こんにちは!メヒナビ編集部のななです。
私は2019年1月~12月の約1年間の留学を終え、日本に帰ってきました。そこで今回は留学生活で大学での勉強はもちろん、休暇中やインターンは何をしていたのかを紹介したいと思います!
目次は以下の通りです↓
そもそもなんでメキシコに留学したの?
私は高校生の時から留学に憧れがあり、大学に入ったら絶対する!と決めていました。
縁あって東京外国語大学に入学することになり、スペイン語の勉強を始めましたが、最初はスペインに留学する気満々でした。笑
しかし、私は大学の部活の関係で夏からの派遣留学に申し込むことはできませんでした。そこでたまたま冬からの枠があいていたメキシコ国立自治大学(UNAM)に留学することに決めたのです!

そんな感じで留学をきめたので最初はメキシコという国がどういう国かも知らなかったし、不安も大きくありました。
しかし結果からいうと、メキシコを留学先としてえらんで大正解だった、と感じています。その理由は後程記事の中で書いていきます。
メキシコ国立自治大学での生活(大学編)
春学期
UNAMは2学期制(春・秋)で秋学期から留学にいく人が多いのですが、私は部活の関係で春学期(1月)から留学をスタートしました。
授業はラテンアメリカの歴史の授業を2つ、文学の授業を1つとっていました。授業を受けてみて、やはりすべてを理解することは初めは難しかったです。
授業形式は日本と全然違います。一クラスだいたい15~30人くらいで、先生が一方的に話す講義形式ではなく、生徒と先生の議論で授業が進んでいきます。
特に私が苦労したのは、生徒の発言を聞き取ること。先生は比較的はきはきと、順序だてて話してくれますが、生徒は早口な上にアクセントの癖があったりしてなかなか聞き取るのが難しかったです。
課題も毎週かなりでて、期末にはスペイン語で7ページのレポート×3を書きましたが、今思えばいい経験だったなと思います。
夏休み、語学学校
夏休みは2か月ほどあったので、前半ペルーとラパスやチワワなどメキシコの北部の方を旅行しました。

夏休みの後半からはUNAM付属の語学学校にも通い始めました。(UNAMの学生だと半額の料金で授業が受けられます。)
なんで語学学校に通うとこをきめたかというと、自分のスペイン語力、特にスピーキング力をもっと高めたいと思ったからです。
学部の授業では、リーディングのスピードやリスニングの能力はあがったかもしれませんが、圧倒的に人としゃべる機会が少なかったです。
語学学校では、日本の大学では一通り勉強していたが、まだ身についてはいなかったスペイン語の接続法や、作文の書き方について改めて学ぶことができました。
そしてなによりも授業内で発言できる場面がたくさんあって、実践を通じてスピーキング力をあげることができたように思います。違う国から来た友達もたくさんできました。
またUNAMの授業ではスペイン語だけでなく、文学や美術などメキシコ、ラテンアメリカ文化の授業を取れたのもよかったです。

写真は発表会のときの様子です
秋学期
秋学期では夏休みから継続して語学学校に通いながら、学部で文学の授業1つ、歴史の授業1つ、美術の授業1つを取っていました。学部の授業は相変わらず大変でしたが、慣れもあり春学期より楽しめていたような気がします。
美術の授業では、校外学習があって3泊4日でグアナファト州の教会や美術館めぐりにもいきました。

しかし、15週あるうちの10週目を過ぎたあたりで学部でフェミニストたちによるストライキが起こり、私の帰国までに学部が開くことはなくそのまま帰国してしまいました。。。(留学生ということで特別に先に授業の成績は先生から直接もらえました)

UNAMでは生徒の権限が非常に強く、生徒が学部を占有してストライキを始めたときには大学側は強制的にストライキを終了させることはほぼできません。特にFilosofía y Letras と Ciencias políticas の二つの学部はストライキが多いことで有名です。
こうして私の留学秋学期はかなり不完全燃焼のまま終わってしまいました。しかし、UNAM全体としては学生の質もとても高く、学校自体もスタジアムや美術館があったりしてとても良い大学だと言えると思います。

メキシコのインターンについて
インターンは私は8月の終わりから12月の頭まで、中央学園というメキシコシティのチャバカノ駅のちかくにある日本語学校で3か月間日本語教師をしていました。
これは75周年記念式典での生徒たちによる国歌・校歌斉唱のリハーサルのときの様子です。
友人の紹介で始めたこのインターンですが、日本語や日本文化について見つめなおすとてもいい機会になりました。
1学期3か月で学期の終わりには日本文化のイベントを行いました。夏はスイカ割り、冬は書初めなどを行いました。

メキシコ留学の魅力は?
ここからは私が一年間メキシコに住んでみて感じたメキシコの魅力をお伝えしたいと思います。
意外と住みやすい街、メキシコシティ
私はシティにすんでいたのでメキシコシティの話になってしまいますが、住んでみて感じたことは“意外と住みやすい国”であるということです。もちろん日本に比べて治安がわるかったり、日本ほど清潔ではないかもしれませんがメキシコシティは
・物価が安い(特に食べ物)
・過ごしやすい気候(一年を通じて寒暖差があまりない)
・Uberが使える(夜遅くなったときでも使える)
・美術館、映画館、ショッピングモール、クラブなど娯楽施設がたくさんある
・日本食レストランや日本食スーパーがある
などなど住みやすい要素が色々とそろっているんです。メキシコシティは日本でいう東京で、かなり都会な地域も多いので休日も楽しみたい人にはお勧めだと思います。
メキシコ人はみんな優しい!?
そしてメキシコ留学で感じた一番のメキシコの魅力はなんといっても“メキシコ人”たちです。メキシコ人といえば陽気な人たちというイメージがを持っている人もおおいと思いますが、実際にメキシコ人には気さくで優しい人たちが多いと思います。
メキシコ人には友達の友達は友達、一度会ったら友達、という意識があるように感じます。だからメキシコでは友達を作りやすいことも一つの魅力です。実際にネイティブのメキシコ人たちと遊びに行く中で私のスペイン語力が伸びたところが大いにあると思います。

まとめ〜メキシコ留学をしよう!〜

以上が私の一年間のメキシコ留学の簡単なまとめになります。これからメキシコ留学を考えている人の参考にすこしでもなれば幸いです!
ここでは伝えきれない魅力がまだまだメキシコにはたくさんあるので、スペイン語を学びたいと思ったらぜひメキシコに行ってみてくださいね!!
メキシコ国立自治大学での留学を考えている人へ
UNAMの正式名称はUniversidad Nacional Autónoma de México、日本語でメキシコ国立自治大学と言います。
メキシコ国立自治大学は1551年に設立されたラテンアメリカで最大規模の国立自治大学です。
メインキャンパスはユネスコ世界遺産に登録されており、特に中央図書館やメイン広場にある壁画は観光スポットとしても有名です。さらに、20の学部、6つのスクール、5つの研究センターをもち、学問的にもラテンアメリカで非常に重要な大学です。
また、盛んな学生運動やキャンパス内外での連邦政府やメキシコ州政府との協力文化イベントの開催などをみてもメキシコ社会の中心的役割を担っていると国立大学であると言えます。
つまり、メキシコで一番の権威ある大学なのです!
メキシコシティで語学学校に通いたい方は
CEPEとは、Centro de Enseñanza Para Extranjerosの略でUNAM付属のスペイン語学習者のための語学学校です。
CEPEはUNAMの敷地内にあり、UNAMのキャンパス(Centro Universitaria)内とメキシコシティのPolanco地区、Taxco州の3箇所に支部を持っています。
授業は8つのレベルに分かれたスペイン語コースの他、文化コースで文学やメキシコの歴史、ダンスや映画などのクラスが開講されています。
毎年アジアやヨーロッパをを中心に多くの留学生がCEPEでスペイン語を学んでいます。メキシコシティに留学する人はまずここをチェック!
そもそもメキシコシティと決めているわけではなく、まだ悩んでいるあなた。
そんなあなたはこちらの記事をご覧ください。
北はグアダラハラ、南はオアハカ、もちろんメキシコシティも。過去~現在まで日本人留学生が学んでいる学校の大半をまとめました。
どんな大学・語学学校に学んでいるのか、気になる人はぜひご覧ください。
メキシコの留学校のまとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました:)
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