こんにちは!ライターのゆうきです。
2018年の8月から1年間グアナファト大学で留学をしてきたわけですが、とうとう留学生活に終止符を打つことになりました。
そこで今回は、私のメキシコでの経験を共有し読者の方々にメキシコ留学について知って欲しい!
そして今後留学を考えている方の一つのヒントにもなって欲しい!
そんな記事になっています。
グアナファト大学に留学するまで~最初はスペインに行こうとしていた~
私は東京外国語大学(以下外大)に在学していて、スペイン語専攻です。
外大に入ったからには専攻言語で長期留学に行きたいとずっと思っていました。
英語圏留学も魅力的でしたが、少し変わったことがしたいと思い、スペイン語圏にしました。
なんでメキシコ留学なの?と思う方もいるかも知れません。
私も大学2年の時はそう思ってました。
外大は大学二年の秋に長期留学の選考があり、実はギリギリまでスペインに留学行こうと考えていました。
なんかスペイン留学ってかっこいいって思っていたんですよね。
あとスペインのスペイン語が正義だと思っていたので、、、あの頃の自分は何も知らなかったのです。
でもすでに春休みに一ヶ月間スペインのマラガに留学することを決めていたので、他の国もいいなと少しだけ揺らいでいました。

そこに、”日本と中南米が取り組む地球的課題を解決する文理協働型人材養成プログラム(La-CEP)”という中南米に留学する人のためのプログラムがあり、友達に誘われて説明会に行ってからメキシコ留学が急浮上しました。
当時の自分にとってはメキシコ留学は未知の世界でわくわくしました。
最終的には通常の留学よりも手当がつき、スペイン語の多様性に触れたい、面白い体験ができそうと思って決意しました。
グアナファト留学の渡航前
留学は準備が大変なイメージがありますが、自分は思ったよりもスムーズに出来ました。
主にはビザ、奨学金、保険などでしょうか。
ビザについては過去の記事があるので参考にしてください!
奨学金はJASSO、保険は東京海上日動と契約しました。
どちらも外大と提携していました。
留学費用も気になるところだと思います。
私は奨学金を月6万円*10ヶ月分頂き、航空券も出していただきました。
なので実際は、保険代、旅行代、最後のひと月の生活費がかかりました。
割と余裕のある生活ができていたのかなと思います。
ワクチンは必須ではなかったので私は何もしませんでしたが、他の多くの留学生はしているようなので迷っているのであれば狂犬病やA型肝炎のワクチンはするべきだと思います。
留学前に先輩達にはとにかくスペイン語をやっておけと言われましたが、確実に英語を忘れると思ったので留学前は英語の資格試験(TOEIC)を受けたりしていました。
ここは就職活動を見据えてのことでした。
スペイン語は本腰を入れてやっていませんでした。
これは結果論ですが、この方針で間違ってなかったと思いました。
遂に留学!グアナファト大学での1学期目

8月の頭から12月の頭までが一学期でした。
授業が始まる期間の二日前にグアナファトに着いたので初めはバタバタしていました。
慣れない生活なので、余裕を持っていくことをお勧めします!
グアナファト大学で履修していた授業
1学期目は語学学校の授業を5コマ、大学の授業を1コマとっていました。
当初は大学の講義を多く履修して、語学学校は程々にしようと思っていました。
しかし、大学の授業後に教授に呼び出され、自分のスペイン語力の低さを指摘され、心が折れてしまいました、、、
そこで甘えた選択を取りました。語学学校をメインにし、大学は一コマだけにしました。
語学学校は文法、会話、読解、歴史の授業
学部は異文化コミュニケーションの授業をとっていました。
日本と違い、大学の講義は1コマ3時間!
語学学校は1コマ一時間程度でした。授業は9時頃から遅くても15時に終わりました。

語学学校はイベントが多くてとても楽しいです!
学部の授業受けているよりも文化を知るという面では良いです!

授業を受けてみて、圧倒的に語彙数が足りていないと気づき、分からない単語を端からメモしていました。
あとは積極的に話すようにしました。
とにかく練習あるのみ!
日本語教育ボランティアにも参加しました

グアナファト大学には日本語を勉強している学生が多くいるのでその生徒たちと週に2時間程会話の授業をしていました。
日本に興味のある人ばかりなのですぐに仲良くなることが出来ました!
そこで仲良くなった友達が日本に留学して、日本で会った時の感動はすごいです。
そして母語を教える難しさも実感し、自分がメキシコ人にスペイン語を質問する時の相手の苦悩を理解できたのは収穫でした。
グアナファトでの生活について
グアナファトではホームステイをしていました。
大学側との連絡が上手くいっていなくて到着三日前に家が決まりました。
月3500ペソで食事なし、キッチンやトイレは家主と共有でした。
グアナファトの家賃相場は2000~3500ペソ辺りだと思います。
なるべく渡航前に家を決めて、家賃も不当に高くないか確認しましょう!
契約書にサインをしていなければ、引越しも簡単にできるます。
もし不満があれば抱え込まずに引っ越す選択肢もあるということは頭に入れておいてください!
生活費は家賃を入れて6万円で過ごしていました。十分すぎるくらいの生活が出来ました。
洗濯はlavendería(ランドリー屋)でしていました。重さで値段が変わり、私は週一で行き、60~90ペソ払っていました。
メキシコ生活費の記事ついてはこちら!
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
メキシコ人に遊びに誘われる時は大体バーかクラブで、最初は行っていたのですが、
自分はアルコールを飲まないのであまり楽しさが分からず、結局最初の数回だけしか行きませんでした。
毎週木曜日の夜はフィエスタですごい盛り上がっていました!

私はとうもろこしとアボカドが得意ではなかったので、メキシコ料理は口に合わないものも多かったです。
自炊をするか、イタリアンや日本食のレストランに行っていました。

休日の過ごし方は、勉強したり、友達とカフェやレストランに行っておしゃべりしていました。
メキシコ料理がダメで、フィエスタもダメでも一年間楽しく過ごせたので、自分なりに適応していくようにするとストレスを溜め込まなくて済むと思います。
もちろんお酒飲めない友達もいるのでそのような人たちと遊んでいました。
私がいたグアナファトのおすすめレストランの記事です!よかったら参考にしてください!
グアナファトのレストランおすすめ
冬休み
冬休みは一ヶ月半ほどありました。
グアナファトは学生の街で、休みになるとメキシコ人学生はすぐに実家に帰ってしまいました。
留学生しか周りにいなかったので、仲の良かった中国人留学生とカンクン、オアハカ、プエブラへ2週間旅行に行きました。
週末だけでは日程的に行けない場所もあるので長期休暇を活用しましょう!
地球の歩き方は必須!

長期休暇中はバスの値段も下がるのでぜひ旅行してみてください!
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旅行も勉強もして疲れが溜まって体調を崩すことも少し増えてきていました。
病院の場所が分からず苦労しました、、、グアナファトにはあまり病院がないみたいです。
メヒナビの活動開始!
12月にインターンシップをする場所を探していました。
本来であれば企業に出向いて通訳などを行おうと思っていましたが、
ここでも何か違う面白いことをしたいと思っていました。
メキシコ人の友達に観光系かライターの仕事をしたいと伝えたらメヒナビを紹介してもらいました。
本当の偶然です!
メヒナビの活動を開始してからメキシコでスペイン語を勉強をするだけで終わらず、
発信する活動の方も始めることができて活動の幅が広がりましたし、自分も成長できたと思います!
現在もライターを募集しているので、興味ある方はコンタクトしてください!
留学も後半!グアナファト大学での2学期目
1月の終わりから5月の終わりまでが二学期でした。
履修していた授業
この頃にはスペイン語に自信がついてきたので、語学学校には行かず、学部の授業で気になるものを取りました。
スペイン語教育学部からは社会言語学、意味論、文学
英語教育学部からは文法教育の授業を取りました。
4コマしか取っていなかったので水曜日から金曜日までしか授業に行っていませんでした!
しかし、中には21時に終わる授業もあり帰るのが遅くなることもしばしば、、、
私が通っていた2つの学部の情報はこちらから!
一学期目は思ったよりも勉強時間がとれていなかったと反省し、
二学期目は基本的にずっと勉強するように心がけました。
帰国前にスペイン語の試験であるDELEを受けようと思っていたのでそれに向けても勉強していました。
大学の授業の予習復習をし、スペイン語の勉強をしていたら大体1日が終わっていました。
グアナファトでの生活。慣れてきて常連の店もできるように。
基本的な生活は変わりませんが、授業が重くなり、勉強や作業のためにカフェに行くことが増えました。
カフェに通いすぎて店員さんとも仲良くなり、他にお客さんがいない時はお話ししていました。
カフェ特集をしたのでよかったらこちらも
いろんなことを体験したくて
メキシコ文学を読んでみたり、美術館に行ってみたりもしました!
おすすめの本は定番ですがペドロ・パラモです!
最後の長期休暇
授業が終わってすぐに日本に帰っても良かったのですが、せっかくなので7月中旬まで帰国を伸ばしました。
その間何をしていたかというと、、、
南米旅行に行っていました!

日本から行くよりも安くいけたのでこの機会を逃すまいと、コロンビア、ペルー、アルゼンチンに三週間行っていました!
日本からはアクセスが悪い土地に行くことが出来るのも留学の楽しみの一つですね!
一年間メキシコで生活した後に南米に行くことでスペイン語の違いに気付くこともできます!
個人的にスペイン語の方言に触れることができたのが激アツでした!
DELE受験
帰国前に自分の留学の成果を測るためにDELEを受験しました!
5月にB2、7月にC1を受け、どちらも合格することができました!
二学期目に自分を追い込んだ甲斐がありました。
DELE用に全レベルの参考書・文法書・単語帳をまとめた記事があるのでぜひこちらからご覧ください!!
まとめ~グアナファト大学の留学はおすすめ!~
グアナファト大学への留学は強くおすすめします!
費用の安さ、友達の作りやすさ、過ごしやすさ。この辺りが推せるところでしょうか。
ただ日本とは全く異なることも多いので最初は衝撃を受けるかも知れませんね!
今回は私の留学体験をお伝えしました。
ぜひグアナファト大学に留学を考えている方はこれらの情報を参考にしてみてください!
ほかにグアナファト大学には法律学部や経済学部などがあり、聴講生として授業に参加している人もいます。
過去にグアナファト大学に留学した留学生は、
- グアナファト大学付属の語学学校での留学
- グアナファト大学の学部留学
- インターン
- …etc!!
などなど多くのフィールドで学んでいます。
グアナファト大学の語学学校への留学を考えている人へ

グアナファト大学には言語学部の言語センター“centro de idioma”が設立されており、外国人留学生はそこのスペイン語コースで学習します。
グアナファト大学は日本の多くの大学と提携を結んでおり、留学制度やサポートが充実しています!!
スペイン語のコースはセメスターごとに開催されるコースとは別に、1ヵ月で構成されるコースも設定されており、あなたの留学期間・スタイルに合わせて選ぶことができます。
Centro de Idiomaの留学情報はこちらから!
グアナファト大学の学部への留学を考えている人へ
スペイン語圏に留学したい、語学留学じゃなくて学部で勉強したい、でも交換留学の制度がない、そんな人にグアナファト大学に学部留学する方法をご紹介します!
もちろん社会人の方もこの方法で留学できます!
今回は4年間グアナファト大学に通って卒業する訳ではなく、半年や1年通うことを想定しています。
ここではestudio libreと呼ばれます。
そのため、学部を修了することはできませんが、学部の授業を受けることができます。
グアナファト大学の留学情報はこちらから!
私は先程学部留学をしていたと言いましたが、その記事をまとめてみました。
私が通っていたのは、 División de Ciencias Sociales y Humanidades(人間社会科学部) とよばれるところ。
実は日本人が学ぶグアナファト大学付属の語学学校 centro de idioma、また、メキシコ人が外国語を学ぶCAADIと呼ばれる施設もこの人間社会科学部に所属する施設なのです!
人間社会学部は平たく言うと、ご想像の通り、社会学部で、その他に言語などを学ぶことができる学部です。
この人間社会学部の中にも複数の学部があります。
日本で言語学を専攻していた私は自然と人間社会学部の中の学科で学んでいました。
今回ご紹介するのは、LEESとLEIと呼ばれる学科。学部留学の記事をご覧ください。
そしてそして…まだあります!
そもそもグアナファトと決めているわけではなく、まだ悩んでいるあなた。
そんなあなたはこちらの記事をご覧ください。
北はグアダラハラ、南はオアハカ、もちろんメキシコシティも。過去~現在まで日本人留学生が学んでいる学校の大半をまとめました。
どんな大学・語学学校に学んでいるのか、気になる人はぜひご覧ください。
メキシコの留学校のまとめ
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