メキシコ観光といえば何を思い浮かべますか?
ピラミッド、リゾート、アクティビティ、色々ありますよね。
全部周りたい!そんなわがままを叶えられる場所があります!
その場所はユカタン半島のカンクンです!
そこで今回はリゾート地カンクンの近くにある世界遺産チチェン・イッツァをご紹介します!
古代遺跡チチェン・イッツァ(Chichén Itzá)
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ユカタン半島北部にあるチチェン・イッツァは10~12世紀に栄えた、マヤ文明・トルテカ文明の2つが見事に融合した都市遺跡です。
マヤの言葉でチチェンは「泉のほとり」、イツァは「魔術師」を意味するそうです。
遺跡内の建築物は作られた時代によって、大きく二分されます。
マヤ古典期に属する「旧チチェン・イッツァ」、そして10世紀以降の後古典期に属する「新チチェン・イッツァ」です。
どうやら王族たちは7世紀ごろにこの都を去り、10世紀頃に再び都を築いたみたいです。
その間にトルテカ文明と交わったため、「新チチェン・イッツァ」は以前のものと比べると様式が異なるようです。
それから時が経ち、13世紀初めにマヤパン族によって滅亡させられてしまいました。
そして1988年に世界遺産に登録されました!
遺跡詳しい見所は下の楽しみ方の部分でご紹介します!
チチェン・イッツァへの行き方
チチェン・イッツァはカンクンとメリダからバスでアクセスすることができます!
都市部からアクセスできるようになっていて、日帰りで十分楽しめます!
カンクンからのアクセス
ADO社からは一等バスが毎日8:45に出発します。
所要時間は三時間で、運賃は258ペソです。
Oriente社からは二等バスが毎時一本運行しています。
所要時間は四時間半で、運賃は160ペソです。
ちなみに帰りは、ADO社は16:30発のみ、Oriente社は毎時一本出ています。
一日一本しかありませんが、時間的に問題なければADO社をオススメします!!
バスターミナルの位置は下の地図をご覧ください!
メリダからのアクセス
ADO社からは一等バスが一日三本運行しています。(6:30、8:30、9:15発)
所要時間は2時間で、運賃は130-150ペソです。
Oriente社からは二等バスが毎時1~2本運行しています。
所要時間は2時間半で、運賃は80ペソです。
ちなみに帰りは、ADO社は17:35発のみ、Oriente社は毎時一本出ています。
こちらもADO社をオススメします!
バスターミナルの位置は下の地図をご覧ください!
バス以外のアクセス方法は?
バス以外の方法としては、ツアーに参加するという手もあります。
他にはレンタカーを借りたり、ガイドを雇ったりすることもできますが、バスを使って行くか、ツアーに参加するかのどちらかがオススメです!
バスでもツアーでも事前に予約しておくと安心ですね!
(私はバスターミナルで前日に買いました。ネットでも買うことができます。)
チチェン・イッツァの入場料金と営業時間
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遺跡の入場料は多少日によって変動するみたいですが、私が訪れたときは大人259ペソでした。
ビデオの撮影などは別途料金がかかってきます。
ちなみに日曜日はメキシコ人は入場無料なので混み合う可能性が高いです。
営業時間は8:00-17:00で、入場は16:00までです。
半日あれば周れますが、時間には注意してください。
チチェン・イッツァに行く時の持ち物
![](https://mexinavi.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_1929-1024x576.jpg)
入場口に売店などはあるので、飲み物は購入できます。
開放感のある場所なので日陰は少ないです。
気になる方は日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子、サングラスなども準備した方が良いと思います。
靴は歩きやすいものにしましょう!
新チチェン・イッツァの楽しみ方
さてさてここからお待ちかねの見所をご紹介!!!
入場口から近いのは新チチェン・イッツァなのでまずはこちらから周りましょう!
カスティージョ
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なんと言ってもこちらがメインのカスティージョ!!!
迫力がすごいです!
高さ25m、9層の基壇からなるピラミッドなのですが、通常のピラミッドとは違い、四面全てに階段があります。四方から伸びる91段の階段+最上部の1段で1年を(91×4+1=365日)、9層が二分されてハアブ暦の月数を(9×2=18)、52の凹み部分でマヤの暦の周期を表現しているそうです。最上部には文化や農耕の神、ククルカンを祀る神殿が建てられています。
とても天文学と建築技術に長けていたことが分かりますね。
また、カスティージョ内部には初期のトルテカ=マヤ方式のピラミッドが内蔵されており、この神殿にはジャガーをかたどった玉座や生贄の心臓を太陽へ捧げたチャックモール像が置かれています。
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残念ながら登ることはできませんが、見応えは充分です!
球戯場
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遺跡ではお馴染みの球戯場ですが、こちらは長さ150mあるメソアメリカ最大の球戯場です。
宗教儀式として試合を行っていたようです。
サッカー同様手は使えず、石の輪に球を入れると勝ちです。
勝ったチームのキャプテンが生贄として捧げられていました。
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分かりづらいかもしれませんが、壁が少し内側に傾くように設計されています。
これは音が反響しやすいようにするための工夫のようです。ぜひ手を叩いて実感してみてください。
本当に技術力がすごい、、、
戦士の神殿
![](https://mexinavi.com/wp-content/uploads/2020/12/IMG_1964-1024x576.jpg)
三層の基壇からなる神殿を石柱が取り囲んでいます。
上で書いた通り、トルテカ文明と交わった説はこの神殿の造りがトルテカのものと似ているからのようです。
こちらも立ち入ることはできません。
旧チチェン・イッツァの楽しみ方
新チチェン・イッツァを楽しんだ後は旧チチェン・イッツァの方に行きましょう!
カラコル
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こちらは天文台です。
約9メートルの岩の上に建てられ、高さは約13メートルあります。
春分と秋分の日没、月が最北端に沈むときの方向を観測することができます。
肉眼で観測を行って正確な暦を作り上げていたとは、、、恐るべし
尼僧院
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高さ20mの基壇、そしてその上に多くの部屋がある構造です。
まだまだ謎の多い建築のようです。
光と音のショー(Noche de Kukulcán)
Noche de Kukulcánは45分間の夜間限定のショーになります。
事前に提携ホテルに申し込むとNoche de Kukulcánの招待状をもらえ、予約をします。
定員があるのでお早めにお申し込みください。
私は参加したことがないので詳細は不明ですが、参加してみたい方はまずはホテル探しを行いましょう!
カンクン旅行の遺跡以外の見所は?
カンクン観光はこちらの記事をご覧ください!
遺跡だけ見るのはもったいないので、ぜひカンクンやイスラ・ムヘーレス、トゥルム遺跡なども訪れてみてください!
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海も満喫して、遺跡も満喫して、最高な旅になること間違いなし!
まとめ
いかがだったでしょうか。
ぜひ訪れてみてください!
DELE用に全レベルの参考書・文法書・単語帳をまとめた記事があるのでぜひこちらからご覧ください!!
メキシコについて詳しくなるための本も紹介しています。ぜひご覧ください!
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「暦のピラミッド」とも呼ばれるこのチチェン・イッツァは、春分の日・秋分の日に太陽が沈む時、ピラミッドは真西から照らされ階段の西側にククルカンの胴体(蛇が身をくねらせた姿)が現れ、ククルカンの降臨と呼ばれている不思議な現象を体験することができます。