SerとEstarの使い方を学ぼう!
基本文
- Soy Erica, y soy de Japón.
- Estás muy guapa hoy.
- Estoy bien.
Muy bien, gracias. ¿Y tú?
(とっても元気。ありがとう。あなたは?)
すごいね!じゃあ、自分の名前も言ってみてよ!
¡Vale! Estoy Erica. Soy de Japón.
(OK!私はエリカです。日本出身です。)
うーん、惜しいね。自分の名前を紹介する時はestarじゃなくてserを使うんだよ。
そっか。そういえばSoy Erica.だった気がする!
でも、serとestarの違いって何なの?
Vale, voy a explicarte.
( 分かった、説明するね!)
Serの使い方:性質を表す。SVCを意識せよ!
SerとEstarの大きな違いは、性質(絶対変わらないもの)なのか、状態(変わる可能性があるもの)なのかということです。 serは主語の性質や属性、estarは主語の状態を表せます。
Ser:主語の性質・属性を表す。
■serの活用表
直説法現在 | 単数 | 複数 |
1人称 | soy | somos |
2人称 | eres | sois |
3人称 | es | son |
①Ser+名詞の用法
Ser+名詞の用法は、名前、職業、国籍等を表します。
例えばさっきエリカは、
¡Vale! Estoy Erica. Soy de Japón.
(OK!私はエリカです。日本出身です。)
と言っていましたよね。
自分の名前は変わらないもの、つまり性質です。 私の名前はエリカ、っていう文ではエリカは名詞、+状態じゃないでしょ?だからserが正しく、ここは「Soy Erika」とするのが正しいのです。
上の画像を見て頂けると、まず英語と一致していることが分かります。
スペイン語のserは英語のbe動詞に似ています。また、英語で文法を習った方は、第二構文SVCを覚えていますか?
Sが主語でCが補語。
S(yo)=C(Erika)
となるのが英語の第二構文であり、それがスペイン語のserにあたります。
②Ser+形容詞の用法
Ser+形容詞の用法は、特徴を表し、永続的な変わらない性格などを用います。
他の例文を見てみましょう。
Tú eres amable.
あなたは親切だ。
S(Tú)=C(amable)
S=Cの構文ですので、人の性格を表すときにも使えます。
③Ser+前置詞句の用法
Ese taco es de mi mamá.
そのタコスはお母さんのだ。
S(ese taco)=C(de mi mama)
de~は、○○のもの、という意味です。つまりこの文は、そのタコスは私のお母さんのものだという所有を表す意味になります。
ちなみに先程会話にも出てきた、出身の使い方もこの例と同じです。
わかった!だから、Soy Erica y soy de Japón. なんだね。
S(Yo)=C(de Japón)
▼詳しくはこちらより▼
④時間を表現するser
Serには時間を表す用法があります。時間、日付、曜日、季節を表すときに使うことができるのです!
こちらはレッスン2で触れたいと思います。
Estarの使い方:状態を表す!
Estar:主語の状態を表す。
■estarの活用表
直説法現在 | 単数 | 複数 |
1人称 | estoy | estamos |
2人称 | estás | estáis |
3人称 | está | están |
さて、今度はEstarはどのようなときに使えるのでしょうか?
①Estar+形容詞・副詞⇒主語の状態
Estarは状態を表現したい時に使う、と説明しました。つまりEstarは気分を表現したい時に使えます。
始めにエリカは調子はどう?って聞かれて Muy bien, gracias! と答えていましたが、まさにこれがEstarの使用例です。これは、エリカの気分(状態)が良いということですね。
Muy bien, gracias! は、実は「Estoy muy bien 」という表現で、動詞が省略された形です!
他に分かりやすい例でいうと、例えばこんなのはどうでしょうか?「このスープは温かい」という表現を使う時は、
Esta sopa está caliente.
と表現することができます。スープは温かくても時間の経過ともにだんだん冷めていきますよね。だから、esを使わないでestáとなります。
もう一つ例を出してみましょう。「彼は(今)非常に怒っている」と表現するときは、serとestarのどちらが良いのでしょうか?
これは、
Él está muy enojado.
となります。常にずっと怒っているわけではなく、今怒っているので、ここはestarを使いましょう。
性格を表すときは先程学んだ通りserで良いですよ!
②Estarは場所を表す
二つ目のEstarの使い方は、場所を表すことです。
¿Dónde está Erika?
Dónde = Whereです!
これは、エリカはどこにいるの?という所在を訪ねた文です。
SerとEstarでも使える時がある⁈
いままでSerとEstarの使い方をご紹介しましたが、もちろん両方とも使える形容詞などもあります。
例えば、かわいいという意味のGuapo/a。 実はguapo(a)は、estarとser,一緒に使う動詞によって意味合いが少し変わってきます。
それでは見てみましょう!
例文
- Estás guapo.
- Eres guapa.
例えば、serを使って Eres guapa. って言ったら主語(Tú)の性質を表すから「君は可愛いね。」ってこと。
estarを使って Estás guapa hoy. と言ったら主語の状態を表すから、「(服装とかが)今日きまってるね」みたいな感じだよ。
~おまけ~初心者は英語と比べてみよう!
まずはスペイン語を始めて学ぶ人はまず、スペイン語と英語を対応させて覚えると、とっつきやすいかもしれません。
では、よく聞く、元気?という表現の ¿cómo estás? はどうなっているのでしょうか?
まず、comoというのは、「どのような」という意味の単語。英語では、Howに当たります。
つまり、
実はこのようになっているのです。ちなみに、スペイン語は主語が省略されがち。主語がなくても、動詞の活用を見れば主語が判断できるからなんですね。
このようにスペイン語ができていることを理解しましょう。
まとめ
今日はserとestarの使い方、そしてその違いを解説しました。
これらは英語の動詞のような、基本的なものだからすごく大切な基礎です。
今日習ったことを忘れないようにして、今日からガンガン使っていこう 🙂
いろんなタイプの人がいるけど、僕は習うより慣れろ派。スペイン語を沢山聴いて沢山使っていけば、難しいことを考えなくても使えるようになると思うよ!
今日覚えておきたいのは estarとserの違い。
- Soy Erica, y soy de Japón.
- Estás muy guapa hoy.
- Estoy bien.
の三つを忘れないようにしましょう!
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エリカ、久しぶり。スペイン語を勉強し始めたんだよね?ちょっとスペイン語で会話してみようよ!
Hola Erica, ¿cómo estás?