【9/17更新】新型コロナ情報|メキシコシティとグアナファト州の信号まとめ

【読書好き必見】おすすめメキシコ文学をご紹介! Part1

9月のメキシコの新型コロナの状況

メキシコの新型コロナウイルスの最新情報を掲載しております。2020年9月16日現在、感染者は680,931人に上り、国内全土で感染が拡大しております。

▼9月の経済活動再開の指針は?▼

今週より「黄色」信号の州が増えました。詳しくは、「メキシコのコロナウイルス感染者数と対策まとめ」の記事をご覧ください。

【新型コロナ】9月14日~9月20日の信号情報|州ごとの感染者数、メキシコシティとグアナファト対応のまとめ

皆さんこんにちは!

ライターのゆうきです。

私は本を全く読まない教養の欠片もない人だったのですが、

メキシコで文学の授業を受けてから、少しずつですが本を読み始めました。

現地の人におすすめのメキシコ文学を聞いたりして何冊か読んだので、

その内の3冊を今回ご紹介したいと思います!

今回紹介するものは日本語に翻訳されているのでスペイン語に自信のない方も触れることができます!

本を読むのが好きな方、スペイン語の本を読みたいけど何から始めていいか分からない方必見です!

メキシコ文学の特徴

魔術的リアリズム(マジック・リアリズム)はラテンアメリカ文学には欠かせない物です。

『スペイン語の世界』(2018)で書かれていたのですが、『集英社 世界文学辞典』(2002)によると

1.普遍的現実としてのラテンアメリカをテーマとする

2.作中人物と環境とが主体ー客体関係に還元されえず、人物の客体化、環境の擬人化が生じる、

3.したがってこの関係は、合理的精神にとって呪術的・神話的ー魔術的ー色彩を帯びる、

4.語り手は、読者の作中人物に対する感情移入を促進も遮断もせず、一定の距離を保たせる、

5.西欧的時間とは異質の、周期的な時間概念が導入される

とされています。

この後紹介する本はほとんどこれを感じる事になると思います。

個人的に何冊か読んで思ったのは、死に対して向き合うものが多いと感じました。

生まれて死んでいく。それだけではない。時間が周期的というのも強く感じますね。

あと小説の最後にはぞわっとするものが多いようにも感じました。

このぞわっとする感覚が魔術的リアリズムによるものなのかもしれません。

その感覚が面白いんですけどね。

1.『Pedro Páramo (ペドロ・パラモ)』 フアン・ルルフォ、1955年

こちらは文学の教授曰く、最もメキシコで有名な本だそうです。

作者のフアン・ルルフォはとても有名ですが、実は二冊しか本を書いていません。

https://networthroll.com

小説「ペドロ・パラモ」と短編集の「燃える平原」の2冊です。

メキシコの古本屋に行ったらこの2冊が一緒になっている本があったので思わず買ってしまいました!

この短編集の「Es que somos muy pobres」では貧困について考えさせられます。

と短編集の話は置いといて、、、

「ペドロ・パラモ」は有名ではあるけれど、少し読むのが難しいというのが印象です。

はじめはペドロ・パラモの息子の一人のフアンが町に来るところから始まりますが、途中からペドロ・パラモ自身の話になったりします。

語り手がころころ変わったり、時系列がごちゃごちゃで、だれが生きていて誰が死んでいるのか、話を追っていくのが少し難しく感じました。

最初は迷子になりましたが、途中から話がみえてくるようになって面白かったです!!

複雑であるがゆえに読者一人ひとりの感じ方が大きく違うのかなとも思いました!!

魔術的リアリズムの代表格ではないでしょうか!

メキシコ文学をがっつり読みたい人はぜひ読んでみてください!

2.『Las batallas en el desierto (砂漠の戦い)』 ホセ・エミリオ・パチェーコ、1981年

こちらは短く読みやすい本になっています。

ストーリーも分かりやすく、使われているスペイン語も難解ではないので、スペイン語を勉強し始めたばかりの方も辞書を片手に読めることと思います。

内容は友達の母親に恋をした男の少年時代の回想の話です。

なかなかですよね笑

でも別にそこからドロドロの展開が待っているわけではないのですが、、、

パチェーコは詩人でもあるので、ところどころ小説の中に詩感があります。

biografia.co

物語終盤に不思議な気持ちになるのも特徴です。

短いですが刺さるものは多いと思います!

とりあえず初めに読む本には適していると思います!

3.『El aura (アウラ)』 カルロス・フエンテス、1962年

こちらも短いですが、ストーリーがしっかりしていて序盤から世界に引き込まれました。

物語は一つの求人広告で始まり、条件にまんま当てはまった主人公はある家で未亡人の夫の資料を整理する仕事を始めます。

基本的に物語が暗闇の中で進んでいき、息苦しさみたいなものを常に感じました。

そして中盤から不思議というか異世界というか、恐怖なのか。

読み終わった後のぞわぞわ感はトップかもしれません!

フエンテスは今回紹介した三人の中では小説の数は断トツですが、批評なども書いています。

友達に一冊批評の方をもらったのですがまだ読めてません、、、

短い内容でぞわぞわしたい人にオススメです!

さいごに

いかがだったでしょうか。

少しでも興味が出たらぜひ図書館や書店で手に取ってみてください!

新しい世界が待っているかもしれませんよ。

第二弾以降の記事はこちらから!

【読書好き必見】おすすめメキシコ文学をご紹介! Part2

【メキシコ文学名作】メキシコ人が分かる名著オクタビオ・パス『孤独の迷宮』をご紹介!

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