々のコミュニケーションの潤滑油として、お店やご近所でも挨拶、声がけにはメリットがあると思います。

ちょっとコワモテそうな方々が隣の家に住んでいても、にこやかに対応することを心掛けるようお勧めします。

仲良くはなれないかもしれませんが、それも広い意味ではセキュリティ対策だと思います。

 

身だしなみと形式重視

 

これも留学時代に遡りますが、下宿の傍に小学校がありました。

メキシコの小学1年生が、制服を着て髪の毛をジェルでガッチリ七三分け、まばゆいばかりに磨かれた靴を履いてわらわらと校舎に入っていく姿は、カルチャーショックでした。

「形」を重んじるスタイルは小さな頃からしつけられているようで、メキシコ人の行動様式に表れています。

我が家のある区画には計13軒の家が建っており、区画と外の道路は、不法侵入防止の電動開閉ゲートで区切られています。

ゲートはリモコンで開閉しますが、電気代がかさばります。ですので、子供の送迎や通勤で出入りする時間帯はゲートを開けっ放しにしよう、という案が出てきました。

これを決めるための寄り合いがあり、皆が集まってまず「議長」と「書記」を決め、多数決で開けっ放しにする曜日と時間帯(朝6時~朝9時と午後1時~午後4時。それぞれ月~金)を決め、さらにこれを議事録に記して参加者がサイン、という、形式的には非常に整ったものでした。「ゲート開放時間帯」のボードもでかでかとゲートに貼ってあります(写真参照)。

ところが始めてみると、朝10時過ぎに開けっ放しになっていたり、暗くなってから私が車で到着するとゲートが開けっ放しという状況。

挙句の果てには、皆で決めたルールが守られないのは気持ちが悪いので私がいちいちクレームを入れていたら、「いやいや、日本人は手厳しい」などと私宛に返事がくる始末です。

しかし、ここで「お前ら字が読めねぇのか」などとキレてはいけません。

人間は、怒りでなく対話で解決を試みるものだということです。短気な私ですが、20年でちょっとだけ改善しました。

 

プロセスより結果重視

形式重視とも関連すると思いますが、結果としてこうなっている、だからそこに至ったプロセスはどうでもいいでしょ、なんでそんなことに興味があるの、と言われんばかりの状況にもメキシコでは遭遇します。

おそらく、メキシコでは世の中の大半は「結果オーライ」なのだと思います。

TVやラジオで現職の政治家が施政状況を毎年発表(informe de gobiernoといいます)していますが、多くの場合「我々は~と~と…(中略10分)…と~をしました!(大拍手)」という、輝かしい実績を羅列するものです。

しかし、少なくとも私はメキシコの政治家がこうした実績を伝える際、「期限内に行ったかどうか」や「どのような手順を踏んで行ったか」を説明するのは聞いたことがありませんし、そのような質問をする人もいないので、関心が払われていないのだと思っています。

また、私が「結果重視」を身を以て実感したのは、妻と私の披露宴をメキシコで行った後でした。

私より先に結婚した日本人の友人が東京での披露宴の際、奥さんとどこでどのように知り合ったかを、昔の写真やBGMなどを用いて詳しく説明していました。

それを覚えていた私は、写真こそ使いませんでしたが、披露宴の席上マイクを渡されて何か喋れと言われたので、ここぞとばかりに口頭で、自分たちが知り合い結婚した経緯をかいつまんで説明しました。

ところがそれから何か月かして、妻がそのことについて文句を言うのです。

曰く、結婚式当時は式のことで頭がいっぱいだったが、後々考えてみると二人が知り合った経緯を訥々と他人に話したなんで、恥ずかしいったらありゃしない、というわけです。

二人がめでたく結ばれた、ということさえ分かれば皆、満足するのだと。

なんにせよ、「いきさつ」や「内々」のことを他人(=家族以外)に根掘り葉掘り聞いたり話したりするのは、メキシコ人にとって「格好」が良くないのだと私は思います。

 

木は切ってもまた生えてくる

「細かいことは、後で何とかなるので余り気にしない」というのもあるかと思います。

話を我が家に戻します。団地が造成された際に市役所からブーゲンビリアが寄贈され、数年ののち我が家の傍で大きく育って花が咲き、いつも楽しく眺めていました。

ところがある日家に帰ると、あの美しかったブーゲンビリアが小さく、しかも丸坊主になっているではありませんか。

ブーゲンビリアが生えている場所の手入れを草刈りのおじさんに委託するのは、例の13軒の区画で行っています。憤慨した私は例によって「みんなに質問もしないで、誰が切っていいって言ったんだ~」とクレームを入れると、再び「日本人は手厳しい」とお返事が。

「そんなもの、ほっとけばまた生えてくるでしょ」…半年後には、元通りの美しいブーゲンビリアになりました。なるほど。

 

「大国」です

 

日本に居ると中国や米国という超大国の陰に隠れてしまい、フリークな人々でもない限りメキシコを大国として認識する機会はなかなか無いのではと思います。

しかし、「南北アメリカ大陸」という括りで見ても、また世界全体から見ても、大きな国土、スペイン語圏で最大の人口を誇る国で、経済的にはG20構成国であることからも分かるように、客観的にも「大国」と言うに申し分ない国です。

それ以外にも、スペインの植民地になる以前からも含め、文化、歴史、自然、料理や農作物…外国から来た私がざっと見るだけでも、メキシコ人たち自身が誇りに思えるだけのものが十二分にあります。

そんな中で中塚さんの記事にもあるように、メキシコ人は「外部からの文化は拒まない」人々ではありますが、「拒まない」と「取り込む」は同義ではないのでは。

「やり方」や「習慣」も、自らのエッセンスに加えていくべきかを決めるのはあくまでも彼ら自身であり、よそ者が理詰めで変えていけるようなものではないということは、こちらで20年暮らしてきて何とな~く分かってきた気がします。鈍感かもしれませんが。

 

では、また来月も宜しくお願い致します。

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ABOUTこの記事をかいた人

Nori

メキシコ事業コンサルタントです。 1996年~98年にグアナファトに留学し、 卒業後2001年からメキシコに住んでいるおじさんです。 以前、現地日系自動車部品メーカーで延べ12年働きました。 妻はメキシコ人です。 歳なのでトルティージャも米も最近は控え気味です。 何かご相談があれば、いつでもどうぞ。