2022のセマナサンタはどこへ行く?おすすめスポット8選!~定番から穴場まで~

そもそもセマナサンタって何の日だっけ?

セマナサンタ(semana santa)とは、英語で訳すとイースター。十字架にかけられて亡くなったキリストが、その3日目に復活したことを祝う「復活祭」として、キリスト教圏でのお祝いの日となっています。

イースターという名前の由来は、ゲルマン神話の春の女神「Estore」からきているという説があります

セマナ・サンタはドミンゴ・デ・ラモス( el Domingo de Ramos )という日からドミンゴ・デ・レスレクション(Domingo de Resurrección) または ルーネス・デ・パスクア( el Lunes de Pascua )という日 までです。

またセマナサンタの前は、クワレスマといって40日間にわたるメキシコのカトリックの礼拝の期間もあり、カトリック教徒にとってはクリスマスのあとにくる一大宗教イベントなのです。

クアレスマについてメキシコ人が執筆した記事はこちらから

ビーチや休日よりも、カトリックの伝統に従って聖週間を記念することをお考えなら、下記はいかがでしょうか? メキシコでセマナサンタのカトリックのイベントに参加したい!という方や、通常ではできない体験をしたいと考えている方へおすすめです。

メキシコ国内の有名なカトリックのイベントの一例
  • サン・ルイス・ポトシでは、28のグループが歴史的中心部に集まり、キリストの死への哀悼の意を表す沈黙の行列が行われます。
  • ケレタロ州では、聖金曜日に行われる十字架の表現と黙祷の行列がおこなわれます。
  • チワワ州のタラフマラ族は、独特のセマナサンタの行事と儀式を行います
  • タスコでは、最も伝統的な聖週間祭が行われます。煉獄の福者の行列をはじめ、1週間を通して行われます

メキシコのセマナサンタにおすすめの旅行先

メキシコでセマナサンタ休暇中にどこに行けばいいのかわからない方に、2022年のセマナサンタ期間中にメキシコを旅行する際のおすすめ情報をご紹介します!

現在コロナ禍でメキシコは期間中は32のすべての州で「緑信号」に指定されており、レストランなどの営業に制限はありませんが、引き続き感染状況には気を付けましょう。

新型コロナウイルスの情報は下記より

メキシコシティ

セマナサンタ中であれば、いつもの交通渋滞も少しマシになります。そして4月は年間で最も天候にも恵まれている時期。このセマナサンタの時にゆっくりメキシコシティの観光はいかがでしょうか?

この時期、美術館や公園などのアトラクションは営業しているので観光に最適!

市内無料ツアーやturibus(観光バス)に参加して、この街を再発見してみたり、遺跡を見学したり、熱気球でテオティワカンの上空を飛ぶこともできます。国立人類学博物館をじっくりまわってみるのもよいでしょう。

また、メキシコシティから少し離れて自然を満喫してみてはいかがでしょうか?ポポカテペトル火山とイスタチワトル火山へのエクスカーションは、街を離れて新鮮な空気を吸いたい方に理想的!

カンクンとその周辺 @キンタナロー州

メキシコ随一、そして世界的に見ても有数なカリブ海の超有名リゾート地の一つです。

世界でも有数のリゾート地、カンクン。エメラルドグリーンのきれいな海、メキシコシティではなかなか食べる機会の少なくなってしまうシーフードの料理、そしてマヤ文明の遺跡。

見どころはたくさんあります。常夏の楽園で素敵な生活をしてみませんか?

皆さんは「エコ・ツーリズム」という言葉をご存知ですか?エコツーリズムとは、自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みで、メキシコもこのエコツーリズムに力を入れています。

エコツーリズムを楽しんでみたい方にはリビエラ・マヤがおすすめです。リビエラ・マヤは、カンクン、プラヤ・デル・カルメン、トゥルムといった他の都市とは異なり、小さなホテルや舗装されていない道など、小さな町の雰囲気が残っている場所です。すべてを忘れて、自然と触れ合ったり、カリブ海の景色を満喫したい人に最適です。

その穏やかな波の中で、海水浴、シュノーケリング、釣りを楽しんではいかがでしょうか?近くにはシアンカアン生物圏保護区や、七色のラグーンが美しいバカラール などがあります。

バランカ・デル・コブレ Barrancas del Cobre @チワワ州

バランカ・デル・コブレは、メキシコ合衆国チワワ州にあるタラウマラ山脈の6つの峡谷からなる峡谷地帯。カッパーキャニオンとも呼ばれます。

あまり有名な地域ではないですが、この渓谷付近は、ララムリ族の故郷であり、広大なジップラインは冒険家の間で有名です。さらに、いくつかの村を横断する列車「チワワ鉄道」に乗れば、夢のようなパノラマビューを楽しむことができるのです。

ララムリ族についてはこちらから

チワワ鉄道(Chepe)についてはこちらから

また、先ほども紹介しましたが、このセマナサンタの期間はタラウマラ族の伝統とカトリックの伝統が融合した文化が生まれ、多くの観光客が集まります。

焚き火、太鼓、笛の演奏、巡礼、テウェリチク伝道所でのユダ・メスチーソの焼却などが行われます。トウモロコシのアルコール飲料「テスギノ」ものむことができるので、飲んだことがない方はチャレンジしてみてはいいかがでしょうか?

トラヤカパン @モレロス州

プエブロ・マヒコに指定されたモレロス州の街です。モレロス州の州都であるクエルナバカから、車でおよそ1時間半離れたところにあります。

サン・フアン・バウティスタ修道院は、古代のミイラが展示されていることから、ユネスコの「修道院の道」にも指定されています。また、伝統的なスパやレストラン、手工芸品も有名で、観光業にも手を入れていることから多くのお土産を購入することもでき、ショッピングも楽しめる街です。

セマナサンタの期間、街は大盛り上がりです。

町の人たちが集まって、カラフルなマスクと衣装を着たダンサーと一緒に踊るカーニバルは、絶対に日本ではできない体験!メキシコ人は本当に踊るのが好きなんだと実感します笑

踊りはとても簡単で誰でも参加できるのでご安心を!地元の人たちとの交流も楽しみたい方は、ぜひカーニバルの期間に訪れてください!

トラヤカパンについての詳細記事はこちらから

サンルイスポトシ

サンルイスポトシは、バロック様式の石切場建築が多く残るコロニアル都市です。

その中心部には、市庁舎、カテドラル、政府宮殿、壮大なカマリン・デ・ラ・ビルヘンがあるカルメンの神殿、テアトロ・デ・ラ・パスなどの建造物があります。

また、博物館や国立仮面博物館には、国内各地の作品が展示されており、訪れる価値があります。また、博物館がある元サンフランシスコ修道院やグアダルーペの聖域も必見です。また、周辺には鉱山の町セロ・デ・サン・ペドロがあり、牧場や動物園、ホセ・ビレ自然科学博物館があります。

サン・ルイス・ポトシは、セマナサンタに行われる「沈黙の行列」が全国的に知られており、セマナサンタといを体験するのに最適な場所のといえるでしょう。

エメラルドコースト @ベラクルス州

ベラクルスは、メキシコ湾に面するメキシコシティから4時間ほどのアクセスにある港街です。ベラクルス州にある、エメラルドコースト(costa esmeralda)を今回ご紹介します。

エメラルドコーストは、波の静かなビーチが50kmにわたって広がっています。また、気候はカンクンと同じ亜熱帯気候、かつ観光サービスも充実しているため、リラックスするには理想的な場所です。

ベラクルス州の特徴は何といってもグルメでしょう!美食はとにかく美味しいです(新鮮な魚介類をぜひ試してみてください)。

また、観光地ではありますがカンクンと比べたらそこまで有名ではないので、価格もかなり抑えて楽しむことができます。秘境的なビーチを探している方は是非訪れてみては?

タスコ

メキシコシティからもバヒオからもアクセスのよいタスコ。日帰りでの観光も、ゆっくり一泊しての観光もおすすめです。

ソカロ周辺には、ホテルやレストラン、銀細工の店、ピンクの教会・サンタプリスカ教会が建っています。ソカロを中心に回り、そして少し離れたところにある市場ものぞいてみましょう。

また、ケーブルカーに乗れば、山や渓谷に囲まれた風景を眺めることができ、多くのショップや工房で美しい銀製品を購入することができます。

そんなタスコはセマナサンタ期間には、タクスコは別の街のように変わります。「Cristo del Santo Entierro」と呼ばれる、人々が街を練り歩く様はとても有名なので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

胴体と足をむき出しにし、肩には重さ50キロほどの茨の束を担いだフードの男たちは、銀細工の町の曲がりくねった石畳の道を延々と歩き、立ち止まると、ローマ時代の鞭のような、両端に釘のついた長い紐で自分の体を鞭打たれていくのです。

こんなメキシコの伝統に触れるセマナサンタもよいのではないでしょうか?

タスコについての記事はこちらから

テポストラン @モレロス州

あまり聞いたことが無い街かもしれませんが、メキシコ人では有名な日帰り旅行スポットです。

メキシコシティから約80㎞、なんと1時間ほどで行けるTepoztlán(テポストラン)。メキシコ政府観光局から選定された、観光に適した魅惑的な街の「Pueblo Mágico」の一つです。

アクセスの近さフォトジェニックな街並みからメキシコシティ滞在者から大変人気な日帰りスポットで、週末や祝日は外国人だけでなくメキシコ人観光客でごった返します。

キレイな街並み以外にも、山を登らないと行けない先コロンビア時代のピラミッドもあり、ハイキング好きや遺跡好きにも必見のスポットです。

テポストランの観光記事はこちらから

最後に

いかがでしたか?他にも、グアナファト、オアハカ、サンクリストバル、アカプルコ、ロスカボス、サカテカス…などメキシコには多くの魅力ある場所があります。

皆さんはどちらへ旅行されるのでしょうか?せっかくの緑信号になっているこの時期、感染に気を付けながら楽しんでください!

是非メヒナビの記事のシェアをお願いします!▼

メキシコで働きませんか?

スペイン語を生かしたい…。今いる環境から一歩踏み出したいと考えているあなた。是非メキシコで働きませんか?

メヒナビでは現地の求人情報をお伝えしております。お問い合わせ、紹介はすべて無料。

まずはお気軽にお問い合わせを!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
渡邉海也
メキシコシティに留学をしていましたカイヤと申します。スペイン語、アグリビジネス、移民問題をUNAMで学び、空手をメキシコでも稽古をし国際交流、そしてPinbox S.A. de C.V. でインターンという三本立てで生活をしていました。メキシコ滞在を通して感じたことを皆様にシェアできたらと思います。よろしくお願いします!